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「ブレない、をしっかり続けていく」大槻 毅監督(定例会見 8/28)

8月28日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(前節のヴィッセル神戸戦の後、オフを挟んでから3日のトレーニングを行って明日の大分トリニータ戦に臨むことになるが、引き続き猛暑が続く中、選手たちの状態はどうか?)
「引き続き継続してきたことに取り組んでいますし、選手もケガで外れたりする選手もいますが、戻ってくる選手もいます。また、選手が(期限付き移籍で)少し減りましたので、少し気は使わなければいけないですが、選手たちもやってくれていますので、いい状態だと思っています」

(特に第9節で名古屋グランパスに敗れて以降、前の試合の反省を生かした結果や内容を見せられていると思う。結果として敗れた神戸戦も内容はそうだったと思うが、神戸戦で積み上げられたと思うことはなにか?)
「神戸戦が終わってから選手と一緒に過ごした時間で積み上げたものが明日の試合で表現できればいいと思いますし、トレーニングの中ではそういったことにトライしています。しっかりとゲームで発揮できるようにがんばりたいと思います」

(神戸戦の後の会見で「ボールを持てる時間があったときに、最終列と中列の間のところでもう少し質のあるプレーをしたかった」と話していたと思うが、その点は監督が話す『幹』と『枝葉』では枝葉のようにも感じるし、幹のようでもある。監督の捉え方、トライの仕方はどういう位置づけなのか?)
「幹か枝葉かということでは、どちらかと言うと幹の部分だと思います。急にここ何週間で言っていることでもないですし、シーズンが始まってキャンプから言い続けてやってきていることですので、その質がどう上がっていくかということだと思います。継続して取り組んでいますし、トレーニングの中にも必ずある要素だと思っています」

(「選手が少し減った」という話もあったが、ファブリシオ選手とマウリシオ選手はチームに何を還元して、どんな影響を与えてくれたのか?)
「浦和レッズのために本当にプロフェッショナルな姿勢を貫いてくれていました。昨年もACL(AFCチャンピオンズリーグ)で非常に重要なゴールを決めたり、クラブにいろいろなものをもたらしてきてくれた2人だと思っています。非常に感謝しています。彼ら2人が新たな地で活躍することを心から願っています」

(継続という話が出たが、継続していく中で監督の目から見てスキルが上がってきたと思うところと、ここはまだまだ完成するには時間が掛かりそうだと思うところは?)
「何をもって完成とするかはわかりませんが、生き物なので、それぞれ試合を通じていい面が出たり、それを拾っていきたいというところはあります。中でも我々が前に出ていくところ、『主体的な』と言う言葉を使っていますが、相手がいるので全部はできないものの、守備でもしっかりと狙いをもって前に出ていくところやボールを奪った後の姿勢は継続してやってきました。もっと高めていきたいと思っています。キャンプからやり方を積み上げてきている中で一度、針は振り切った方がいいと思っています。そういう姿勢で今もやり続けていますし、サッカーは必要なことが一つ二つだけでできるわけではありません。

そういう意味では自分たちが目指すスタイルどうこうだけですべてが解決するとは思っていません。すべてのことに対してアプローチしていかなければいけませんが、その割合やバランスに関してはしっかりと考えてやってきたつもりです。その部分で、自分たちがやりたいと思ってきたことだけでは済まない部分を少しずつ積み上げる作業はしなければいけませんし、ゲームが終わった後に積み上がってくるというのはそういうところだと思っています。

ただ、その考えやスタンスはこれまでずっと続けてきたことですので、それを継続してやっていくことが近道だと思っています。サッカーのスタイル、やり方、試合における進め方はいろいろな人のそれぞれの見方があると思いますが、それを表現するための取り組み、トレーニングでやり続けることに関しては近道もないですし、必勝法みたいなものもないと思います。しっかりと共有して選手といい時間、質の高い時間を過ごすことを目標にしてこれからもやっていきたいなと思っています」

(共有する部分も浸透してきているし、選手の距離感や判断力もよくなっている。それを結果につなげる作業は難しいと思うが、それでも主体的にやっていくために必要だと思うことは何か?)
「僕自身は選手ともやり方や姿勢、一緒にやっていく部分で大事なことは、ブレないことだと思っていますし、結果は必ず求めなければいけません。それは絶対です。ただし、結果に向かう姿勢もブレずにやりながら、今やっていることもブレずにやる。その『ブレない』ということをしっかり続けていきたいと思っています」

(荻原拓也選手がアルビレックス新潟に期限付き移籍したが、監督からはどんな言葉を掛けたのか?また、荻原選手にはどんな選手になってほしいと思っているのか?)
「荻原選手に掛けた言葉は2人の秘密にしたいと思います。2人で共有すればいいかなと思っています。どんな選手になってほしいかということについては、勝利をもってこられたり、チームに自分のパワーを還元できる選手になってほしいと思っています。非常にいいキャラクターなので愛されるべき選手だと思っていますし、出場機会を得て、たくさんの応援を背負ってプレーしてほしいなと思っています」

(大分の印象や大分戦でポイントになりそうなことはどんなことか?)
「大分は再開してからメンバーが徐々に固定されて、やっていることが明確になってきていると思います。粘り強い守備も戻ってきていますし、いい状態で埼玉に来るチームだと思っています」

(先日、政府からの発表を受け、途中で変更があるかもしれないということだったがJリーグも上限5000人という今の態勢を9月いっぱいまで延長することを決めた。その決定を聞いて監督はどう感じたか?)
「2つのことを考えました。1つは、ファン・サポーターのみなさんにたくさん来て応援していただきたいという思いが強いので、その機会がまた延びてしまったことは残念には思っています。もう1つは、その決定に伴い、経営的なことはJリーグ全体、Jのクラブに影響を及ぼすことだと思っています。入場者数が増えないということに関しては社会情勢上、仕方のないとことだとは思いながらも、そういったことを頭の中では考えました」

(Jリーグが再開してほぼ2ヵ月が経ち、クラブ単位でスタッフや選手に新型コロナウイルスの陽性者が何人か出ているが、スタジアムが由来になったという話は聞いていない。非常に厳しい対策を2ヵ月やってきたが、スタジアム由来の陽性者が出ていないことについてはどう思っているか?)
「もちろん今は人数制限をしていることもありますし、スタジアムのみなさんもそうですが、いろいろな規制が掛かっている状況というのは、感染防止には一定の成果が出ていることだと認識しています。もちろん公共交通機関、スタジアムに集まる手段を含めて、いろいろなことを想定してJリーグや新型コロナウイルスの対策会議で話し合いがされていると思いますが、そうは言っても何が起こるかはわからないので、常日ごろから個人ベースでいろいろなことに注意することはこれまでよりも一層高い意識を持って臨まなければならないのかなと思っています。反面、スタジアムに来ていただいて応援していただけることは我々に取って大きな励みであり喜びですので、2つの思いが頭の中で葛藤しているような状態ではあります」

(興梠慎三選手のJ1通算150ゴールが待ち望まれているが、神戸戦でもターンして左足のシュートやGKと1対1のシーンなど体のキレは問題ないように感じる。それでもなかなか本調子に戻り切れていないのは監督としてどう思っているか?)
「慎三の150ゴールは僕も待っています。早く取ってもらえればうれしいなと思っています。横浜FC戦で負傷して少し離れている時期があったので、負傷を治癒することとそこからコンディションを上げていく時間が必要だったことは間違いありません。ただ、おっしゃられたように前の試合でもしっかりプレーしてくれましたし、近いうちに取ってくれるのではないかという期待を僕自身も持っています」

(攻撃陣だとレオナルド選手の存在感が大きいと思うが、興梠選手とレオナルド選手を並べる際に役割を決めているのか?)
「慎三とレオもありますし、またこの前の試合でしたらレオと武藤(雄樹)が並んでいたりしますが、やらなきゃいけないベースの仕事はそれぞれにありますし、色が出せる部分は違うので、2人の組み合わせによってこういう役割でいこうということは当然、表現されるものはあります。こちらでこういうことを要求しているよ、期待しているよということは伝えます」

「大原にもだいぶとんぼが飛んでいます。暑い日が続いていますが、秋が少しずつ近づいてきているのかなと思っています。みなさんも体調の変化に気をつけていただいて、また明日よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ブレない、をしっかり続けていく」大槻 毅監督(定例会見 8/28)

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