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「我々がやることにフォーカスして試合に向かっていく」大槻 毅監督(定例会見 8/21)

8月21日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

(連勝したことや暑熱下での移動を伴う連戦などプラスの面やマイナスの面がさまざまあると思うが、大槻監督から見て現在の選手たちの状況はどうか?)
「まだ試合から48時間経っていないので回復の過程を見ているところです」

(前節のガンバ大阪から継続したいこと、改善したいことはそれぞれどんなことか?)
「毎試合勝ち点は取りたいですよね、もちろん。内容に関しては、なかなか安定して毎試合出るかというとそうでもないですし、サッカーは相手がいるので自分たちがやりたいことをやらせてくれる相手だったらいつも簡単ですがそうではありません。相手のことをしっかりリスペクトはしますが、あまりそこに重きを置かないように、自分たちに重きを置いてやろうということは続けていきたいなと思います」

(G大阪戦はその前に課題に挙げていたゲームコントロールが非常によくできていたと感じるが、大槻監督はどう感じているか?)
「展開としても良かったですし、追加点がいい時間で取れたことに関しては良かったと思います。一つすごいゴールが決められたということもありましたが、しっかりと落ち着いてやってくれたのでありがたかったなという感想を持っています」

(前からはめ込んでいくことと4-4-2でブロックを引く守備の判断やコンパクトさもよかったと思うが、どんなところその要因があったのか?)
「一つ一つの判断がよくなってきているということもあります。前線は『スイッチを入れろ』ということは言っていますし、まず前線が行くということは話しています。行かないという判断はせずにとにかく行くということです。行けないときにどうするかというのは共有しましょうという話はしているので、そういうところがもっともっとよくなればいいなと思いながら見ています」

(次のヴィッセル神戸戦もそういう部分が出て主体的なサッカーができれば最高だと思うが?)
「どんな形であれ最終的に勝ち点をしっかり取って、ホームのみなさんに喜んでもらえるようにがんばりたいと思います」

(16日にオフィシャルサイトに「土田SDが伝える浦和レッズの今」という文章が掲載されたが、土田尚史スポーツダイレクターは「ブレずにやっていく」ということだと思うが、3年計画の中で内容と結果のバランスを気にしている人が多いと思う。試合を進めながらの手応えはシーズン開幕前とは異なると思うが、その辺りについてどう考えているか?)
「3年計画の1年目という大事な1年を任された、という話は以前にもしたと思いますし、そういった責任は非常に大きく感じて仕事に取り組んでいるつもりです。ただ、その1年目が始まったときの状況と今の状況は、世界的な状況も含めて大きく変わりました。その中で我々は浦和レッズとして大きな期待を掛けていただいているクラブですので、そこに対する責任はもちろん成績という部分にも関わってくると思っています。

また、クラブはシーズン開幕当初にACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場ならびに得失点差プラス2桁という目標を掲げ、再開時にもそれは曲げないということをきちんと言っていますので、3年計画の1年目で目指すところと、そういった結果のところで目指すところが2つ示されているというところがあります。なので、片方だけを見て『こうですよね』ということは僕は言えないと思っています。両方をきちんと目指しながら進めていかなければいけないなと思います。なぜなら、クラブが両方を目標として掲げているわけですから、その責任をしっかりと感じながら仕事を進めたいなと思っています。

現状に関しては次の試合でリーグの約3分の1が終わります。試合が進むにつれて成績ならびに内容に関してもみなさんよくご覧になっているので、いろいろなことをお声掛けいただいたり、メディアを通して世間の人たちに伝わっていく部分もあります。少しでもいい情報、いいニュースがレッズを応援する人たちに伝わるような内容や成果を目指して毎日やりたいと思っています」

(年間を始めるにあたって「こういうことができるチームにしていきたい」と考えていたものと今できることは違うと思うが、その差が課題であったり伸びしろであったりすると思う。そういう点についてサッカーの内容ではどういうことを感じているか?)
「今年の最初に目標を掲げた時点ではスケジュールで言うとオリンピックがあり、それまでにリーグ戦21試合が終わる予定でした。2月から始まるスケジュールで『それであればこういったサッカーでそこに取り組みましょう』という絵は描いて臨みますが、それが今このスケジュールや試合の間隔、そして試合が始まった時期ですね、現状は特に暑熱下であったり、そういった状況でまだ11試合しかリーグが終わっていません。

そういうところで言うと、初めに掲げた目標と今やっているサッカーの環境が大きく変わってしまっているので、暑熱の中でどうやるかというところも含めてやりながら適応していかなければいけません。時期的なことで言うと8月下旬でもう9月が見えていますが、まだ11試合しか戦えていません。そういうこともあり、『最初の目標設定と今はどうですか』という質問にはなかなか答えづらいところもあるなというのが本音です。

再開時に暑いことはわかっていましたし、2月に表現しようとして思っていたアグレッシブな戦いを表現する場面は増やしたいですが、環境がなかなか許さないところもあります。その回数は増やしていきたいですし、やるたびに賢くみんなで意識を統一して向かうようなところになっていくのかなと思います」

(サンフレッチェ広島戦、G大阪戦と宇賀神友弥選手、武藤雄樹選手、槙野智章選手がスタメン出場を続けたが、特に宇賀神選手や武藤選手はチームをうまく回せる選手だと思う。彼らが見せている価値や役割についてはどう感じているか?)
「武藤と宇賀神に関しては今年の立ち上げのところからケガがあってトレーニングができませんでした。3月末の時点でようやく帰ってきたくらいでしたから、チームとしてトレーニングができないような状態になった中で、彼らはその時間を生かして体のコンディションを整えてケガを治し、いい状態でピッチに戻ってきてくれたと思っています。チームの活動をやっている中で彼らがチームのやり方にアジャストしていく過程を見てきましたし、その中での取り組み、姿勢、もちろん彼らが今まで積み上げてきたもの、そういったものすべてが今、生かされているのだと思います。この後も日程が厳しいので、全員がいいコンディションで臨めないときも出てくると思いますし、以前から言っていますがその中で総力が試されるのではないかと思っています。総力が試されるという意味では、彼らがこの時期にいい状態にもってきてくれて非常に感謝しています」

(次節の対戦相手である神戸にどんなイメージを持っているか? またアンドレス イニエスタ選手が前節でケガをしてしまい3年連続で埼玉スタジアムには来られない可能性があるが、イニエスタ選手がいる神戸と対戦したかった気持ちはあるか?)
「どのチームもそうだと思いますが、メンバーは確定で、『この選手で来るでしょう』みたいなことがわからないのが連戦ではあります。イニエスタ選手だけでなくどの選手が出てくるかわかりませんが、神戸は天皇杯も獲っていますし、いい選手が多いです。もちろんイニエスタ選手が特別な存在であることは誰もがわかっていますが、どの選手が出てきてもしっかり戦える準備をしていきたいと思います。神戸は本当にいいチームだと思います。すばらしいチームだと思います。イニエスタ選手もすばらしい選手だと思います。ただ、我々がやることにフォーカスしてまた試合に向かっていきたいという思いが強いです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「我々がやることにフォーカスして試合に向かっていく」大槻 毅監督(定例会見 8/21)

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