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第7節 vs 横浜FC「2ゴールで3試合ぶりの完封勝利」

26日、浦和レッズはアウェイのニッパツ三ツ沢球技場で明治安田生命J1リーグ 第7節 横浜FC戦に臨んだ。

前半から多くのチャンスを作ったレッズは後半の立ち上がりにレオナルド、終了間際にエヴェルトンがゴールを決め、2-0で勝利した。

4日前の柏レイソル戦から先発を5人代えたレッズは、前半から多くのチャンスを作っていった。9分にはシュートは打ちきれなかったが相手ペナルティーエリア内で鮮やかなパス回しを見せ、15分には山中亮輔、20分には4試合ぶりの先発出場で右サイドに入った柏木陽介がミドルシュートを放つ。枠を捉えきれない、または相手GKのセーブに阻まれたが、積極的にゴールを狙った。

29分には相手陣内に入ったところでボールを奪ったレオナルドがそのままロングシュートを放ったが、GKの頭を越えながらもわずかに枠の左に外れた。

37分には右サイドの柏木から中央にパスが送られると山中が強烈なミドルシュート。入ってもおかしくなかったシュートは相手GKに弾かれる。さらにこぼれ球を拾ったレオナルドが関根とパス交換をしてペナルティーエリアからゴールを狙ったが、今度は相手DFのブロックに阻まれた。44分にはペナルティーエリア付近でのパス回しで相手を崩しつつ、レオナルドが巧みな動きで相手をかわしながらシュートを放ったが、DFにブロックされた。

攻撃的な姿勢を崩さなかったレッズは52分、ついに試合の均衡を破った。柏木のパスを受けた関根貴大がスルーパス。相手ディフェンスラインの裏に抜け出したレオナルドがGKを確認しながら左足で冷静にゴール右に流し込んだ。

先制後のレッズは高い位置でプレッシングをかけつつ、自陣にボールを運ばれた際にはしっかりブロックを作りながら、プレッシャーをかける主体的な守備で横浜FCにチャンスらしいチャンスを作らせない。今シーズン初の先発となった槙野智章、6試合ぶりかつ再開後初先発となった鈴木大輔のセンターバックコンビも集中を切らさなかった。

61分には興梠慎三が負傷交代するアクシンデントもあったが、代わって入った杉本健勇も積極的に攻撃に絡んでいく。66分にはレオナルドのポストプレーから杉本がボールを持ち運んでリターンパスを出すと、レオナルドがシュート。71分には左サイドの関根のドリブルを起点としつつ、杉本や山中も絡みながら最後は関根が鋭いシュート。77分にはペナルティーエリア左から杉本が放ったシュートはクロスバーに直撃。1点を守るだけではなく2点目を取る姿勢も見せ続けた。

アディショナルタイムには横浜FCの武田英二郎にゴール前からシュートを放たれたが、ボールは枠を外れ、逆にアディショナルタイム3分、高い位置で相手のミスから杉本がボールを奪うと、途中出場の柴戸 海がペナルティーエリア左から上げたクロスをエヴェルトンが頭で押し込み追加点。試合を決定づけた。

第7節を終えて4勝1分2敗で勝ち点13としたレッズは次節、8月1日(土)19時4分に埼玉スタジアムでキックオフする、引き続き強い制限試合(上限5,000人)となる清水エスパルス戦に臨む。

【槙野智章】
(久々のピッチで先発出場は今シーズン初であり、いろいろな思いを抱えながらの試合だったと思うが?)
「これまでのプロ生活の中でも初めての状況でしたので、自分にとっても考え直すいい時間だったと思いますし、悔しい時間でもありました。出られない期間の中でチームを外から見ることで、自分がやるべきことを整理しました。今日の試合にかける思いも、僕だけではなくて鈴木(大輔)選手、柏木(陽介)選手といったなかなかチャンスがもらえない選手たちと何をしなければいけないのかを考えながらプレーしました。ベテランの意地と言いますか、経験の差が出たプレー、内容だったと思います」

(無失点という結果が出たゲームだったが、今日のレッズの守備陣はどんなところがよく出せたのか?)
「これまでの戦い、そして2連敗している中で外から見たイメージとしては少しチームの中で元気がない、声が少ない、コミュニケーションを取っている姿があまり見受けられませんでした。そこを西川(周作)選手と鈴木大輔選手と中心になって今日は90分間声をかける、我慢するところは我慢する、盛り上げるところは盛り上げる、ということを徹底して試合前に話しました。それを貫くことができたので、難しい時間帯、厳しい時間帯もありましたが、そこで踏ん張ることがレオナルド選手、エヴェルトン選手のゴールにつながったかなと思います」

(前節の柏レイソル戦は声が出ていないと外から見ても感じていたが、その原因はなんだったと思うか?)
「1試合前の柏戦、FC東京戦と2連敗した中で収穫もありましたが、チームとして1失点した後のゲーム運び、選手の表情から『もう1点取りにいく。逆転しにいく』という姿勢が外から見受けられませんでした。そこをどうにか、僕が入ったことで変えられることがあるのではないかと思っていましたので、今日はとにかくピッチの上でそういう雰囲気づくりをすることを徹底して心がけていました」

(メディアがトレーニングを見られる機会は限られているが、19日のトレーニングで大槻 毅監督が槙野選手に声をかけたり指示していた姿がいつもより目立っていた印象だった。槙野選手は常にスタメンで出るつもりで準備していると思うが、出番があると実感できたのはいつごろからだったのか?)
「僕は今年33歳になって、ベテランと言われる歳ではないと思いますが、こういう状況をしっかり理解した上でチームが苦しい時や連戦のとき、自分がやるべきことをしっかり整理していましたし、大槻監督ともコミュニケーションは取れていました。いつ自分が出るか、いつ自分が呼ばれるかということは常に準備していましたし、今日のプレーを見てもらっても分かると思いますが、なかなかゲームのチャンスがもらえない中でもしっかりとプレーできましたし、失点ゼロに抑えることもできました。これまでいろいろな壁を乗り越えてきましたし、いろいろな助けがありました。スタッフ含めチームメートにも助けてもらいましたので、しっかりと自分のミッションをコンプリートすることができたと思います」

(先日、SNSに「槙野はまだ死んどらんぞ!くたばってたまるか」と投稿していたが、公式戦のピッチでそういうプレーを見せることができたか?)
「みなさんに誤解していただきたくないのは、僕が試合に出たいというアピールをしたのではなくて、僕のところにファンの方から毎日毎日『ケガをしたのですか?』というメッセージがものすごく来ていましたので、『ケガはしていませんよ』ということを言わせていただきました。言葉のニュアンスで変にアピールしたと思われても仕方なかったかもしれませんが、自分のやるべきことはピッチで表現できたと思いますし、引き続きチーム全員で乗り切らなければいけませんし、また自分の出番が来るときに100パーセントのコンディションで臨まなければいけないと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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