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「みんなで主体的にやっていく」大槻 毅監督(定例会見 7/24)

7月24日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(柏レイソル戦から二度トレーニングを行い、横浜FC戦の2日前となったが、大槻監督から見てチームの雰囲気はどうか?)
「まだ試合から48時間経っていないので、試合に出ているメンバーはリカバーの段階です。その他のメンバーは通常通りトレーニングを行っています」

(柏戦を終えてから監督から特別な声かけや働きかけなどはあったのか、それとも普段通りに進めているのか?)
「再開してからは試合の間に3日間ありますので、試合のフィードバックをして次の試合の準備をしてトレーニングを組んで前日には試合の準備をして、ということは変わりません。今回もその段階を踏んでいます」

(3連戦で1セットというようなことを話していたと思うが、3連戦の最後になる横浜FC戦に向けての意気込みは?)
「毎試合きちんと選手とも準備をしているつもりです。今回もまた試合が来ることを喜ばしいことだと思っていますし、選手と準備したものをしっかりと出す、そのための毎日のトレーニングだと思っています。その1日1日を大切にしてみんなでやっていきたいと思っています。それはこれからもそうですし、これからも変わらずにやっていきたいと思います」

(柏戦の前半に関根貴大選手などが広い範囲でボールを受けるような動きがあったと思うが、ハーフタイムの指示で「動きすぎずにやっていこう」というコメントを見たので動きすぎない方がいいのかと捉えた。実際にはどうだったのか?)
「立ち位置を取るところをしっかり取りましょうということです。レイソルさんは相手に応じてシステムを変えたりすることがあるので、試合の前の準備でもいくつか考えなければいけないのですが、ピッチで想定の範囲で起こっている中できちっといるべき場所にスムーズにいるようなことを求めました。『関根選手が』など個人的な誰かがということではありません。全体として、グループとしてそれをしっかりとやりましょうね、ということです」

(これまでのスタメンの選手名を並べてみると、後方の選手はほとんど固定されていて、前線の選手は入れ替えながら戦っている印象だが、そこにはどういう意図や事情があるのか?)
「僕の頭の内部でいろいろなことを考えながらその時その時で、いつも言っていますが、選手のコンディション、相手のやりたいこと、僕らのやれること、でメンバーを選んでいるつもりです。当然、これからもメンバーは代わっていきますし、そのための準備を今日もしています。そういった(後方がほとんど固定されて前線が入れ替わっている)ことがあることは6試合のメンバー表を見たら言えると思いますが、これからの試合でもそれが当てはまるとは思いませんし、さらに多くの選手が試合に絡んでいくことになるでしょう。それは間違いないことです」

(試合のフィードバックという話があったが、連敗中とはいえ悲観する状況ではないと思う。常々「いい部分を拾い上げていきたい」ということをおっしゃっていると思うが、柏戦でもゴールへの推進力など良い部分はあったと思う。横浜FC戦から表現していきたいことはどんなことか?)
「ここまで中断期間はありましたが、チームを立ち上げたときから『主体的に』という言葉を使ってやってきました。相手との兼ね合いもあるのでその時間が多かったり少なかったりすると思いますが、それが目指していきたいところです。攻撃のところで、守備のところで、と分かれるのではなく、攻守が関わりながら、お互いが関わりながら守備のところから攻撃に変わっていくところで起こり得る現象をしっかりと自分たちから作り上げたいですし、攻撃から守備に切り替わってどういうふうな守備から入るかということも主体的にやりたいと思っています。だから表面上で『攻撃が』というだけで区切って表現されない部分をみんなで主体的にやっていきたいという思いが強いです」

(横浜FCには浦和ユース時代の教え子の松尾佑介選手がいる。大学進学を勧めたのも大槻監督だと聞いているが、大学で特別指定選手になってJ1昇格に貢献し、今シーズンもスタメン出場している。彼の成長をどう見ているか?)
「たぶん、昨日、あいつ誕生日なんですよね。横浜FCで去年ああいうふうに活躍してくれたことを非常に喜んでいます。一緒に時間を過ごした選手と対戦相手として会えること、これまでもいろいろなチームにいろいろな選手がいましたが、それも1つの大きな楽しみとしてやりたいと思っています。楽しみです。非常に良くなっています」

(ユース時代から変わったことはあるか?)
「元々良い選手でしたが、体の強さなどベースができてきて良いプレーができるようになってきたのかなと思って見ています」

(月曜日に観客数の制限緩和が見送られることが決まって元に戻っていくステップが停滞することになったが、そのことは練習や日々のチームマネジメントにどれくらい影響するものなのか?)
「現場でサッカーの準備をするところ、試合に対しての準備するところに関してはこれまで通りだと思っています。ただ、選手もスタジアムでファン・サポーターや見に来てくれる人が入ることを大きなパワーと捉えていますし、そういったことは頭の中にはあるんだろうなと。今は埼玉も含め首都圏では新型コロナウイルスに関する数字は増加していますから、クラブスタッフとともにもう一度、注意喚起をして、我々自身もまた引き締めてやりましょうという話はありました」

(Jリーグやプロ野球は大規模イベントが復活していく最先端にあると思う。その動向を社会もいろいろな関係者も見守っていると思うが、そういう責任があるから一般の方よりも気をつけないといけないという自覚も大槻監督をはじめスタッフのみなさんにはあるのか?)
「クラブで決めたルールもしっかりとありますし、行動記録や日々の体調管理の記録、また未だにクラブハウスの中ではゾーニングが行われていますし、プロトコルはしっかり作成されています。なおかつそれはみんなで協力して守っていくことだと思います。コロナ禍の前のようにサッカーに集中して、ということだけではなくて、社会の一員としていろいろな行動をきちんとしなければいけません。当たり前のことですが、そういったことはみんなで継続してやっています」

(柏戦では柴戸 海選手と武藤雄樹選手が同じスペースを感じ合って良いパスが出てチャンスになるシーンが多かったのが印象的だった。これは選手の個性の響き合いだと思うが、監督のマネジメントとして個性を生かすように背中を押してあげるなど意識していることはあるのか?)
「今の『個性の響き合い』という表現はすごく良い言葉ですね。すごく良い言葉をいただいたと思います。組み合わせのようなものは考えてはいます。それは同じポジションの組み合せ、前後の組み合わせ、左右の組み合わせ、2人だけではなくて3人や横一列の組み合わせ、というのはいつも考えています。今言われたように、みんなでやる中で個性を出してもらいたいですし、チームでゲームのプレーのモデルを共有していますが、そのタスクの中で入った選手ができることで色をつけてほしいとすごく思っています。今おっしゃったように組み合わせの良いところが出てくることは喜ばしいことだと思っていますし、目指したいところだと思っています」

(横浜FCの印象は?)
「育成のころにシモさん(下平隆宏監督)とは試合をたくさんやらせてもらいましたし、いろいろな話もしてきた指導者だと思っています。チームとしても非常にコレクティブにみんなで方向がまとまった良いチームだと思っています」

(下平監督にライバル意識のようなものはあるか?)
「そういうものはないです(笑)」

(横浜FCには大槻監督よりも年長の三浦知良選手がいるが、いちサッカー人としてどう見られているのか?)
「本当に僕だけじゃないと思いますが、日本中のサッカーに関わっている方が尊敬するプレーヤーだと思います。現役の選手も含めてそういったものを今まで積み上げてこられた方だし、未だにそこを目指すべき存在であるような選手だと思います。僕が言うのもおこがましいぐらいの方だと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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