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「1試合ずつ決勝のように、最大のパフォーマンスを出しながら戦うことが重要」

9月16日にオンラインで行われた会見でのコメント

(前節のセレッソ大阪戦から中2日で非常にタフな湘南ベルマーレと戦わなければいけないが、どのようにチームをマネジメントしているのか?)
「前節は少し疲れがあったかもしれません。C大阪がブロックを形成して守備をしているところで、個で解決するような場面はありませんでした。新型コロナウイルス感染症の影響があったり、状態が上がっていない選手がいたり、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の連戦に出場し続けて少し疲れていることもあったかもしれません。メンバーをある程度固定するとこういうことが起こると予想はしていましたが、パフォーマンスの低下やフレッシュさが足りないということはあったと思います。次に向けてはいろいろと対策を練っていきたいと思いますが、同時にしっかりと戦えるチームを準備していきたいと思っています」

(柏レイソル戦でいいパフォーマンスをした選手たちをほとんどそのままC大阪戦に送り込んだ一方、システムを変えたところがあったと思うが、どんな狙いがあったのか?)
「C大阪は相手をしっかりと分析するチームですので、少しサプライズ的な要素になるように変えました。同じ選手たちで別のバリエーションを使ったということです。しかし、立ち上がりはビルドアップが少しやりにくかったので、途中で戻しました」

(選手の立ち位置を変えたことによって動きがスムーズにいかなかったのか?)
「もしかしたらそうかもしれません。また同時にC大阪がスペースを空けないディフェンスをしてきましたので、相手の守備が機能したとも言えます。選手によってはあまり状態がよくないということもあったかもしれませんが、ポジショナルプレーを考えたときに、これでできると思ってピッチに送り込みましたが、もしかしたら最適ではなかったかもしれません。少しやりにくそうだったので、後に戻しました」

(湘南の印象と勝敗のポイントになりそうなことは?)
「湘南が非常にハードワークする、しっかりと走るという意味ではセレッソと似ているチームであり、いい印象を持っています。非常に難しいアウェイゲームになると思います。あのスタジアムでは最近でも川崎フロンターレが負けたりしています。しっかりとトレーニングされたチームとの戦いになりますので、このタフな試合をシーズンの終盤でしっかりと戦いたいと思います」

(C大阪のようにコンパクトなブロックを組んで守ってくる相手を崩すのは世界中のチームが苦労すると思うが、そういうスタンスで戦うチームを崩してゴールを取るためにはどういうところを成長させなければいけないと感じているか?)
「まず選手個人として、それぞれがフレッシュでシャープな状態になっていることが重要だと思います。C大阪戦は1対1の戦いなどで少し物足りなさがありました。チームとして実行するコンセプトの部分は、次のルヴァンカップでの対戦については私の中ではイメージはあります。ここでは多くは言えませんが考えています。また、ボールを持ったときはテンポよく動かすことも必要だと思います」

(明日は湘南と対戦し、11月にはアビスパ福岡との試合もあるが、残留が決まっておらず追い込まれているチームと対戦するときに大事になることについてどう考えているか?)
「このような試合は世界中どのようなリーグでも難しい試合になります。人間ですから、生き残るための生存本能があり、プラスアルファの力が出る状況でもありますので、ハードな試合を想定しています。我々も敗戦の後ですから、しっかりと勝利を収められるようにしたいです。自信を持って戦い、勝利を収め、いい状態でルヴァンカップに挑みたい」

(ブライアン リンセン選手はどれくらいの強度でトレーニングできているのか?明日の試合で起用できるような状況なのか?)
「良くなってきています。トレーニングにも部分合流していて、狭いエリアなどのトレーニングには参加していますし、そこでは強度も出ていると思います。筋肉系の大きな怪我でしたので、慎重にいかなければ部分もありますが、今度はさらに長い距離を走ったり、大きなエリアでのゲームをプレーしたりするところを見て、判断していきたいと思います。私たちも同じように、いつゲームに復帰できるかといつも聞いていますが、まだ経過を見守りながら今後が決まっていくという状況です」

(すでに発表されている新型コロナウイルス感染症で陽性判定が出た選手たちは全員復帰したと考えていいのか?)
「はい」

(湘南戦はベストに近いメンバーを組むことができそうなのか?)
「チーム内で非常に激しいポジション争いがありますが、ベストな布陣は選手の状態や時期によって変わってくるものです。今はこのメンバーがベストだと思っているものも、少し時間が経つと変わっているかもしれません。現状では連戦で疲れている選手もいたり、新型コロナウイルスに感染して隔離明けでこれからコンディションを上げなければいけない選手もいたりして、状態に差があります。ですので、少し休ませた方がいい選手、スイッチを入れなければいけない選手というふうにさまざまな状況がありますが、その組み合わせでできるだけ高いレベルのチームを編成して明日の試合に挑み、ルヴァンカップも同じように高いレベルで戦えるようにしたいと思っています」

(アレクサンダー ショルツ選手は最終ラインでコンビを組む選手が入れ替わる状況で、外国籍選手でありながら守備の中心を担っているが、彼のすごさはどんなところにあるのか?)
「非常に重要な選手です。ビルドアップもしっかりと行っていますし、ゲームを理解してプレーしています。球際などでもしっかりと勝っていて、浦和レッズで非常にいい選手というだけではなく、Jリーグでも最高レベルの選手だと思っています」

(前節のC大阪戦は相手の守備を崩しきれなかった一方、失点シーン以外はチャンスをつくらせず、相手のカウンターにも対応できていたと思うが、守備についてはどう評価しているか?)
「そのとおりです。稚拙な失点になってしまいましたが、その失点のみだったと思います。ただ、そこで得点を決めて力を得たC大阪は、得意な守備を実行して我々に勝利しました。1つのミスの代償が非常に大きかった試合です。我々の攻撃もあまりシャープではありませんでしたので、0-0で終わっていてもおかしくない試合だったと思います。負けることによって上位との勝ち点差が開いてしまいました。終盤に相手がクロスバーに当てる場面もありましたが、それ以外に危険な場面はつくられなかったと思います」

(リカルド監督が就任した昨季の序盤は試合中に選手たちの頭がパンクしているように見えたが、2年近くが経った今、選手たちの思考や判断の成長についてどう感じているか?)
「今年は非常に好調な後、新型コロナウイルス感染者の陽性者が多く出るという状況が2回ありました。FUJIFILM SUPER CUPで川崎に勝利した後と、ACLで決勝進出を決めた後です。その影響は非常に大きいと思います。私自身も感染したので分かりますが、復帰した後も体がうまく動かない、連動しないと感じることがあります。ただ、そういうことがありながらも、技術的、戦術的にチームは成長していると思います。特にACLのときはスタートする11人、そしてフィニッシュする11人、全員が非常にいいプレーをしてくれたと思います。柏戦も内容は良かったですが、C大阪戦ではそれが出せませんでした。C大阪がよかったという試合でもあったと思います。最高の状態ではない選手が何人かいますので、8月とは少し違った状況ではあります」

(今季は連勝が少ないと感じるが、いい流れになったときに負けるような状況がある。J1リーグは残り6試合だが、どのように6連勝していきたいか?)
「1試合ずつ決勝のように、最大のパフォーマンスを出しながら戦うことが重要になってくると思います。選手のコンディションを見ますと、8月のような状態に戻すことが望ましいですが、チームとしてどういうプレーをするかというイメージはあると思います。3連勝のときに振る舞っていたうなぎが確かに今年は少ないですね」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「1試合ずつ決勝のように、最大のパフォーマンスを出しながら戦うことが重要」

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