NEWS

Web Little Diamonds vol.25

21日、浦和レッズはさいたま市にあるレッズランドでジュニアチームのセレクションを実施した。この日は小学3年生・4年生を対象とした1次選考が行われ、レッズジュニアでのプレーを希望する約150名が参加した。





レッズがジュニアチームのセレクションを行うのは、今年で3回目。こうした取り組みの意図について、実際に現場を統括する強化部の大槻 毅育成ダイレクターは、トップチームに昇格し、活躍する人材の早期発掘を一番としつつも、「この地域のより良い選手たちに、よりよい環境やプログラムを提供したい」と、もう1つの意義である地域貢献についても言及した。

「子供たちには、サッカーが楽しいものであると知ってほしいと思っています。ボールを蹴ること、仲間と試合を通じて何かを共有する楽しさや喜びを知ることは、子供たちにとって本当に大事なことであり、そうした場に我々が携われることは本当に幸せなことです。このセレクションや5月に行いましたレッズランドカップなども含め、我々は子供たちにサッカーを通じていろいろなことを経験できる場を提供していきたいのです」

学年ごとに行われたセレクションでのメニューは、リフティング、パス&コントロール、ドリブル、ロングキック、ミニゲーム、走力測定。子供たちは4分割された人工芝ピッチで5人1組毎のチームに分けられ、各コーチの指示の下でプレーをしていく。







そしてセレクションが実施された約1時間の大半が割り当てられたGKがない形でのミニゲームでは、それぞれが必死になってボールを追いかけ、コーチ陣も好プレーには「ナイス!」と声をかけつつ、真剣な眼差しで子供たちのプレーを見守っていた。






また、最初のうちは黙々とプレーをしていた子供たちも、次第に「ナイスシュート」「ドンマイ」「前、前」など、チームメイト同士で声を掛け合うようになり、自分たちが休憩をするときにはチームメイト同士で輪になって話をしたり、ボール回しをしながらコミュニケーションを図ったりするという光景も見られた。



ジュニアチームの工藤輝央コーチはセレクションのポイントについて、このように語る。

「3年生や4年生という年代ではまだこれからという部分も多いですから、まずは技術やスピード、洞察力など、秀でているものに注目をしています。また、集団の中でのリーダーシップやコミュニケーション能力というところもチェックをしています。セレクションでは、普段やって来たことや自分の得意なところを思い切りアピールしてほしいですね」

セレクションの最後には、ジュニアチームの村松 浩アドバイザーから子供たちに「みんな一生懸命やってくれたと思うし、セレクションの結果がどうであれ、まだまだみんなのサッカー人生は長い。これからも常に高い志を持って、サッカーを楽しんでください」という言葉が送られ、子供たちも「はい!」と元気よく返事をしてセレクションは終了した。



セレクションの結果は後日オフィシャルサイト上で発表、合格者による2次選考は10月6日(月)レッズランドでの実施が予定されている。(了)

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • チケットぴあ