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3年ぶり全国大会へ挑むジュニアユース、15日から1次ラウンド

8月15日(木)から『第28回日本クラブユース選手権(U-15)』が、北海道帯広市などで開幕する。1次ラウンドのリーグ戦3試合を3日間連続で行い、各グループ上位2チームと各グループ3位の中から成績上位8チーム(計32チーム)が決勝トーナメント戦に進出する。大会を前にした大橋浩司監督以下のスタッフ、選手たちの意気込みを紹介する。



●浦和レッズジュニアユースの試合日程
・8月15日(木) 10:00 vsファジアーノ岡山
・8月16日(金) 10:00 vsFC SOUTHERN
・8月17日(土) 10:00 vsガンバ大阪 
会場は北海道河西郡中札内村「中札内交流の杜」内グラウンド
<決勝トーナメント日程>
・8月19日(月) ラウンド32
・8月20日(火) ラウンド16
・8月22日(木) ラウンド8
・8月23日(金) 準決勝
・8月24日(土) 決勝
キックオフ、会場は1次ラウンドの成績により決定

*大会の詳細は、日本クラブユースサッカー連盟のホームページへ。
http://www.jcy.jp/?page_id=3270

関東予選を5位タイで突破
6月22日(土)から始まった関東予選は64チームによるトーナメント戦で行われ、関東からは13チームが全国大会に進んだ。浦和レッズジュニアユースは1回戦から3回戦まで、すべて2点差で勝ち抜き、ベスト8入り。この時点で全国出場が決定した。準々決勝では東京Vジュニアユースに1-3で敗れ、5位タイでの出場となった。

関東予選1回戦
2013年6月22日(土) 13:00・埼玉スタジアム第3グラウンド
浦和レッズジュニアユース 2-0(前半1-0) 横河武蔵野ジュニアユース
<レッズ得点者>萩原大智2

関東予選2回戦
2013年6月29日(土) 13:00・下宿第3グラウンド
浦和レッズジュニアユース 3-1(前半1-0) 柏レイソルTOR82
<レッズ得点者>萩原大智、渡辺陽2

関東予選3回戦
2013年6月30日(日) 13:00・東京ガス深川グラウンド
浦和レッズジュニアユース 3-1(前半1-0) 横浜FCジュニアユース
<レッズ得点者>浅賀祐太、渡辺陽、町田ジェフリー

関東予選準々決勝
2013年7月7日(日) 11:00・東京ガス深川グラウンド
浦和レッズジュニアユース 1-3(前半0-2) 東京ヴェルディジュニアユース
<レッズ得点者>中嶋海登


チームの一体感を出していきたい
浦和レッズジュニアユース 大橋浩司監督



★ふだん戦っている関東リーグと、全国大会の違いをどうお考えですか。
「どのチームも地域を代表して出場しているわけで、全国大会での上位を狙っていますし、それに向けた調整やチーム作りもしてきていると思います。短期的に力が出せるように出来上がっているチームが上位に行くだろうと思われます」

★レッズの場合もふだん重視している育成、ということに加えて「勝つ」ということが大事になりますね。
「そうですね。ふだんの関東リーグでは、プレーの質などをだいぶ要求してきたのですが、今回は個人のプレーの向上に加えて、チームとしての一体感をどれだけ出せるか、ということを、この全国大会でチャレンジしようと選手たちに言って取り組んできました。たとえば7月末から8月にかけて御殿場で合宿も行い、生活を共にしてお互いのコミュニケーションを深めるということをやってきました」

★U-14、U-15年代というのは、個人が短い期間に変化する時期でもありますから、その見極めが重要ですね。
「同じ選手でも自信をつけてプレーするのと、自信をなくしてプレーするのとではパフォーマンスがかなり違ってきます。ですから選手たちが自信を持ってプレーできるような環境を整えるのが大事だと思っています」

★選手に話を聞くと「劣勢になると、消極的になってしまう傾向がある」と言う声が多かったですが、そこはどのように改善していきますか。
「たしかにそれがチームとしても、個人としても課題なんです。まだチームが一つの力になっていないのを感じています。ですから、今回の全国大会を通じてチームの一体感を出そうという狙いはそこにあります。それが培われていくのが楽しみでもあります。とにかく短期決戦の大会ですから、本当にチームが一つにまとまらないと、なかなか結果は出ないと思います。そういうことにチャレンジすることで選手たちの力もつくでしょうし、また新しい課題も見つかってくるでしょう」

★レッズジュニアユースとして3年ぶりの出場ですから、ここで経験を積むことが今後に生きてくるでしょうね。
「そうです。全国大会ではどういう力が大事かというのを、選手たちが経験しておかないとわからない部分があります。勝ち上がるため、苦しい時にいかに頑張るか、状況が悪い時にいかにチームのモチベーションを上げるかなど、そういうことを経験できるのが全国大会なので、やはり全国の場にコマを進めていくことはユース年代にとって必要なことだと思います。今回、2年生も何人か出場することになると思いますが、3年生たちの姿を見て、1年後にはどうなっていないといけないか、ということも感じて欲しいです。それがクラブにとっての財産にもなってくると思います」


何かをつかんで伸びてほしい
安藤智安GKコーチ
◆今年のチームの良さは個々の能力が高いところですが、仲間意識とか周りとの良い関係がもっと出てくれば、さらに良いチームになると思います。北海道での大会に出場するのは初めてですが、きっと緊張すると思うので、どうやって試合に入っていくかが大事だと思います。大会を通じて、何かをつかんで伸びるチームもありますから、ぜひそこに期待したいです。


ピッチ外でどんな準備ができるか
渡辺隆正コーチ
◆全国大会だから何をするというよりも、全国のレベルで試合ができるというのは良いことなので、自分たちは変わらずにやることが一番だと思います。サッカー以外の、たとえば移動などピッチ外で心も体もどんな準備ができるか、というのが大事かな、と思います。


初戦、硬くならないように
金生谷 仁コーチ
◆自分の現役時代の経験でいうと、一番気をつけなければいけないのは初戦です。どうしても硬さが出てしまうので、そこをうまくほぐせれば、と思います。あとは、仲間のためにどれだけできるかが大事になると思います。気持ちの面で、全員が同じ方を向くということを大会期間中にチームのものにしてほしいです。


睡眠や休息の自己管理をしっかり
大澤 真フィジカルトレーナー

◆期間中、共同生活になりますから、睡眠や休息を各自で管理できるように指導したいと思います。そういう部分が原因で思ったよりパフォーマンスが上がらない場合があります。連戦が多く、今まで以上に厳しい戦いになると思いますが、その中でも戦い抜いて勝利するというところを獲得して帰ってきて欲しいと思います。


高いレベルの中で頂点を目指す!
~選手たちの抱負




★レッズジュニアユースがクラブユース選手権に出場するのは3年ぶり。どの選手もレッズジュニアユースでは初めての全国大会となる。攻撃力には多くの選手が自信を持ち、関東予選以降、全国優勝を目指す気概も高まってきたようだ。大会を前にした選手たちの抱負を聞いた。

浅賀祐太(DF・3年)
◆DFライン全般をやっていますが、自分が好きなのは左サイドバックで、ヘディングでの競り合いが得意です。全国から強いチームが集まってくる大会で、チームや自分がどれだけ通用するのか楽しみです。チームは失点した後に立て直せずに崩れるところがありますが、たとえ失点してもみんなで声を出し、勝ちたいという気持ちを前面に出して前向きにプレーしていきたいです。

伊藤敦樹(MF・3年)
◆FWかトップ下のポジションで、バイタルエリアでラストパスを出したり、シュートを打ったりするプレーが得意です。全国大会で自分にどういうことができるかを楽しみにしています。自分の課題としては決定力で、チームの課題はもっと一つにまとまることです。お互いに声を掛け合っていきたいです。

河内渉真(DF・3年)=キャプテン
◆右サイドバックです。コーチングやクロスボールには自信があります。チームを引っ張っていくことを心がけています。関東予選以降限られた時間の中で、みんなが仲間のことをよく見て、しっかり行動できるようになってきたと思います。全国でタイトルを獲るという目標に自分たちがどれだけ挑戦できるかが重要だと思っています。連戦ですが、みんなでハードワークして、乗り切っていきたいです。

川上エドオジョン智慧(FW・3年)
◆去年は関東予選の1回戦で負けてしまったんですが、自分も出ていて、チームのことより自分のことばかり考えていたと思います。今年の関東予選はケガで出ていないんですが、今は治っています。今年はチームみんなで勝っていきたいという気持ちがすごく強いです。チームのためにやることで自分のプレーも生きると思います。左右のサイドハーフをやって、得意なプレーは、DFラインの裏に抜けたりすることです。

轡田 登(FW・3年)
◆DFに入ったときはビルドアップの際に落ち着いてプレーできるようになってきました。縦パスなどは自分の武器だと思っています。FWのときは点を取ることが自分の仕事だと思っています。試合に出たら自信を持ってプレーしたいです。相手チームには知っている選手もいますし、勝つ自信はあります。チームも全国優勝という気持ちが高まってきて、元々の力にプラスされた部分が出てきたと思います。

清水裕太(MF・3年)
◆左サイドハーフかトップ下をやります。相手の間に入ってボールを受け、少ないタッチでボールを回すプレーが得意です。小学生のとき全日本少年大会で準優勝しましたが、全国大会では、周りのプレーのレベルや、一つひとつのプレーの責任感がいつもの試合とは全然違うので、気をつけないといけないです。チームの雰囲気は、ここ最近、練習から声が出るようになって、一体感が増しています。

関 敦也(GK・3年)
◆日本一を目指してやってきたので、そこに向かって頑張ることと、自分たちが全国の中でどれくらいの位置にいるのかが楽しみです。コーチング、シュートストップ、キャッチングに自信があります。チームとして、サッカーの質も徐々に上がってきましたし、私生活とか仲間とのつながりの部分でも少しずつ成長してきていると思います。

関 慎之介(MF・3年)
◆センターバックか左サイドバックで、ロングボールやサイドチェンジが得意です。チームの特長は、誰か不調な選手がいてもみんなでカバーすることで、全員がそうなっていけるように、もっとやっていきたいです。全国大会は連戦ですが、出場したら後のことは考えずに、その試合に全力を出し、みんなと一緒にやれる時間も残り少ないので、一つひとつを大事にしていきたいです。

高橋海翔(DF・3年)
◆センターバックで、身体を張るのが得意です。関東予選以降みんながまとまってきて、試合中に選手同士で話し合うとか、片付けなどもみんなやれるようになってきました。全国のてっぺんを獲るという目標に向けて、みんなが気持ちを統一してきた結果が出ていると思います。どのチームも必死で来ると思いますから、つらい戦いになると思いますが、みんなで乗り越えて頂点に立ちたいと思います。

知久航介(MF・3年)
◆ボランチをやっています。ゲームを落ち着かせることを心がけています。このところ、試合に出るメンバーも出ていないメンバーも、全国優勝するために団結が強まっていると思います。チームの特長は、味方がボールを持ったときに周りが運動量多く追い越していくところですが、相手のプレッシャーが強いとバタバタしてしまうところがあるので落ち着いてやりたいです。

中嶋海登(MF・3年)
◆右サイドハーフをやっています。サイドを突破してクロスを上げたり、切れ込んでシュートを打ったりするのが得意です。負けているときにも声を出して雰囲気を作れるところや、前線から相手を追っていって、勝とうという気持ちを前面に出せるのがチームの長所だと思いますが、今のままでは全国で勝てないと思うので、もっと引き締めてチーム一丸になって取り組んでいきたいです。

萩原大智(FW・3年)
◆FWでドリブルが得意ですが、シュートを決めきることが今の自分の課題です。全国大会が決まって少しチームが緩んでしまった時期もありましたが、みんなで話し合いもしてだいぶ変わってきました。自分が点を取らないといけない、という自覚はあります。全国でもゴールを決められるよう頑張ります。連戦ですが、それを頭において練習してきましたし、特に気にしていません。

平野正人(MF・3年)
◆以前はトップ下やサイドハーフでしたが、最近はボランチをやっています。相手の間に入って、相手が嫌がるところにパスを出したり、DFラインを抜け出したりするのが得意です。全国大会を意識して私生活から変えるようにしてきました。寝る前にイメージトレーニングをしています。全国で自分が点を決めたいと思っています。チーム一丸となって勝利に向かっていきたいです。

町田ジェフリー(FW・3年)
◆得意なのは前線でフィジカルを生かしたポストプレーや、シュートの精度です。関東予選以降、自分が起点になって周りを生かすプレーもできてきたように思います。チームの課題は、負けているときに、最後まで頑張って逆転するという気持ちの強さがまだないと思うので、大会まであと短い時間しかないですが、そこを意識して戦っていきたいです。

松高 遼(MF・3年)
◆ポジションはボランチで、プレーでは自分のところでボールを収めたり、ロングボールでサイドに散らしたりするのが得意です。チームは、先制すると強いんですが、先制されるとそのまま行ってしまうことがあるので、逆転する力をつけたいです。自分もそこで役割を果たさないといけないと思います。日頃できないチームと対戦するのが楽しみです。全国優勝を目指してきたので、そこに向けて頑張ります。

渡辺 陽(DF・3年)
◆左サイドハーフかサイドバックです。ドリブルで中に切れ込んでシュートまで行くのが得意です。全国大会が決まってチームが乱れている時期もありましたが、本気で全国優勝を目指すことでみんながまとまってきてチーム状態は良くなってきました。しかし、まだ走り切れていなかったり、小さなミスでもったいない失点をしてしまったりするところが多いので、そこは改善していきたいです。


菊地泰智(MF・2年)
◆ボランチで、前を向いたときのスルーパスが得意です。このチームは瞬時の状況判断で局面を打開するところがストロングポイントだと思います。関東予選が終わったときにはメンバーに入っていなかったんですが、3年生に交じってやることで自分が成長できると思うので、頑張ります。

シマブク カズヨシ(FW・2年)
◆得意なプレーはドリブルです。この1ヵ月ぐらい周りがよく見えるようになってきて、運動量も増えてきたと思います。3年生の中でやるとやりやすいですが、出場したらミスをしないように頑張ります。全国ではレベルの高いところでやれるのと、みんなと一緒に生活するのが楽しみです。

立川将吾(MF・2年)
◆ボランチで周りをうまく使うプレーが得意です。3年生の試合では、パススピードなどを速くしないといけないので大変ですが、周りがよく動いてくれるので、そこへ良いパスを出せば決めてくれるので、そこはやりやすいです。全国出場が決まってからチームの声も出てきました。体力的にきついときも声を掛け合って乗り越えたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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