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クラブユース選手権 レッズジュニアユースも全国へ
浦和レッズユースに続いて、浦和レッズジュニアユースも夏の日本クラブユース選手権に出場する。
6月26日(土)から行われている第25回日本クラブユース選手権(U-15)関東予選で、レッズジュニアユースは7月3日(土)の2回戦、4日(日)の3回戦を勝ち抜きベスト8に進出。6年連続の全国大会出場を決めた。第25回日本クラブユース選手権(U-15)は8月15日(日)に1次ラウンドが始まり、23日(月)に決勝が行われる。会場は福島県のJヴィレッジ。
<2回戦(7月3日・埼スタ第4グラウンド)>
◆浦和レッズジュニアユース3-0(1-0)横河武蔵野FCジュニアユース
・GK関口亮助、DF細田真也、副島暢人、齋藤一穂、森亮太、MF須藤岳晟、進昂平(80+3分→木所和樹)、條洋介(56分→斎藤翔太)、FW戸嶋祥郎(HT→橋岡和樹)、柳下大樹(61分→清川大輝)、広瀬陸斗(80分→都築洋平)
・レッズ得点者:柳下(25分)、進(77分)、細田(80+2分)
後半37分、決定的な2点目が入る―2回戦(7月3日)
横河武蔵野FCジュニアユースは、これまでの対戦成績が良くない相手。埼スタ第4グラウンドで行われた2回戦でも苦戦した。球際に強く、寄せも速い相手になかなか主導権を握れなかったが、前半25分、左サイドから攻め上がった広瀬陸斗がDFと競り合いながらゴール前にパス。飛び込んだ柳下大樹の、右足を懸命に伸ばしたシュートはGKに触られたが、そのままネットに吸い込まれた。その後多くのチャンスがあったが、シュートが枠に飛ばす前半は1点止まり。
後半、追加点が欲しいレッズだったが、決定的な形になる前に横河武蔵野の強い守備につぶされ、前半ほどチャンスを作れない。1-0のまま、緊張感のある時間が続いたが37分、中盤の競り合いから途中出場の清川大輝がスペースにパス。抜け出した進昂平がしっかりボールをコントロールし待望の2点目を挙げた。ロスタイムには細田真也がミドルシュートを決め3-0で勝ちを収めた。
<3回戦(7月4日・埼スタ第2グラウンド)>
◆浦和レッズジュニアユース9-0(3-0)横須賀シーガルズFC
・GK関口亮助、DF細田真也、副島暢人、齋藤一穂、森亮太(58分→武藤稜)、MF須藤岳晟、進昂平(64分→池永夏月)、條洋介(HT→都築洋平)、FW広瀬陸斗、柳下大樹(35分→中林佑太)、木所和樹(64分→杉本誠)
・レッズ得点者:進3(2分、19分、20分)、木所(48分)、広瀬2(56分、79分)池永2(65分、80分)、中林(80+1分)
最後まで攻撃緩めず9得点で8強入り―3回戦(7月4日)
勝てば全国行きが決まる3回戦の相手は、前日の2回戦でヴェルディSS小山に逆転勝ちした横須賀シーガルズFC。前半3分、エリア内で倒された進がPKを自分で決め、早い先制で試合の主導権を握った。19分には公式戦久しぶりに先発した木所和樹の左クロスから、進が倒れこみながらシュートし2点目。その1分後には、條洋介のDFを越す縦パスに飛び出した進がGKをかわし、最後はスライディングシュート。進が前半だけでハットトリックを達成し、レッズは3-0で折り返した。
後半はさらにゴールラッシュ。この試合、チャンスを多く作っていた木所が8分に右サイドから切れ込み4-0としたのを皮切りに、16分には途中出場の中林佑太の左クロスに広瀬がニアで合わせて5点目。25分には、武藤稜の左クロスを池永夏月がダイビングヘッドで叩き込んだ。武藤、池永はいずれも途中出場で池永はこのシュートがファーストタッチだった。6-0と決定的なスコアになってもレッズは攻撃の手を緩めず、39分に広瀬がこの日2点目。その1分後の40分にも広瀬のシュートがポストに弾かれたこぼれ球を池永が頭で詰めた。更にロスタイムには中林が長いドリブルでGKもかわしてゴール。9-0の大差で関東ベスト8入りした。
選手がお互いを尊重し合っている
チーム全体の力が上がってきた
ジュニアユース 池田伸康U-15監督
◆関東予選は、選手たちがリーグ戦とトーナメント戦の違いというもの、サッカーの怖さがより出てくる大会だということをよく理解していました。
2回戦の相手、横河武蔵野は、個人が非常にうまいチームでした。試合前に、特別な戦術などは伝えておらず、相手のビデオを見せて、自分たちで感じてプレーすることが最高のプレーなんだということを言いました。3年生は何度か対戦していて横河に苦手意識があったと思うのですが、前半1-0で終われたのが良かったです。後半は交代で入った選手が頑張ってくれました。
苦手な相手に勝てて、3回戦で気の緩みが出ることも心配されましたが、この選手たちにそういう懸念は無用でした。ここで勝てば全国、負ければ9位決定戦、という状況は十分わかっていました。そこで前半3-0とリードできたのですが、後半出場した選手たちが点差に関係なく自分を表現する場として、存分にアピールしてくれました。それは僕としても、ぜひ欲しかった部分です。
このチームは、お互いが自分にないものを持っていることを認め合い、尊重し合っています。シーズン当初は試合に出ていて、その後出場できなくなった選手が、ここへ来てまた結果を出すなど、チーム全体の力が上がっていると思います。選手たち自身が「目標は全国優勝」ということを言っていますし、もちろんそれを目指して頑張ります。
細田真也(MF・3年)
★攻撃への絡みが得意なMFでミドルシュートも武器。今季は右サイドバックも務める。
◆全国大会が決まってホッとしています。横河武蔵野戦は押された場面も多かったですが、勝てて良かったです。あそこで負けたら終わりなので緊張して試合に入りました。あんなに緊張したのは初めてです。
今季のチームはみんな元気があって気持ちが強いチームです。右サイドバックに入ってやりにくいところは、逆サイドにボールがあるときに、ボールと同時に自分のサイドの相手もみなくてはいけないことです。楽しいのはオーバーラップしてからのクロスで得点に絡むことです。遠目からのシュートも好きです。
全国大会は、これまで味わったことのない緊張感のようなものがあると思いますし楽しみです。大会までに、苦しいときにもっと声を掛け合えるチームになっていきたいです。
副島暢人(DF・3年)
★ドリブルでの攻撃参加も多いセンターバック。昨年から途中出場で経験を積んだ。
◆関東予選は2つとも落とせない試合で緊張感もありましたが、自分たちの力を出せた場面もあったので良かったです。2回戦の横河武蔵野は中盤の寄せが早いし、うまくつないできて強いチームでした。1-0からなかなか2点目が入りませんでしたが、攻撃の選手を信じて守っていました。
今年のチームはどんな相手にも自分たちの力を100パーセント出せて、チームワークが良いチームです。戦う、ということに関してはみんな気持ちを持っていると思います。
全国大会では、相手に前を向かせない守備で最初から相手をつぶしたいと思います。関東予選は2試合フル出場で少しきつかったので、体力的にもっと上げて、最後まで走りきれるようにしたいです。
広瀬陸斗(FW・3年)
★関東リーグの途中からレギュラーに定着。中盤から前線まで多くのポジションをこなし得点も多い。
◆関東予選を勝ち抜けてうれしいですが、まだ1対1などで負けた場面があるので、そこを良くしていきたいです。横河武蔵野戦では相手が1対1に強くて、あまり自分の良さが出せませんでした。
このチームは気持ちが強くてしっかり団結しています。試合中でも言いたいことを言い合えて、修正もできます。自分は今年の初めの時期に比べて今は自信がついています。ポジション的にはFWの真ん中か左が好きですが、どこでもやれると思います。これから身体の強さと1対1での強さをもっとつけたいです。それとシュートの正確性も上げたいです。全国大会ではいろんなチームと試合ができるのが楽しみです。チームで一番多く得点を挙げることを目標にしています。
[WEB版Little Diamonds vol.7(1)]
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6月26日(土)から行われている第25回日本クラブユース選手権(U-15)関東予選で、レッズジュニアユースは7月3日(土)の2回戦、4日(日)の3回戦を勝ち抜きベスト8に進出。6年連続の全国大会出場を決めた。第25回日本クラブユース選手権(U-15)は8月15日(日)に1次ラウンドが始まり、23日(月)に決勝が行われる。会場は福島県のJヴィレッジ。
<2回戦(7月3日・埼スタ第4グラウンド)>
◆浦和レッズジュニアユース3-0(1-0)横河武蔵野FCジュニアユース
・GK関口亮助、DF細田真也、副島暢人、齋藤一穂、森亮太、MF須藤岳晟、進昂平(80+3分→木所和樹)、條洋介(56分→斎藤翔太)、FW戸嶋祥郎(HT→橋岡和樹)、柳下大樹(61分→清川大輝)、広瀬陸斗(80分→都築洋平)
・レッズ得点者:柳下(25分)、進(77分)、細田(80+2分)
後半37分、決定的な2点目が入る―2回戦(7月3日)
横河武蔵野FCジュニアユースは、これまでの対戦成績が良くない相手。埼スタ第4グラウンドで行われた2回戦でも苦戦した。球際に強く、寄せも速い相手になかなか主導権を握れなかったが、前半25分、左サイドから攻め上がった広瀬陸斗がDFと競り合いながらゴール前にパス。飛び込んだ柳下大樹の、右足を懸命に伸ばしたシュートはGKに触られたが、そのままネットに吸い込まれた。その後多くのチャンスがあったが、シュートが枠に飛ばす前半は1点止まり。
後半、追加点が欲しいレッズだったが、決定的な形になる前に横河武蔵野の強い守備につぶされ、前半ほどチャンスを作れない。1-0のまま、緊張感のある時間が続いたが37分、中盤の競り合いから途中出場の清川大輝がスペースにパス。抜け出した進昂平がしっかりボールをコントロールし待望の2点目を挙げた。ロスタイムには細田真也がミドルシュートを決め3-0で勝ちを収めた。
<3回戦(7月4日・埼スタ第2グラウンド)>
◆浦和レッズジュニアユース9-0(3-0)横須賀シーガルズFC
・GK関口亮助、DF細田真也、副島暢人、齋藤一穂、森亮太(58分→武藤稜)、MF須藤岳晟、進昂平(64分→池永夏月)、條洋介(HT→都築洋平)、FW広瀬陸斗、柳下大樹(35分→中林佑太)、木所和樹(64分→杉本誠)
・レッズ得点者:進3(2分、19分、20分)、木所(48分)、広瀬2(56分、79分)池永2(65分、80分)、中林(80+1分)
最後まで攻撃緩めず9得点で8強入り―3回戦(7月4日)
勝てば全国行きが決まる3回戦の相手は、前日の2回戦でヴェルディSS小山に逆転勝ちした横須賀シーガルズFC。前半3分、エリア内で倒された進がPKを自分で決め、早い先制で試合の主導権を握った。19分には公式戦久しぶりに先発した木所和樹の左クロスから、進が倒れこみながらシュートし2点目。その1分後には、條洋介のDFを越す縦パスに飛び出した進がGKをかわし、最後はスライディングシュート。進が前半だけでハットトリックを達成し、レッズは3-0で折り返した。
後半はさらにゴールラッシュ。この試合、チャンスを多く作っていた木所が8分に右サイドから切れ込み4-0としたのを皮切りに、16分には途中出場の中林佑太の左クロスに広瀬がニアで合わせて5点目。25分には、武藤稜の左クロスを池永夏月がダイビングヘッドで叩き込んだ。武藤、池永はいずれも途中出場で池永はこのシュートがファーストタッチだった。6-0と決定的なスコアになってもレッズは攻撃の手を緩めず、39分に広瀬がこの日2点目。その1分後の40分にも広瀬のシュートがポストに弾かれたこぼれ球を池永が頭で詰めた。更にロスタイムには中林が長いドリブルでGKもかわしてゴール。9-0の大差で関東ベスト8入りした。
選手がお互いを尊重し合っている
チーム全体の力が上がってきた
ジュニアユース 池田伸康U-15監督
◆関東予選は、選手たちがリーグ戦とトーナメント戦の違いというもの、サッカーの怖さがより出てくる大会だということをよく理解していました。
2回戦の相手、横河武蔵野は、個人が非常にうまいチームでした。試合前に、特別な戦術などは伝えておらず、相手のビデオを見せて、自分たちで感じてプレーすることが最高のプレーなんだということを言いました。3年生は何度か対戦していて横河に苦手意識があったと思うのですが、前半1-0で終われたのが良かったです。後半は交代で入った選手が頑張ってくれました。
苦手な相手に勝てて、3回戦で気の緩みが出ることも心配されましたが、この選手たちにそういう懸念は無用でした。ここで勝てば全国、負ければ9位決定戦、という状況は十分わかっていました。そこで前半3-0とリードできたのですが、後半出場した選手たちが点差に関係なく自分を表現する場として、存分にアピールしてくれました。それは僕としても、ぜひ欲しかった部分です。
このチームは、お互いが自分にないものを持っていることを認め合い、尊重し合っています。シーズン当初は試合に出ていて、その後出場できなくなった選手が、ここへ来てまた結果を出すなど、チーム全体の力が上がっていると思います。選手たち自身が「目標は全国優勝」ということを言っていますし、もちろんそれを目指して頑張ります。
細田真也(MF・3年)
★攻撃への絡みが得意なMFでミドルシュートも武器。今季は右サイドバックも務める。
◆全国大会が決まってホッとしています。横河武蔵野戦は押された場面も多かったですが、勝てて良かったです。あそこで負けたら終わりなので緊張して試合に入りました。あんなに緊張したのは初めてです。
今季のチームはみんな元気があって気持ちが強いチームです。右サイドバックに入ってやりにくいところは、逆サイドにボールがあるときに、ボールと同時に自分のサイドの相手もみなくてはいけないことです。楽しいのはオーバーラップしてからのクロスで得点に絡むことです。遠目からのシュートも好きです。
全国大会は、これまで味わったことのない緊張感のようなものがあると思いますし楽しみです。大会までに、苦しいときにもっと声を掛け合えるチームになっていきたいです。
副島暢人(DF・3年)
★ドリブルでの攻撃参加も多いセンターバック。昨年から途中出場で経験を積んだ。
◆関東予選は2つとも落とせない試合で緊張感もありましたが、自分たちの力を出せた場面もあったので良かったです。2回戦の横河武蔵野は中盤の寄せが早いし、うまくつないできて強いチームでした。1-0からなかなか2点目が入りませんでしたが、攻撃の選手を信じて守っていました。
今年のチームはどんな相手にも自分たちの力を100パーセント出せて、チームワークが良いチームです。戦う、ということに関してはみんな気持ちを持っていると思います。
全国大会では、相手に前を向かせない守備で最初から相手をつぶしたいと思います。関東予選は2試合フル出場で少しきつかったので、体力的にもっと上げて、最後まで走りきれるようにしたいです。
広瀬陸斗(FW・3年)
★関東リーグの途中からレギュラーに定着。中盤から前線まで多くのポジションをこなし得点も多い。
◆関東予選を勝ち抜けてうれしいですが、まだ1対1などで負けた場面があるので、そこを良くしていきたいです。横河武蔵野戦では相手が1対1に強くて、あまり自分の良さが出せませんでした。
このチームは気持ちが強くてしっかり団結しています。試合中でも言いたいことを言い合えて、修正もできます。自分は今年の初めの時期に比べて今は自信がついています。ポジション的にはFWの真ん中か左が好きですが、どこでもやれると思います。これから身体の強さと1対1での強さをもっとつけたいです。それとシュートの正確性も上げたいです。全国大会ではいろんなチームと試合ができるのが楽しみです。チームで一番多く得点を挙げることを目標にしています。
[WEB版Little Diamonds vol.7(1)]
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