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浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十三報)

天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 ラウンド16(4回戦) 名古屋グランパス戦において発生いたしました、浦和レッズサポーターによる試合運営管理規程違反事案(以下、本事案)につきまして続報をお伝えさせていただきます。

改めまして、本事案の発生に伴い、名古屋グランパスのサポーターのみなさまを始めとした大変多くのみなさまにご迷惑をお掛けいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。

本報では、去る2024年2月17日に発信(以降2月24日に最終修正)いたしました「浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十二報)」以降の弊クラブおよび浦和レッズ第三者委員会の取り組み、および2023年9月19日に発信いたしました「浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)」内にてご説明いたしました再発防止施策への今日までの取り組み進捗についてご報告申し上げます。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十二報)(2/24修正)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/208984/


■第三者委員会
第四回第三者委員会を2024年2月1日(木)に、第五回第三者委員会を2024年2月26日(月)に、そして同日、第五回第三者委員会開催に伴う報告書作成における作業部会をそれぞれ実施し、いずれも全委員による議事録確認を完了いたしました。

補足)
第十二報発信日と第四回第三者委員会実施日とが前後しておりますが、これは委員会実施後の全委員によります議事録確認の完了をもって委員会の成立とするために生じた時差によるもので、委員会および関連手続きは滞りなく進行されております。


■第三者委員会報告書
去る2024年2月16日(金)実施の「浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウム」内にて武藤芳照委員長より説明がございました、第三者委員会の活動内容や、活動を通じて収集された情報等を網羅した「浦和レッズ第三者委員会報告書」が完成し、受領いたしました。
「浦和レッズ第三者委員会報告書」の完成をもって第三者委員会は解散となりましたが、第三者委員会のみなさまにおかれましては、委員をお引き受けいただきましたことに加え、長きにわたりその活動にご尽力くださいましたことに対し、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。
「浦和レッズ第三者委員会報告書」につきましては順次、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)様や公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)様、浦和レッズパートナーやメディアのみなさま等へお渡ししてまいりますが、本事案の重大性や、「サッカー界およびスポーツ界全体の普及振興に寄与する」という第三者委員会の設置目的に鑑み、以下にその内容を全文公開させていただきます。

【浦和レッズ第三者委員会報告書】
報告書はこちら


■再発防止施策取り組み進捗

再発防止施策1:違反行為に対する新たな処分基準の策定
去る2023年10月26日に発信いたしました「浦和レッズサポーターによる違反行為について(第七報)」内にてご説明の通り、円滑で安全な試合運営を確保し、且つ応援対象を問わない観戦者、選手、審判、チームスタッフおよび全ての運営関係者の安全を確保することを目的に、その発生予防に最善を尽くすことを前提としつつ、発生した違反行為に対してはJFA様、およびJリーグ様の定めるガイドラインに定めの無い永久入場禁止処分や、損害賠償請求権の行使等を含む弊クラブ独自の処分基準をもって、試合および大会等の規程が許す限り弊クラブが主体的に処分決定を行うことを決定しております。
なお、弊クラブ独自の処分基準につきましては、策定直後より運用を開始しております。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第七報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/205349/


再発防止施策2:処分および処分解除決定の運用プロセスの見直し
去る2023年10月26日に発信いたしました「浦和レッズサポーターによる違反行為について(第七報)」内にてご説明の通り、処分および処分解除の決定に際しては、中長期的に客観性と公平性を保ち続け、且つ属人性を排除した形で運用していけますよう、弊クラブ内に、コーポレート部門を所掌する取締役を委員長とした「コンプライアンス委員会」を設置し、同委員会内での協議を経て決定するというプロセスへの変更をいたしました。
また、「コンプライアンス委員会」がその必要があると判断した場合、社外有識者等の助言を得た上で処分および処分解除を行うことも併せて決定しております。
なお、「コンプライアンス委員会」につきましては設置以降、テストケースを用いた弊クラブ内メンバーでのシミュレーションを経て実運用を開始しております。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第七報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/205349/


再発防止施策3:ファン・サポーターのみなさまや外部アドバイザーからなる第三者委員会の立ち上げ
選任時の公平性、網羅性等を担保することが困難であることから、委員にはファン・サポーターのみなさまを含まず、スポーツにおけるコンプライアンスおよびガバナンスに広く見識を有する教育界、法曹界、マスコミ界の方々を選任いたしましたが、2024年2月16日に実施いたしました公開シンポジウム(2024年2月17日に発信、以降2月24日に最終修正の「浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十二報)(2/24修正)」ご参照方)および上述の「第三者委員会報告書」内にて説明がございました内容を中心とした様々な活動に第三者委員会のみなさまがご尽力くださり、貴重なご助言、ご提言を頂戴しました。
なお、第三者委員会の委員の選任は上記理由から外部有識者のみなさまのみとさせていただきましたが、本事案に関しファン・サポーターのみなさまより弊クラブ宛に頂戴したお電話、Eメールの内容には全て目を通させていただいたほか、同シンポジウム内での質疑応答や、後述いたします「サポーター&ステークホルダーミーティング」内でもご参加者のみなさまのご意見を拝聴しており、第三者委員会内や弊クラブ内での議論に際して参考にさせていただいております。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第七報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/205349/

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第九報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/206136/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/207880/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十一報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/208388/
【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十二報)(2/24修正)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/208984/


再発防止施策4:違反行為者への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)
違反行為が発生した場合は勿論のこと、その予兆を察知した時点で今まで以上に毅然とした態度とスピード感をもって対応していけますよう、現場対応にあたるスタッフへの権限移譲も含めた対応体制の見直しを実施いたしました。
また新たな対応体制を有機的に機能させるなどして、「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」を実現させることを目的に、試合運営およびセキュリティ管理業務を司る競技運営担当をマーケティング本部から独立させ、新たな本部として競技運営本部を設立いたしました。
しかしながら対応体制の変更や組織改編はあくまでも手段にすぎず、また「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」の実現というテーマは終わりのない取り組みであると認識しており、引き続きクラブ全体での高い意識を持ち、練度を高めてまいりたいと考えております。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/
【ご参考:ファン・サポーターのみなさまへ】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/208666/


【再発防止施策5:「スタジアムでの禁止事項等観戦ルール」の周知徹底】
重点禁止6項目(差別的発言・行為、暴力行為、ピッチ等への物の投げ込み、器物損壊、立ち入り禁止エリアへの侵入、指定エリア以外での喫煙)の遵守を中心とした、応援対象を問わない観戦者のみなさまとの相互理解の醸成を改めて行うべく、オフィシャルサイト、SNS、オーロラビジョン等での告知を強化してまいりました。
その他、ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションの場等での啓発活動を強化するべく、2024年4月7日に行われました2024明治安田J1リーグ 第7節 サガン鳥栖戦を『SPORTS FOR PEACE! DAY』とし、重点禁止6項目の順守や差別撲滅の啓発を行ったほか、スポーツの素晴らしさを伝え、広めていくための様々な活動を実施いたしました。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/
【ご参考:観戦のルールとマナー RULES&MANNERS】
https://www.urawa-reds.co.jp/game/manner.php
【ご参考:4/7(日)鳥栖戦は『SPORTS FOR PEACE! DAY』】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/210581/
【ご参考:4/7(日)鳥栖戦『SPORTS FOR PEACE! DAY』の報告と御礼】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/211249/


【再発防止施策6:ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションの再構築】
シーズンチケットホルダー、応援リーディングチーム、REX CLUB会員など、様々なファン・サポーターのみなさまとの対話を強化する方法を検討した結果、ファン・サポーターのみなさまは勿論のこと、浦和レッズを支えてくださる多くのステークホルダーのみなさまとも改めてコミュニケーションを図らせていただきたいという考えに思い至りました。
「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」に加え、地域スポーツ文化の発展や、強くて魅力あるチーム作りの実現等を目指している弊クラブは、今何ができていて、何ができていないのか。そして何をご期待いただいていて、どこまでそのご期待にお応えできているのか。
そうした弊クラブの現在地を、ご忌憚のないご意見を通じて客観的に把握する取り組みとして、「サポーター&ステークホルダーミーティング」を開始しております。
今日までに延べ142人のファン・サポーターのみなさまにご参加いただいており、今後、浦和レッズパートナーやレッズビジネスクラブ(RBC)会員のみなさま、地元行政担当者のみなさま等にもお声がけさせていただく予定でおります。

【ご参考:浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)】
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/203886/

以上が「浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十二報)」以降の弊クラブおよび浦和レッズ第三者委員会の取り組みと、再発防止施策への今日までの取り組み進捗の報告となります。

弊クラブが「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」の実現を目指す上で取り組むべき課題は、当然ながら上記再発防止施策に限らず多岐にわたります。
そして再発防止施策の多くは終わりのない取り組みであり、繰り返し申し上げておりますが、本事案はこれまで多くのサッカー関係者やファン・サポーターのみなさまのご努力によって形成されてきた、スタジアム観戦への好意的なイメージを大きく棄損させる、極めて重大な問題であったと受け止めております。

浦和レッズはそうした問題を引き起こしてしまった当事者として、その事実とどう向き合い、どのように進んでいくのかということが社会から問われていることをクラブスタッフ一同決して忘れることなく、対話を重視する姿勢、社会の一員としての視点、そして違反行為への適時適切且つ毅然とした対応をもって、「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」作りに全力で取り組んでまいります。

改めまして、本事案によりご迷惑をおかけいたしました全てのみなさまに、心より深くお詫び申し上げます。

引き続き社会の一員として自らが果たすべき責任と誠実に向き合い、覚悟をもってクラブ運営に取り組んでまいります。

浦和レッドダイヤモンズ

浦和レッズサポーターによる違反行為について(第十三報)

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