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浦和レッズサポーターによる違反行為について(第二報)

天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 ラウンド16(4回戦) 名古屋グランパス戦において発生いたしました、浦和レッズサポーターによる違反行為につきまして続報をお伝えさせていただきます。

まず初めに、この度はサッカー界の、そして社会の一員として、名古屋グランパスのサポーターのみなさまを始めとした大変多くのみなさまにご不快な思いを抱かせてしまう事態を招き、誠に申し訳ございませんでした。
関係される全てのみなさまに、改めて心よりお詫び申し上げます。

去る8月10日(木)に弊クラブ競技運営部門がJFA様からの招集を受け、事案発生後からJFA様が行ってこられた、映像を用いた事実確認の結果報告をお受けすると共に、JFA様主導にて細部の確認を双方で実施いたしました。
つきましては、当該映像確認の結果を含め、事案発生後から本第二報発信までの経緯を報告させていただきます。


■事案発生後から第二報発信までの経緯

【8月2日(水) ※試合当日】
騒動終息後に、スタジアム内にて事実確認が2度に渡り行われました。
1度目の事実確認は、日本サッカー協会様(以下、JFA様)、Jリーグ様、愛知県サッカー協会様(以下、愛知FA様)、名古屋グランパス様、浦和レッズ、そして両クラブサポーターの7者間で行われ、両クラブのサポーター間での和解が成立いたしました。2度目の事実確認は、JFA様、Jリーグ様、愛知FA様、マッチコミッショナー様、警備会社様、名古屋グランパス様、浦和レッズの7者間で行われ、器物破損等の訴えがあった場合には個別に適宜対応していくという方針が出席者間で確認されました。
両事実確認はJFA様主導のもと行われ、議事メモにつきましても同じくJFA様にご作成をいただき、終了後にJリーグ様、愛知FA様、マッチコミッショナー様、警備会社様、名古屋グランパス様、浦和レッズへ共有いただきました。
なお両事実確認は、実施時点で出席者が各々把握している情報を持ち寄り、認識を合わせていく形で行われ、映像を用いての事実確認は引き続き、JFA様が主体となって行っていくという方針が出席者間で確認されました。

【8月3日(木) ※試合翌日】
クラブ内での協議の結果、当事者である浦和レッズが果たすべき責任と示すべき誠意という観点で、「客観性を伴って把握できている事実」と「客観性を伴った適切な判断基準」に則り、行為者に対して一刻も早く適正な処分を下すことこそが最優先事項であるという判断をいたしました。
なお「客観性を伴って把握できている事実」とは、試合当日にJFA様を始めとした関係者間で行った上記事実確認を指し、「客観性を伴った適切な判断基準」とは、JFA様やJリーグ様の定めるガイドラインを指しております。
以上の考えと、JFA様による映像を用いた事実確認によって新たな違反行為が確認された場合には、適正な処分を新たに課していくことを前提とし、浦和レッズとしてはまず、週末に開催を控えたホームゲーム(8月6日(日)J1リーグ第22節横浜F・マリノス戦)に向け、両クラブサポーターのみなさまを始めとした、ご来場を予定されている全てのみなさまのご不安を最少化すべく、上記試合当日の事実確認において把握できた事実のみに対して先行して処分を下す方針を固め、その方針と処分の根拠、処分の内容をJFA様と名古屋グランパス様に報告のうえ、第一報のリリースを行いました。

・8月3日(木)浦和レッズオフィシャルサイト掲載
「浦和レッズサポーターによる違反行為について」
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/202065/

【8月4日(金) ※試合二日後】
本事案の影響範囲や反響の大きさ等に鑑み、自クラブのオウンドメディア内での発信だけでは、当事者としての説明責任を果たしたことにはならないと考え、記者会見を実施することを決定しました。
また会見実施決定後、JFA様、Jリーグ様、名古屋グランパス様へその旨を報告いたしました。

【8月5日(土) ※試合三日後】
Jリーグ公式戦の開催日であることや、ご案内が会見実施前日の夕方になったことなどを踏まえ、メディアのみなさまが最も参加しやすい実施形態となるオンラインでの会見実施といたしました。
会見内では、代表の田口より本事案に対する弊クラブの考え方について、ファン・サポーター対応を管轄する競技運営部門の総責任者であります、マーケティング本部長の須藤(すとう)より本事案の内容、処分内容およびその根拠等について説明させていただいた後に、ご参加いただいたメディアのみなさまからのご質問に回答いたしました。

・8月5日(土)浦和レッズオフィシャルサイト掲載
「浦和レッズサポーターによる違反行為に関するオンライン会見」
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/202151/

【8月10日(木)】
弊クラブ競技運営部門が、事案発生後からJFA様が行ってこられた、映像を用いた事実確認の結果報告をお受けすると共に、細部の確認を双方で実施いたしました。
本映像確認は、JFA様が入手した映像等を用いて行われており、JFA担当部署様と浦和レッズ競技運営部門とで、それらの映像を基に新たな違反行為の有無に関する認識合わせや行為者の特定等を行いました。
その結果、違反行為が複数確認されたため、その行為者への処分内容について双方協議を実施いたしました。
なお、8月3日(木)発表時点ではグループとしての把握に留まっていた処分対象者の特定作業、違反行為者の捜索等も継続実施中であり、確認された違反行為に対する処分につきましては、JFA様により最終決定されます。


■映像確認の結果判明した違反行為

JFA様主導での映像確認の結果判明した、立ち入り禁止エリアへの侵入行為を除く違反行為とその件数、および行為者数は以下の通りです。

【違反行為】
暴力行為(警備員を押し倒したり、相手サポーターの胸倉を掴むなどの行為)    :12件
威嚇行為(相手ゴール裏付近で罵声を浴びせたり、挑発するなどの行為)      :6件
危険行為(ペットボトルの投げ込みや、相手ゴール裏に侵入するなどの行為)    :8件
破壊行為(緩衝柵を破壊するなどの行為)                    :12件
その他違反行為(相手サポーターの横断幕を破損させようとする行為)       :2件

【行為者数】
25名程度
※引き続き調査を継続してまいりますので、今後行為者数が増減する可能性がございます。


■弊クラブの今後の対応方針

本事案は、これまで先人が紡いできた日本サッカーの歴史に泥を塗る愚行であり、これまで多くのサッカー関係者やファン・サポーターのみなさまの努力によって形成されてきた、スタジアム観戦への好意的なイメージを傷つけてしまったことはサッカー界、スポーツ界に身を置く者として痛恨の極みでございます。
当然のことと承知しておりますが、本事案の発生を受けまして多方面からご意見、お叱りを頂戴しており、その多くは発生した違反行為へのクラブの対応に関するものでした。
具体的には、ガイドラインのみに即して罰則を科すという従前からの処分基準を改めるべきというご指摘が大半を占めており、弊クラブ内からも同様の意見が多く挙がっております。
私ども浦和レッズは、おひとりでも多くの方に浦和レッズを好きになっていただき、応援する楽しみを提供していきたいと考えておりますが、そのためにはクラブとしての姿勢、行動を点検、改善し続けていくことが必要であり、今後に向けて浦和レッズは、処分の厳罰化を始めとした違反行為への処分基準の見直しを行うことが必須であると考えております。
上記違反行為者のうち1名は、過去において暴力行為などの違反行為を理由に入場禁止処分を受けていたことがクラブ内の記録から確認されており、そうした事実も重く受け止め、客観性、公平性、継続実現性の担保や法的根拠などを様々な角度から検証し、外部有識者の知見もお借りしながら新たな基準作りにスピード感をもって取り組んでまいる所存です。
また、行為者への処分に加え、JFA様から弊クラブへの処分がおって通達されるものと理解しておりますが、そちらにつきましても厳粛に受け止め、再発防止への取り組みは勿論のこと、社内処分も含め誠実に対応していくほか、本事案の全容解明に向け、引き続きJFA様と積極的に連携してまいります。
改めまして、今般の違反行為によりご迷惑をおかけした全てのみなさまに、心より深くお詫び申し上げます。
浦和レッズといたしましては、ファン・サポーターのみなさまとの対話を重視する姿勢、社会の一員としての視点、そして違反行為への適時適切且つ毅然とした対応をもって、安全・快適で熱気ある満員のスタジアム作りに全力で邁進してまいります。

浦和レッズサポーターによる違反行為について(第二報)

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