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育成組織がフランクフルトと交流

アイントラハト フランクフルトの国際部 主任を務めるニコライ アダム氏を迎え、育成組織が交流を行った。

フランクフルトとは昨年11月にパートナーシップを締結。同16日に行われたブンデスリーガジャパンツアー2022 powered by スカパーJSAT さいたまシティカップと合わせ、お互いのパートナー企業を集めて交流会を行っており、その際にフットボールでも交流しようと確認し合っていた。そして今回は育成の分野で互いの手法や哲学を共用、提携することが主なテーマとなった。

ニコライ氏には7日には育成組織のトレーニングを見学していただき、8日にはハートフルスクールを含めた育成組織のコーチ、スタッフがニコライ氏の講義と指導実践を受けた。

講義ではニコライ氏が映像も使いながらフランクフルトの哲学を説明することが主だったが、レッズの育成組織のコーチやスタッフからも積極的に質問が出るなど、活発な意見交換。トレーニング中の育成組織の選手たちや講義、実践指導中のコーチ、スタッフの様子について、ニコライ氏が「他のクラブはこんなに楽しそうにやっていない」と目を丸くするほど、いい雰囲気の時間を過ごせたようだ。

今回の交流を終え、内館秀樹アカデミーダイレクター、ニコライ氏は次のように感想を語った。

【内舘秀樹】
「非常にいい交流だったと率直に感じています。いろいろな情報交換ができたり、世界基準について直接聞くことができたりすることは刺激がありました。フランクフルトの仕組みや求めているサッカーを聞くことができましたし、強度の高いプレーを求められていることをすごく感じました。ハイプレスで前からどんどんボールを奪いに行くことは、育成段階から選手たちに伝えているようですし、それができなければクラブに残ることはできないということも聞きましたので、それが一つの大きな基準だと感じました。

ニコライさんにはトレーニングの雰囲気を含めて、『いくつかチームを見てきたけど、本当に雰囲気が良くてみんなが楽しそうにやっているのは非常によかった』と言っていただきました。今年の育成組織が『みんなが生き生きと』ということを掲げていますので、そう言ってもらえることはうれしかったです。

フランクフルトとのパートナーシップは長谷部 誠がそれぞれのクラブでプレーしたことも影響していると思いますが、高原直泰もプレーしていましたし、長谷部 誠はレジェンドのようになっています。一緒にプレーはしていましたが、遠い存在です(笑)。尊敬しています。

直接交流できたのは今回が初めてでしたが、育成組織としては、今後はお互いのクラブで選手やスタッフが行き来することもそうですし、チームとしてドイツの大会に参加したり、フランクフルトに来てもらうといった交流ができれば一番いいと感じています。僕は何年か前に同じくパートナーシップを締結しているオランダのフェイエノールトの育成組織に数週間行かせてもらい、いろいろ見させてもらって刺激を受けました。フランクフルトともいい形でつながっていければ、スタッフもいい刺激をもらえると期待しています」

【ニコライ アダム氏】
「昨年の11月に正式に我々はクラブ間パートナーシップを結びました。その際の試合を含めた交流は本当に素晴らしい出来事になりました。それを経ての今回の訪問はさらにお互いに協力し合い、高めていくには非常に重要ですし、喜びを感じています。今日に至るまで非常にスピーディーにスタッフが連携し、物事が進みました。練習参加、育成コーチたちへのプレゼンテーション、そして試合観戦まで、ここ日本でいろいろなことを実施することができました。もちろんフランクフルトでもみなさんをお迎えしたいと思っています。

浦和レッズはクラブ全体に非常に素晴らしく生産的な雰囲気が溢れていることを感じました。トップチームのクラブハウスでもそれを感じましたし、育成の場所でも同じでした。非常に紳士的であり、フレンドリーな彼らが私たちを迎えてくれました。私自身の印象としては、一言で非常にポジティブでした。

今日は非常に経験が豊富で、いろいろなバックグラウンドを持っているアカデミーのコーチたち大勢に対してプレゼンテーションを行いました。私自身、今日は講師のような立場で話をしましたが、コーチたちとの交流やアイデアの交換は非常に有効的でした。私にとっても学びが多い時間となりました。

私自身、今後のお互いの関係にとって良いアイデアがたくさん浮かびました。2つの素晴らしいクラブがパートナーシップを結び、双方の知識を交換することで、本当の意味での橋を築いていると感じています。ドイツと日本を結ぶその話は一方通行ではなく、しっかりと2つの道が存在しています。今後はトップチームを含め、育成間の試合での交流もあるでしょうし、ピッチの上だけではなくマーケティング全体の取り組みもあるでしょう」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
















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