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ファン・サポーターのみなさまへ「2021シーズン振り返りと2022シーズンに向けて」

いつも浦和レッズへの熱い応援をいただき、ありがとうございます。
昨年に引き続き今シーズンもコロナ禍により通常通りには応援できない中でも浦和レッズへの熱いサポート、誠にありがとうございました。

今シーズンは、3年計画の2年目として、「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得」を目指して、闘ってまいりました。そして、みなさまのおかげで天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会で優勝し、無事にACLの出場権を獲得することができました。
ここに心より御礼申し上げます。

ファン・サポーターのみなさまへ「2021シーズン振り返りと2022シーズンに向けて」をお伝えさせていただきます。

【2021シーズン振り返り】
今シーズンは、3年計画の2年目として、リカルド ロドリゲス監督新体制のもと、目標である「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得」と、「チームコンセプト、スタイルの浸透・成長」の2つを重点項目としてきました。
J1リーグでは勝ち点63(得失点差7)で6位。優勝した川崎フロンターレとは、29ポイントの勝ち点差がありました。YBCルヴァンカップでは準決勝で敗退し3位となりました。
しかし、天皇杯においては、念願の優勝を勝ち取ることができ、その結果ACLへの出場権を獲得することができました。
今シーズンのひとつの目標を達成できたことは、自信にもつながり、来年のJ1リーグ優勝へ向けて大きく一歩近づけたと思っています。

コンセプトとスタイルの浸透という観点では、コンセプトベースのチーム編成と評価から始め、能力を最大限に発揮してもらうべくクラブとしての環境作りに努めました。

【個】
常に主導権を握って観る人を魅了するサッカーを表現しながら、ACLで優勝する監督になるという野心の持ち主であるリカルド監督。
それをサポートする専門領域においては、日本サッカー界のトップを目指すスタッフたち。
そして、数多くのタイトルを浦和レッズで獲得してきた実績のある選手たちと、これからの浦和と日本を背負う期待がされる選手たち、海外での実績を掲げて浦和へ来た選手たち。
こうした有能かつ野心あふれる「個」が、いかにパフォーマンスできる環境を作れるかという点が我々クラブの課題でした。

【チーム】
攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレーの展開という点では、成長できた点と課題として残した点がありました。ボールを保持し、ゲームの主導権を握り、支配することができた試合は数多くありました。
特に、夏場以降は、新戦力も数多く加わり、コンセプトの体現を実感できる試合やシーンが増えてきました。
一方で、相手が守りを固めてきたときの対応策の少なさや、セットプレー(攻守)の課題、ボールを保持するかリスクをかけて速い攻めを仕掛けるかの判断等、いくつかの課題も浮き彫りになりました。

【姿勢】
『前向き・攻撃的・情熱的なプレー』という「姿勢」という点では、まだまだ成長の余地があります。
日常のトレーニングや生活において、細部へのこだわりや日々の積み重ねが試合の大切な場面に反映されます。良い癖も悪い癖も、ここぞという場面で出てくるものです。
監督・コーチ・チームスタッフとして、選手として、当然真のプロフェッショナルとして日々の積み重ねができているのか?そうした凡事徹底をつきつめる余地はまだまだあります。

この3つのチームコンセプトは密接に絡み合って相互作用しています。
チームが魅力的なサッカーを目指せば、「個」が輝き、前向きな「姿勢」を自然と生み出します。
また、強い「個」とその「姿勢」がチームのサッカーを創り出すこともまた然りとなります。
同時並行ですべての面でレベルアップしていかなければならないと感じています。

【2022シーズンに向けて】
~目標のJ1リーグ優勝へ~
3年計画の2年目は「飛躍」の年、3年目の来年は「結実」の年と位置付け、2022シーズンは『J1リーグ優勝』を目標とします。
2021シーズンからの上積みと、川崎フロンターレをはじめとした上位チームとのギャップを埋める逆算の両アプローチでチームの開発を進めます。

「戦力のさらなる充実」
~積極的に新しい戦力でチームを増強します~
日本の、アジアのトップクラブであるために、能力・経験・野心すべてにおいてトップを自負することのできる選手やスタッフでチームを編成します。

~真のプロフェッショナルが結集した組織~
また、「勝利への飢餓感」もキーワードとしました。
極論ですが、「3度のメシより勝つことを求める」、そんな個の集団となりたいと考えます。
日々の凡事を徹底追求する選手・スタッフが、日々「ガチ対話」をしながらチームを進化させていく。
そうした真のプロフェッショナルな組織になります。

~コンセプトベースのチーム作りの結実~
コンセプトの更なる開発と体現への飽くなき追求を継続します。
コンセプトには可変部分と不可変部分があります。可変部分については、時流に合わせて進化させ、不可変部分については、しっかりと継続し定着させること。この両面にバランスをとりながらチーム開発をさらに進めてまいります。

【浦和を背負う責任】
2021シーズンをもって、実績ある、長年在籍しクラブへ多大なる貢献をしてくれた多くの選手たちがチームを去りました。そうした選手の多くは、レッズでさらにプレーすることやレッズで優勝すること、レッズで引退することを望んでいました。
2022シーズンを闘う我々の責任は、彼らのおもいも背負い、レッズのエンブレムを胸にプレーすること、仕事をすることです。そして、その責任を心から楽しむことができる選手、スタッフが真のプロフェッショナルと考えます。
我々は、1ランク上の真のプロフェッショナルを目指して闘い続けます。

【経営面について】
昨季から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響により、10月からの収容制限緩和、ワクチンパッケージが適用されるまでは5千人上限の収容制限が続き、極めて厳しい経営状況となりました。
2022年度におきましてもオミクロン株拡大の懸念もあり、コロナ禍の終息が見えず未確定要素が多い中ではありますが、各本部での経費削減を継続し、クラブライセンスの規定に留意しつつ、2023年度以降の準備をしてまいります。また、ワクチン接種進捗による制限緩和で収益改善を期待するものの、長らく滞った「スタジアムでの観戦」意欲をいかに喚起するかも課題と捉えております。

【社会貢献・地域活動】
また浦和レッズでは、「社会や地域」を明るくしたい、元気になってもらいたいとの気持ちから、選手・クラブは、次のような取り組みを実施いたしました。
<選手関連>
「卒業メッセージ動画」
昨春に続き、さいたま市内各学校の卒業生<旧浦和市・与野市の小・中・高・特別支援学校(全95校)>に
向けて選手全員で撮影したメッセージ動画を贈りました。

「レッズ先生~オンライン授業~」
さいたま市内の各小学校で実施。6年生を対象に、選手が自身のこれまでの経験と夢を持つことの大切さを子供たちに伝えました。
3月:武田英寿(さいたま市立北浦和小学校)
5月:藤原優大(さいたま市立鈴谷小学校)
6月:福島竜弥(さいたま市立木崎小学校)
6月:大久保智明(さいたま市立高砂小学校)
9月:阿部勇樹(さいたま市立尾間木小学校)
9月:柴戸 海(さいたま市立美園北小学校)
10月:伊藤敦樹(さいたま市立道祖土小学校)※母校
10月:岩波拓也(さいたま市立大久保東小学校)
10月:明本考浩(さいたま市立大門小学校)
11月:鈴木彩艶(さいたま市立大東小学校)※母校

「選手オンライン病院訪問を実施」
11月:西川周作・大久保智明が「埼玉県立小児医療センター」に入院中の子供たちや「さいたまハウス」を利用する患児ご家族と交流を図りました。

<クラブ関連>
「休眠預金等活用事業『このゆびとまれっず!』 を実施」
(1)ハートフルケア・・・困窮家庭へのスポーツを通じたケアプログラム
(2)REDS Santa・・・さいたま市内を中心としたこども食堂を利用する子供たちへのプレゼントと支援物資のデリバリー、子供たちとの交流
(3)浦和レッズオフィシャルWEBサイト内に特設ページを開設・・・活動の周知と支援の輪拡大が目的

「浦和ストリートピアノ2021ツアー『URAWA ONE LOVE』」
浦和ストリートピアノ2021ツアー「URAWA ONE LOVE」と題し、10月12日から11月27日までさいたま市内をめぐるイベントを開催。ストリートピアノを通じ、その音色で街の人々が一時でも日常を忘れて「こころ」を休め、周囲を「おもいやる気持ち」を抱き、同じ時間に同じ気持ちで共有し、楽しい日々を送ってもらえるツアー。浦和レッズのホーム最終戦・埼スタ南広場でツアーが終了しました。

<海外事業>
タイリーグ1に所属するムアントン ユナイテッド(Muangthong United Football Club)とパートナーシップに関する覚書を締結いたしました。ムアントン ユナイテッドは浦和レッズと同じ「赤・白・黒」のカラーをチームアイデンティティーの一つとする、タイリーグの中でも有数の強豪クラブであり、タイ国内の大手メディア企業であるサイアムスポーツシンジケートがオーナーを務めていることでも知られております。
サイアム・スポーツはJリーグのタイ国内放映権を取得し、毎節放映をするなど、アジアサッカー全体の発展に非常に熱心であり、多くの取り組みをしております。
今回のパートナーシップは、「さいたまと世界をつなぐ窓になる」という、浦和レッズ理念を具現化し、「あらゆる分野でアジアナンバー1になる」というクラブのビジョン達成に向けて、クラブが持続的に発展していくためにアジア圏でのプレゼンス向上を目指し、3度目のACL制覇という大きな目標と共に実現していきたいと考えております。

【最後に】
熱気あるスタジアム作りのため、関係するみなさまと連携し、大旗を含むフラッグ類を振る行為の緩和についても働きかけを行ってまいりました。
11月20日のホーム横浜F・マリノス戦から大旗を含むフラッグ類が振ることができるようになり、スタンドからたくさんのフラッグがピッチにいる選手を奮い立たせ、チームをサポートしていただきました。

なお、結果として今シーズンはホーム最終戦までに、191,398人のファン・サポーターをお迎えし、多くのみなさまのご協力のおかげでJ1リーグ全ての試合を無事に終えることができました。

来シーズンにおきましては、新型コロナウイルスの新たな変異株の感染状況も鑑みながら、感染対策を徹底し、みなさまが安心して試合観戦ができる環境を整えていきたいと考えております。
引き続き観戦ルールを尊重し、遵守いただきますよう、ご協力お願い申しあげます。

私たちは、まず「浦和のために」という気持ちを持って取り組み、浦和レッズの理念である「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことに一歩でも近づけるように日々全力で取り組んでまいります。

そして昨年に続き、今シーズンもコロナ禍により、経営計画の見直しや経費削減策の徹底を行ってまいりました。あらためて、私たちはサッカーやスポーツのあると日常を取り戻し、レッズファミリーのみなさまや地域のみなさま、未来のある子供たちに対し、社会や地域に明るい話題を提供し、夢を持っていただけるような活動を今後も継続して行ってまいります。

日頃からご支援、ご声援をいただいておりますみなさまに、引き続きお力添えをお願いできればと思います。

今シーズンも最後まで熱いサポートをいただいた全てのファン・サポーターのみなさまに、あらためて感謝申しあげます。ありがとうございました。

来シーズン、レッズファミリーが一つになって、J1リーグ優勝、そしてACL制覇という目標を達成し、みなさんと喜びを分かち合いたいと思います。
引き続き、2022シーズンもよろしくお願いいたします。

ファン・サポーターのみなさまへ「2021シーズン振り返りと2022シーズンに向けて」

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