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日本盲導犬協会による『盲導犬受け入れ・視覚障害サポートセミナー』を実施

18日、埼玉スタジアムで公益財団法人日本盲導犬協会による盲導犬受け入れ・視覚障害サポートセミナーが行われた。



きっかけは3月17日に埼玉スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ 第5節 北海道コンサドーレ札幌戦に盲導犬ユーザーが来場されたことだった。

スタジアムでの盲導犬ユーザーへの適切なご案内方法、そして我々にできることはなにか。そう考えたスタッフが公益財団法人日本盲導犬協会に相談したところ、今回のセミナー開催にご協力いただけることになった。

障がい者に対する正しい知識と理解を深め、適切な対応で盲導犬ユーザーを迎えることで安心してご来場いただけるようなホームゲーム運営、さらなるホスピタリティ向上を目指して実施された今回のセミナーには、クラブスタッフ、埼玉スタジアムの職員の合計20名が参加。日本盲導犬協会 神奈川訓練センターの安保美佳さん、山本ありささん、そして盲導犬PR犬のジーニーから盲導犬とそのユーザーについて学び、さらに実際に盲導犬ユーザーにもオンラインで参加していただいた。





講義では盲導犬や盲導犬ユーザーについての基礎的な知識、身体障害者補助犬に関しての法律や対応、案内方法を学んだ。

健康・衛生管理は厚生労働省の『身体障害者補助犬の衛生確保のための健康管理ガイドライン』に基づいてユーザー自身が行っているため、基本的に周囲が心配する必要はないこと、盲導犬であることが分かる表示をしていることやユーザーは盲導犬使用者証や健康管理手帳を携帯していること、盲導犬ユーザーに対してコミュニケーションを取ることが大事であることや、盲導犬は人に誘導をしてもらっている時には段差で止まるなどの作業をしないことなど、スタジアム運営だけにとどまらず、普段の生活にも役立つ知識もご教示いただいた。







また、実際にスタジアムでの盲導犬ユーザーの案内から着席までのロールプレーイングも実施。クラブスタッフが実践すると共に、安保さんや山本さんから適切なアドバイスもいただいた。そして、実際に盲導犬がスタンド内にてどのように待機することになるか、盲導犬PR犬のジーニーと実践を行い、埼玉スタジアムの座席下のスペースでもユーザーと共に過ごせることが確認できた。

クラブとしては後日、対応マニュアルを作成し、誰が来場しても適切に対応できるようにすると共に、今回のセミナーに参加したスタッフはそれぞれの部署で業務に落とし込み、クラブとして、スタジアムとして障がいを持つ方々とどう向き合っていくかを改めて考えていく。

浦和レッズ、埼玉スタジアムは障がいがある人もない人も、誰もが楽しめるスタジアムを目指していきます。
ファン・サポーターの方々をはじめご来場のみなさまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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