MENU

クラブインフォメーション

ファン・サポーターのみなさまへ「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」

いつも浦和レッズに熱いご声援をいただき、誠にありがとうございます。
また、コロナ禍で通常通りに応援できない状況の中でも、多大なるサポートをいただき、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

今シーズンは、3年計画の一年目として、「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得」と「得失点差+2桁」を目指して戦ってまいりましたが、目標に到達する事ができませんでした。
浦和レッズの勝利のために、日頃より熱くサポートいただいている全てのみなさまに心よりお詫び申し上げます。

ファン・サポーターのみなさまへ「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」をお伝えさせていただきます。

【浦和を背負う責任】
今シーズンから、3年計画を策定し、中長期的なチームづくりに着手してきました。
その1年目として、『サッカーのまち 浦和100年の歴史』に対する気持ちを込めてプレーし、ピッチ外においても誇りを持って振る舞うことを『浦和を背負う責任』とし、3年計画のベースづくりを行ってきました。

リーグ中盤、ホームで4連敗後のアウェイサガン鳥栖戦では、アディショナルタイムに気持ちの入った決勝ゴールを挙げるなど、選手達が最後まで力を振り絞り闘えた試合もありました。

一方で、ホームゲームでは、6勝8敗4分(JリーグYBCルヴァンカップ含む)と負け越しています。浦和レッズが闘う意義の一つは、勝つことによって、多くのファン・サポーター、地域のみなさまに喜んでもらうことです。多くのホームゲームで勝利を届けられなかったことは猛省すべき点です。また、例え勝つことができなくとも、ピッチ上で全力を尽くす姿勢や執念を示し、そうした点においても、更に高い意識を求めていかなければなりません。
ピッチ外においては、コロナ禍の中、選手が主体的に社会や地域に向けて、さまざまな支援・活動を行いました。このような活動は浦和の選手として大切なことであり、クラブとしても誇りに思っています。

【チーム成績の目標】
今季の目標として、チーム成績では「ACL出場権の獲得」と「得失点差+2桁」を掲げました。リーグ終盤までACL出場をめざしてきましたが、いずれも達成することができませんでした。
浦和レッズに課せられた使命として、毎シーズン何らかのタイトル、そしてACL出場権の獲得が求められます。チームの基準とする目標をACL出場とし、今後もチーム作りを行っていきます。
(2020年最終成績 13勝7分14敗 10位 得失点差 -13)

【3つのチームコンセプト】
「ACL出場権獲得」と「得失点差+2桁」という数値目標に加えて、中長期的なチーム作りの1年目として、チームコンセプトを明文化し、浸透させていくことも今シーズンの目標でした。
3つのチームコンセプトを掲げ、具体的には『「個」の能力の最大限の発揮』、『前向き・攻撃的・情熱的なプレー』という「姿勢」、『攻守に切れ目のない・相手を休ませないプレー』ができる「チーム」としました。
「個」については、急成長した若手がレギュラーポジションをつかみ、個性あふれる外国籍選手が持っている能力を発揮してくれました。また、実績と経験が豊富な選手たちも変わらずにチームの主力であることを証明してくれましたし、新加入や若手の選手たちも、数少ない出場機会の中で能力の片鱗を見せてくれたと思っています。持てる能力の最大限の発揮という意味では、達成できたところ、課題として残しているところと、個々の選手によってさまざまな評価ができます。個の能力の発揮は、選手一人ひとりの努力と姿勢によるものと、チームとして個の能力を最大限に発揮させるシステムや戦い方によるものがあります。

また、「チーム」の戦い方でポテンシャルを最大限に引き出された選手もいれば、能力を発揮できずに苦しんだ選手がいたことも事実です。個の能力を引き出すには、「チーム」の戦い方も大きく影響しています。

「姿勢」については、ゲームの主導権を握り、攻撃的なプレーがチームとしてできていたかという点において、課題が残っています。ゲームスケジュールや対戦相手、気候、選手編成、そして何よりもコロナ禍におけるプレー環境の激変という厳しい条件の中、思うようにいかない試合も多くありました。
また、最後まで走り、闘い、貫くという姿勢について、試合によって波があり、シーズンを通じて十分には実現できませんでした。
先に失点してしまうことで、リズムを立て直すことができずに連続失点してしまう試合もあり、リーダーの不在、チームとしての『型』の不在が課題として浮かび上がってきました。アクションではなく、リアクションベースの展開が多くなったことは、苦しい展開の際に、立ち返るべき『型』がなかったことが、大きな要因でもあります。

「チーム」としては、切り替えの早さ、高い守備への献身性というようなテーマを掲げました。切り替えの早さ、特に守から攻の切り替えについては、春のキャンプからトレーニングし、得点につなげることができるようになりました。守備への献身性についても、ピッチ上の全員が相手のボールを奪うためにポジション取りをし、組織的に走る守備もみられ、選手への意識付けができてきました。一方で、ハイラインを保つことや、ボールを失った瞬間からの即時奪回、最短距離でゴールへ向かうという点については、多くの課題を残しました。何よりも、シーズンを通じて、安定してそのようなチームパフォーマンスができなかったことが大きな課題だと認識しています。

【監督について】
大槻 毅監督には、今シーズン、チーム成績の目標とともに、「浦和を背負う責任」をピッチ上で体現させることと、チームコンセプトに沿ったベースづくりを担っていただきました。特に、このコロナ禍において、ピッチ上だけではなく、自らの言動をもって、選手たちへ浦和を背負う責任を浸透させ、選手たちが行動してくれたことは浦和を理解している監督だからこそできたことだと思います。加えて、チームは「個」「姿勢」「チーム」というすべての面で緩やかな成長カーブを描きました。しかし、今季の成長カーブでは、2022年の優勝に到達できないという判断をしました。
来シーズンは、3年計画の2年目として、上述の課題解決や目的に即した監督を招聘したいと考えています。
チームのコンセプト、スタイルとめざすサッカーの方向性が一致した監督の招聘については、近々発表させていただきます。
また、大槻監督には、厳しいチーム状況の中にも関わらず、チームを率いていただき、チームを成長させてくれたことに、心より感謝しております。

【来シーズンのチーム編成について】
年齢なども含め、短期と中長期の両面でチームを編成しています。チームコンセプトに基づいたポジションごとのプロファイルをベースに、ピッチ上で求められる役割を体現できる選手、若くて伸びしろのある選手や、一人で打開できるだけではなく、コンビネーションプレーができる選手も必要となってきます。いくつかのフォーメーションで戦うことが予想されることから、複数のポジションをこなせることや、求められるプレーやチーム内での役割を理解し、表現することを求めていきます。
ユースからの昇格を含め、高卒、大卒、他クラブからの加入など、比較的若い選手の加入も多くなると想定しています。2021シーズンは、経験豊富な選手たちや中堅選手たちが活躍し、同時に、若い選手たちが台頭する年にしていきます。
年齢層、ポジション、個性、特性、経験等、多様な選手たちがチーム内で競争し、正しく評価され、チームが活性化することにより、選手もチームも成長させていきたいと思います。
そのほかには、チームの成長の為にも、若い選手たちが成長できる環境づくりが課題となるため、来シーズンからJリーグが創設を検討しているエリートリーグ(準公式戦)に出場することも検討しています。また、指導者の育成やアカデミーとの連携を深めることも大切な要因と捉えています。
更に、多方面に渡り、チームをサポートするフットボール本部スタッフの強化にも取り組みます。特に大量のデータ時代に即した分析スタッフの増強や、メディカル体制の充実、スカウトの人員増を図り、強化していく考えです。

□経営面について
今シーズンの経営面については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2月末からリーグ戦が中断。更に、再開後も入場者数に制限が加わるなど、営業収入3本柱のひとつである入場料収入が大きく減少<速報 入場料収入 約4.3億円(対前年 ▲19億円)>したため、2010年(営業損失2.73億円)以来の赤字となる見通しです。
入場料収入に関しては、本年6月に10億円前後の赤字となる可能性があると発表したところから、コロナ禍による入場者制限緩和が想定よりも長引きました。
収容可能者数に対する収容比率が50パーセントに引き上げられたのが、当初の8月から10月まで延びた(浦和レッズは、埼玉県の方針に則り、収容比率人数を段階的に引き上げたため、最終戦でも40パーセント・24000人が上限)こともあり、かなり厳しい状況となりました。
ただし、クラブとしての経費削減や売上拡大など、さまざまな取り組みに加え、クラウドファンディングでの目標額1億円を上回るご協力(最終到達額 126,924,256円)や、シーズンチケットの返金をご辞退いただきました。そして、入場者数の減少に伴い露出機会が減ったにもかかわらずパートナー企業さまから変わらずにご支援いただけたこと、グッズ販売では、スタジアムでの販売ができない中、オンラインで多くのファン・サポーターのみなさまに、さまざまなグッズをご購入いただき、当初の計画を上回る結果となりました。
浦和レッズに関わる全てのみなさまからご支援いただき10億円を超える赤字は回避できそうな見込みです。本当にありがとうございました。

入場者数の具体的な数字としては、2019シーズンと2020シーズンを比べると、下記のようになります。
<入場者数>
【2020シーズン】
(1)リーグ(16試合+1試合無観客)
総入場者数 133,780人、平均 7,869人
(2)ルヴァンカップ(1試合)
総入場者数 19,589人
(3)全ホームゲーム(17試合+1試合無観客)
総入場者数 153,369人、平均 8,520人

【2019シーズン】
(1)リーグ(17試合)
総入場者数 581,135人、平均 34,184人
(2)ルヴァンカップ(1試合)
総入場者数 21,148人
(3)ACL(7試合)
総入場者数 200,510人、平均 28,644人
(4)全ホームゲーム (25試合)
総入場者数 802,793人、平均 32,111人

4月には全国に緊急事態宣言が発出され、日本中から活気が失われていく状況下で、少しでも社会や地域を明るくしたい、元気になってもらいたいとの気持ちから、選手・クラブは、次のようなさまざまな取り組みを行いました。そして、このような社会や地域への取り組みは多くのメディアに取り上げられました。
【選手関連】
・各学校の卒業式が中止となる中、さいたま市<旧浦和市・与野市の小・中・高・特別支援学校(全94校)>の卒業生に向けて選手全員で撮影したメッセージ動画を贈る。
・阿部勇樹が、さいたま市「新型コロナウイルス感染防止にかかわる防災無線」のアナウンスを担当。
・岩波拓也が、出身地の兵庫県神戸市の病院に自ら経営する日本料理店の特製弁当を寄贈。
・杉本健勇が、ひとり親家庭にお弁当を届けるプロジェクトに賛同し、お米を寄付するとともに、一日配達員を務める。
・宇賀神友弥が、出身地の戸田市に大量のマスクを寄贈。
・鈴木大輔が、出身地の石川県金沢市に大量のマスクを寄贈。
・長澤和輝が、友人や家族に普段言えない感謝の気持ちを伝えるツイッター「#ツイートラブレター」に取り組む。
・山中亮輔が、浦和レッズジュニアと浦和地区サッカー少年団を対象に講話。
・その他、多くの選手が、オンラインでのイベントや子供たちとのトークショーに積極的に参加。

【クラブ関連】
・スタジアム飲食売店(グリーン企画)と協力し、埼玉県こども食堂ネットワークに、休業中の食材および飲料を寄贈。
・浦和レッズアカデミーの選手達が医療従事者の方々に感謝を伝えるメッセージ動画を作成。
・「浦和レッズ洗える布マスク」の売上から医療物資を購入し埼玉県に贈呈。

また、7月4日リーグ戦再開直後のスタジアムで観戦ができない試合に始まり、徐々に入場者数の制限が緩和される中、Jリーグで定められた「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に基づき、入場門での検温、係員による手指消毒、マスク着用と間隔を空けての待機や移動の呼びかけ、決められた観戦ルールの徹底など、従来以上に難しい試合運営が求められるシーズンではありました。
尚、結果として今シーズンはホーム最終戦までに、133,780人のファン・サポーターをお迎えすることができました。
また、多くのみなさまのご協力のおかげでリーグ戦全ての試合を無事に終えることが出来ました。
リーグ戦再開後は、通常通りに応援していただく事が難しく、様々な点において、多大なるご不便なお掛けしました。

来シーズンも、感染予防の観点で入場者数や観戦ルールの制限が求められるものと予想されます。しかし、このコロナ禍を乗り越えたその先に通常の応援スタイルが早く戻ってくることを信じて、引き続き観戦ルールを尊重し、遵守いただきますよう、ご協力お願い申し上げます。

□最後に
私たちは、まず「浦和のために」という気持ちを持って取り組み、浦和レッズの理念である「サッカーを初めとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことに一歩でも近づけるように全力を尽くします。

今シーズンは、コロナ禍の影響により、どのように取り組むべきか先が見えない状況の中で、経営計画の見直しを行ってまいりました。私たちがやらなければいけないことは、まずはコロナ禍によってサッカーというものが普通にある日常を過ごせていないレッズファミリーのみなさま、地域のみなさま、未来のある子供たちに対し、多くの明るい話題を提供し、夢を持っていただけるような活動を今後も行ってまいります。

こうした環境を乗り越えるために、日頃からご支援、ご声援をいただいておりますみなさまに、引き続きお力添えをお願いできればと思います。

今シーズンも最後の最後まで熱いサポートをいただいた全てのファン・サポーターのみなさまに、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

来シーズン、レッズファミリーが一つになって、勝利の喜びを分かち合いたいと思います。
「浦和レッズの未来のために」、引き続きよろしくお願いいたします。

ファン・サポーターのみなさまへ「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • DHL
  • カブドットコム
  • 島忠
  • チケットぴあ