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ハートフルサッカー in 東北2014(10/1)

10月1日、浦和レッズ ハートフルクラブは前日に引き続き『浦和レッズ ハートフルサッカー in 東北2014』(共催:国連の友アジア-パシフィック)の活動を実施。午前中は岩手県上閉伊郡大槌町にある『みどり幼稚園』を訪問した。



みどり幼稚園は、東日本大震災による津波によって園舎が使用不能となり、2012年1月より仮設の園舎で運営されている。そして10月14日(火)からは新園舎へと移転することが決まっており、今回のハートフルサッカーが現仮設園舎で行われる最後のイベントとなった。





















プログラムには、年少20名、年中15名、年長19名の合計54名の園児が参加。伊藤健太コーチの指導のもとで思い切りボールを追いかけ、緑に囲まれた山間の幼稚園に元気いっぱいの園児たちの声が響いていた。また、落合 弘キャプテンはハートフルクラブの目的や園児たちに伝えたいことについて教諭の方々に講話をし、そのうちの1つである「目の前のことに一生懸命取り組む」ということを実践していた園児たちには、伊藤コーチが「みんな頑張っていて、コーチもすごく嬉しいです!」と言葉をかけていた。





プログラムの最後にはコーチからプレゼントが贈られ、園児たちからもコーチ陣へのお礼と似顔絵が手渡された。そして一行が園を後にするときには、園児たちがトラックに向けて大きく手を振り、最後まで見送りをしてくれていた。















午後、ハートフルクラブ一行は岩手県下閉伊郡山田町大沢にある山田町民総合運動公園 サッカー場に移動。昨年に引き続いての指導となる『FC山田スポーツ少年団』の23名に加えて、『山田町立山田中学校サッカー部』の21名(うち女子2名)を対象とし、サッカー教室を行った。サッカー部に城定信次コーチ、少年団には石黒琢也コーチが中心となりコーチ陣は2チームに分かれて指導にあたった。経験者向けのサッカー教室ということで、これまでのプログラムよりも実戦的なメニューが数多く取り入れられていた。

そして長い時間をかけて行われたミニゲームにおいて、中学生はハートフルクラブコーチ陣を交えた中で白熱した試合を展開。少年団はハートフルクラブコーチ・少年団指導者の混成チーム6人対児童12人チームというハンディキャップマッチを行った。直接コーチ陣が対峙する場面もあり、児童や生徒、指導者のみなさんとは、いつもと違う練習方法や体感で交流を深めた。

プログラムを見守っていた山田中サッカー部のコーチは「自分以外の指導のやり方を知るというのも大事なことです」と語り、少年団の監督も「被災地に毎年来ていただけるのは本当にありがたいことですし、あわよくばいつか、この中からレッズに入る子が出てきてくれれば」と、浦和レッズとハートフルクラブへの思いを口にされていた。





最後には記念撮影を行い、ハートフルクラブコーチ陣からのプレゼントが贈られ、10月1日のプログラムはすべて終了した。

【城定信次コーチ】
「僕はサッカー部の中学生を担当したのですが、中には去年のハートフルクラブに参加した子もいましたので、心の部分と技術的な部分、両方の大切さをうまく伝えることを意識しつつ、小学生と中学生での違いについても感じてほしいと思っていました。とても一生懸命に取り組んでくれましたし、僕たちの言葉を受け入れる形ができていたので、すごく感謝しています」


【石黒琢也コーチ】
「クラブチームは小学校と違ってサッカーをやりたい子がほとんどだと思ったので、サッカーの要素も入れつつ、相手のことやチームのことを考えるということを伝えようと心がけていました。みんなサッカーが好きだと感じられる子供たちで、一生懸命にプレーしてくれたので、良かったと思います。僕が見た中にも上手な子がいましたので、今後どうなっていくかがすごく楽しみです」

【伊藤健太コーチ】
「東日本大震災が3年前ということで、特に年長の園児たちがどういう影響を受けているのかは気になっていましたが、園児たちからそういったことを感じることはなく、とても元気にサッカーをやってくれていましたので良かったと思います。もうすぐ園舎が移るとのことですが、この仮園舎での思い出が1つできたのであれば、僕らとしても嬉しく思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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