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「小さなディテールだと思えることをしっかりとやらなければいけない」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 4/9)

4月9日にオンラインで行われた会見でのコメント

(昨日、アレックス シャルク選手の加入会見があったが、彼の良さをチームでどう発揮させたいと思っているか?)
「攻撃にオプションをもたらしてくれる選手だと思います。トップ、トップ下、左ウイングなど、複数のポジションをこなすことができる選手です。試合が多い中で、キャスパー(ユンカー)に疲れが見えてきたり、違和感が出てきたりしたときのことを考え、そこでの人数を増やす、チームの層を厚くするということで、彼を獲得しました。層が厚ければ怪我人が3、4人出ても、チームとしてのパフォーマンスが低下することはないと思います」

(FC東京戦後、来週からはタイでAFCチャンピオンズリーグ2022[ACL]のグループステージが行われる。リカルド監督にとってタイは思い出のある場所だと思うが、重要な大会に向けての意気込みは?)
「我々にとって今季最も重要な大会はJ1リーグであり、J1リーグを最も優先していますが、ACLもとても大事な大会です。10試合で決まる大会ですから、グループステージで大会の60パーセントを消化することになります。この大会の重要性をしっかりと認識しながら、グループの首位を狙って戦いたいです。J1リーグでは追いかける立場になってしまいましたが、ACLはゼロからです。そしてメンバーがそろってきたところで希望も感じています。その前にまずはFC東京戦でしっかりと勝って、上位に離されないようにしながら、ACLに向かいたいです。参加する大会はカップ戦を含めて、全てでタイトルを目指しますが、J1リーグとACLは最も優先するところです」

(FC東京は今季からアルベル プッチ オルトネダ監督に代わり、リカルド監督がレッズで行っているサッカーと似た要素もあるチームになりつつあると思うが、そういう相手との対戦で重要視していることは?)
「FC東京はいい動きをするチームだと思います。4-3-3をベースに、いいウイングがいたり、シュート力のあるディエゴ オリヴェイラがいたり、インサイドハーフが2列目から飛び出したり、サイドバックが前線に現れたり、というプレーをします。そして、実行しようとするサッカーに合った特徴のある選手がそろっていると思います。すでに映像を見て分析していますが、あまり時間がありませんでしたので、これからさらに多くの映像を見て試合に挑みたいと思います」

(FC東京の松木玖生選手は前からのプレスでも効いていると思うが、それも含めて彼のような若手に対してどんな印象を持っているのか?)
「FC東京はセンターFWのディエゴ オリヴェイラやウイングのアダイウトンが目立っていますが、インサイドハーフのプレスと攻撃のときの前線への飛び出しが重要なポイントだと思っています」

(前節の清水エスパルス戦は退場もあって途中から試合が変わってしまったが、前節を踏まえて、これまでの日々でチームとして修正するところはあったのか?)
「今の状態では何かが足りない、勝つために何かが欠けているという状況だと思います。チャンスは毎試合つくっています。いいプレーもできています。内容もいいと思っていますが、それが勝利につながっていません。ホームゲーム4試合で3人の退場者が出たという異常な状態でもありますが、リードしている状況で追加点が取れなかったり、追いつかれてしまったりすることが続いています。(北海道コンサドーレ)札幌戦ではあまり危険な場面がありませんでしたが、失点してしまいました。試合を決めきることができていません。

いいスタートを切って、徐々に強度が落ちてしまう部分もあるかもしれませんが、スーパーカップ(FUJIFILM SUPER CUP 2022 川崎フロンターレ戦)のときは全員の意識が非常に高く、エネルギッシュな姿でプレーしていました。勝ち点が取れない流れの中で、それを失ってきたのかもしれません。メンタルの面で、より楽しさを感じながら、しっかりと緊張感を持って、自信を持ちながらプレーすることが必要です。また、セットプレーでの失点や、中盤より前でのボールロストも多いと思っています。確実に試合を決め、勝ちきらなければいけません」

(FC東京のアルベル監督とは、リカルド監督が徳島ヴォルティス、アルベル監督がアルビレックス新潟を率いていた際にも対戦しており、同じスペイン出身の監督だが、似た部分や異なる部分をどう感じているか?)
「アルベル監督はバルサ(FCバルセロナ)スクール出身と言える監督です。ポジションも4-3-3を守り、バルサモデルのサッカーをプレーします。私がジローナ(FC)で指揮を執っていたとき、ジローナもそのようなスタイルでした。トレーニングやサッカーに対する理解などもバルサと共通するものがあると思います。また、ニューヨーク シティ(FC)でドメネク トレント監督と一緒に仕事をすることによって、さらにその哲学が強くなっていったのだと思います。ボールを保持する、攻撃的なサッカーをプレーするというところは共通すると思いますが、私の場合は4-3-3だけではなく、それ以外のシステムも使いますし、システムも選手の特長によって変わってくるものだと思っています」

(ここまで3人の退場者が出ており、状況はどれも異なるとは思うが、決定的なピンチを阻止するなど仕方ないというよりは、もったいない形だったと思う。完全に防ぐことは難しいと思うが、解消するために必要なこととして感じていることはあるか?)
「明本(考浩)の状況は明らかにレッドカードだったと思いますが、(伊藤)敦樹と(岩尾)憲に対するものは厳しい判定だったと思います。レフェリーの話はあまりしたくありませんが、私たちは汚いチームではありません。ですので、そのような判定が理解しがたい部分はあります。清水戦後の会見でも言いましたが、清水にチャンスがあったのはレッズが10人になってからのみだと考えていましたので、カードが1枚出ている敦樹をハーフタイムで彼を交代させることも頭をよぎりましたが、ベンチのことも考え、憲のことも考え、それを見送りました。我々が2点目を取ることができれば試合を決めることができていたと思いますが、失点してしまいましたので、逆境になってしまいました。

監督として、10人でプレーしているときにどうするかということがありますが、そういう状況でもプレスをかけるべきだと思います。10人になってからは4-4-1という形にしましたので、押し込まれる時間が長くなってしまいました。無意識に引くような流れになってしまいました。退場者を出すことをどう避けるのかということも一つのテーマですが、退場者が出てしまったら何をするかということもまた重要なテーマだと思います。監督としてもっとできたことがあったのではないかと思っています」

(ピッチの中でのゲームコントロールが勝ちきれないことにつながっていると思うが、その点についてどう考えているか?)
「今はこのチームに何かが足りないという状況だと思います。戦術的なところもあったりしますが、チャンスで決めきれていない、リードしていたり0-0の状況でチャンスを作り続けながらもゴールできず、逆に失点してしまい、同点に追いつかれたり、リードされたりする状況になっています。京都(サンガF.C.)戦や(サガン)鳥栖戦、川崎戦や清水戦と勝てなかった7試合のうち5試合でそのような状況になってしまいました。押し込んだときにボールを失わずにしっかりと握ってプレーすることが重要だと思いますし、ここで自信を失わないことも大事だと思います。

上位に近づいていかなければいけません。ただ、ここ2試合で川崎を見れば、勝ち点で1ポイント分しか近づいていませんので、自分たちがやることをはっきりさせながら、小さなディテールだと思えることをしっかりとやらなければいけません。細かいことかもしれないが、それが勝利につながると思います。スーパーカップで見たチームのいい緊張感を取り戻さなければいけないと思います。私たちは4ヵ月前にタイトルを1つ獲り、2ヵ月前にもタイトルを獲りましたが、ここは浦和レッズですから、周りからの要求も高く、日々のサッカーで勝利を必要とされます。周りからの要求が高いので、この前のスタジアムでもブーイングがあったと思いますが、私はそれをポジティブに捉えています。それに対していい反応が示すことができれば、いい方向に向かうと思います」

(明日のFC東京戦は14時キックオフで最高気温が25度前後になると予想されている。暑さは相手も同じことだが、暑さの中でリカルド監督が大事にしたいことは?)
「気温が上がってきていますので、今日のトレーニングも負荷を軽くしました。このような状況では水分を補給し、しっかりと休養と睡眠を取りながら、食事で栄養を取ることが大事だと思います。その中でも水分補給は非常に大事だと思っています」

(FC東京戦はゲームをうまくコントロールして勝利することを信じているが?)
「特に勝利を求めています。ゲームをコントロールすることができている試合が多いですが、勝ちきらなければいけません」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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