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PARTNER STORY

浦和レッズを様々な面からサポートいただいているパートナーのみなさま。
その背景にあるパートナーのみなさまとレッズの歴史、そして熱い想いに迫ります。

「浦和レッズの上昇気流に乗る形で当社も成長してきました」auカブコム証券の代表取締役社長を務める齋藤正勝氏は、そう言ってほほ笑んだ。

レッズとともに歩む。ファン・サポーターはもちろんのこと、パートナー企業もレッズを支えてくださっているが、auカブコム証券はまさに「ともに歩む」の言葉が似合うパートナーだ。

auカブコム証券がレッズのトップパートナーになったのは2001年。イー・ウイング証券と日本オンライン証券が合併し、カブドットコム証券としてサービスをスタートさせた当時はベンチャー企業であり、株式上場を目指していた。一方、当時のレッズはJ2からJ1に復帰したばかりのシーズンだった。齋藤社長は「不謹慎かもしれない話ですが」とパートナーになったエピソードを次のように話した。

「レッズは降格したことで株式で言うと割安銘柄になってしまった。割安になったことで、当時の私たちが支援しやすくなりました。とはいえ、レッズは超人気クラブですし、必ず発展すると思いました。レッズのパワーにあやかりたいという思いがあり、パートナーになったのですが、レッズのJ2降格がなければ実現しなかったかもしれません」

それから19年。齋藤社長は「レッズが降格した後一気に上がっていった歴史は、私たちの会社のそれと重なります」と続けた。

レッズは昇格から3年目の2003シーズンにJリーグヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)で初タイトルを獲得、2005シーズンには天皇杯を制した。一方、発足当初は赤字続きだったカブドットコム証券だが、レッズと歩調を合わせるかのように急成長し、わずか4年後の2005年、東証一部上場を果たしたのだ。

縁はさらに続いた。レッズは翌2006シーズンに初めてJリーグを制覇し、2007シーズンにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でJリーグ初のアジア王者に駆け上がったが、カブドットコム証券は同年、株式公開買付で三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の傘下入りを果たした。それとともに、企業カラーを従来の「緑」から、レッズと同じ「赤」に変更した。

MUFGのグループカラーが「赤」だったことを理由にするのは簡単だ。だが、大切な企業カラーを変えた理由はそれだけではない。

「レッズがアジアを制覇してくれたので、それにあやかって赤に変えることを決断しました。逆に言うと、ACL優勝がなかったら緑のままだったと思います。コーポレートカラーを赤にしたことで、当社がファン・サポーターの方々から認めてもらえた気がします」

パートナーとしてではなく、むしろファンとしてレッズを見つめていると自認する齋藤社長は、守備陣、特にセンターバックに惹かれるという。「株式投資もリスク管理が大事」ということで、守りの要であるプレーヤーたちに強い思い入れを持っている。そのこだわりから、カブドットコム証券時代のCMには坪井慶介氏に出演してもらった。生粋の浦和出身の堀之内 聖氏も大のファンだという。「レッズは必ずDFのスターが生まれるチームというところもお気に入りポイントのひとつです」と顔をほころばせる。

こんなこともあった。忘れもしない2005年5月21日。埼玉スタジアムで行われたJリーグヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)のアルビレックス新潟戦でフェアプレーキッズを務めたキッズの一人は従業員のお子さんだった。耳が不自由な女の子を抱きかかえて入場するアルパイ選手。その勇ましい姿と満面の笑みを浮かべる女の子を見て思わず男泣きした。「『これぞ浦和レッズ』という感じでした。今もそうですが、心を揺さぶる選手やスタッフばかりがいます。そういうところですよ、レッズのすばらしいところは」と言葉に熱がこもる。

「ファン」だからこそ、夢がある。

「Jリーグは他のスポーツに比べて健全な経営するクラブが多いです。その中で人気も実績もあるレッズは、スポーツビジネスとしてもうまくいっているクラブです。だから日本のスポーツ企業で最も上場に値するクラブだと思っています。もし許されるのであれば、そのお手伝いをさせていただくのが僕の夢です」

埼玉スタジアムで「一生懸命応援してくれている」サポーターがいるゴール裏に上場記念で屋根を造る。株式市場で得たお金で、スタジアムの周りや浦和美園の街全体の活性化に繋げる。もちろんスタジアムの整備やチーム強化にも使う。夢から湧き出てくるアイデアは尽きない。

「レッズの代々の代表が必ずと言っていいほどふれる言葉が『地域貢献』です。確かにレッズはまち作りのシンボルになります。株式上場できるクラブだと思いますし、それを実現するだけのファン・サポーターが集まっているクラブです。何よりもレッズのファン・サポーターの思いや気合いは他クラブを圧倒していますから」

齋藤社長の言葉にはますます熱を帯びていった。

「パートナー」という言葉をより正確に表現しようとすると「ビジネスパートナー」というべきなのかもしれない。企業同士の取引だからビジネス抜きには進まない。だが、それだけで語れないのがレッズのパートナー。20年間にわたり、ビジネスを越えた大きな愛情と想いにレッズは支え続けられている。

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