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曺 貴裁監督 FC東京戦試合後会見

2026/27明治安田J1リーグ 第9節 FC東京戦 試合後のコメント

「10月に入って、多少今日は暑さもありましたけれども、涼しくなってくるときに自分たちの良さがより武器となるように、今日の試合も臨んだつもりです。一言で言って前半と後半の、自分たちがやってきた内容的な進化と、この0-3という結果については、非常にもったいない試合だったなと思います。

ただ、今選手たちにも伝えましたけども、特にセカンドハーフは交代選手も入れながら自分たちの流れで攻めることができていただけに、少し集中力を欠いた1本のプレーで相手に栄養を与えてしまいました。だからこそ、ゲームの中でやっていかなければいけない、準備をしておかなければいけないことを準備させられなかったと、監督自身の責任をすごく感じます。

当初、僕が予想していた以上にFC東京さんの前線や全体の足が止まるのが早かった印象だったので、かさにかかって後半は行けるというところが少しもったいない形と言いますか、もちろん反省しなければいけないですけれども、あそこで点を取る、逆に取れなくてもああいうプレーを誘発するようなことを起こさないというところでいうと、勝ち方の幅、勝てる戦略的なものも含めて、まだ狭いなと思います。

レッズの選手たちはまだまだそういうところの琴線に触れて『自分たちが、自分たちで何とかする』というところに伸びしろがたくさんあると思っています。ハーフタイムにも選手からいろいろな提案や、自分たちで話すことも増えましたし、それはレッズにとってすごくいいことだと思います。今日の展開で3点差をつけられている自分たちを忘れないで、悔しさだけを残して次に向かっていきたいと思います。

用意してきたこと、東京さんに向かってやってきたことでは自分たちらしさを出せただけに、完敗のように見える試合を悔しく思いますが、早く切り替えて、次のルヴァンカップの横浜FC戦に向かっていきたいと思います」

【質疑応答】
(自分たちらしさを出せたということだが、前半の10分まで、後半も10分までは明らかにレッズがボールを支配していいペースだったが、その後は相手に支配されて何度もチャンスを作られた。その原因については?)
「後半は18分(63分)に失点しましたが、うまくいっているときほど注意力が散漫になって、AとBのパスがズレて相手のカウンターを許してしまう、というところがありました。ただ、東京さんはそういうところを突くのが得意なチームなので、それを何も起こさせないとしたら、全て安パイのパスを背後に入れておけばいいということになります。その戦い方を自分が選択するのがよかったとは全く思っていません。あの時間帯で点を取る、もしくは最低限0-0の時間を長くする、もしくは1点に抑えながら粘り強く1点を返す、2点目を取るというチームになっていくことが、今日の宿題だと思っています。3連敗の後、ルヴァンカップ・天皇杯を含めた中で、勝つことで学んできたことは多かったですけれども、今日はこういうアウェイの地で敗戦したことで、さらにネジを締めるいいきっかけになったと思います。

おっしゃるように、いい流れのときに点を取る、自分たちの時間を長くしていく、逆に自分たちの集中力が東京さんに対して続いているときの戦いをなぜ継続できなかったかというのは、やはりまだ僕の指導力不足があると思っています。その辺は選手と会話をしながら積み上げていきたいと思います」

(今シーズンの公式戦で、今日が初めてノーゴールに終わった試合だった。ゴール前の強さが今日の試合を分けた印象があるが、両チームのゴール前の部分をどのように捉えているのか?)
「おっしゃるように、前半から我々が崩してシュートを打って相手のブロックに当てることもありましたが、我々が崩されたときの、最後の守備のブロックに関しては悪くなかったと思います。やはり1失点目や2点目、3点目は、そういうものが如実に現れてしまったと思います。

ただ、あの展開であの1点目の取られ方をしてしまうと、どうしても選手の気持ち的にはオープンにならざるを得ません。
0-0の時間がお互いに長ければ、どちらに転ぶか分からないゲームだったことは間違いないので、そのあたりのゲームの読みや捉え方というのも、もう少し選手に伝えていきたいなと思います。

リーグの9試合だけでいうと、今までの8試合と違う展開になりました。相手のゴール前でのシュートの精度が非常に高く、こちらが無得点だった試合になりましたが、そこに至ったプロセスについてはしっかり整理して、選手に伝えないといけないと思っています」

(数字だけを見ると、9試合で失点が20を超えていてリーグワーストくらいになっている。失点数自体と、失点が生まれてしまう構造をどう捉えているのか? また、取れるときに点を取るということで、その量をどう高めていくのか?)
「チームの作り方にはいろいろあると思いますが、失点をすることはもちろん、全くいいことではないと思います。自分たちがワーストの失点数ということは選手たちも気づいていますし、僕ももちろん重く捉えて、練習でたくさん取り組んでいるつもりです。今日に関して言えば、あの展開で取られた1点目がやはりチームにとって重くて、前がかりにならざるを得ないような状況になりました。それでも失点は1で推移しなければいけないですけれども、何も手を加えず『相手より点を取ればいいんだ』というチームにするつもりも全くありません。ただ、前期あのような時間で起きた、特に開幕3試合で失点した形は本当に組織的にいろいろなことが間に合っていないものでしたが、その後は自分たちで何とかできる失点が多くなったと思っています。この前の(天皇杯の)RB大宮アルディージャ戦の2点目を取った後の失点もそうですが、そういうところの甘さやゆるさ、理解をもっと深めなければいけないと思います。当然、失点を少なくして点を取れるチームになりたい、ということは間違いなくそう思っています」

(失点した場面で、はっきり言ってしまうと個人の問題にもつながっていくと思うが、そういうときはチームに対してどういうアプローチをするのか?)
「日本代表の選手は、そういうことを極めて確率少なく起こさないから、日本代表でいられると思っています。ただうまいとか速いとかではなく、そのときに必要なジャッジをちゃんとチームのほうに寄せてやることで言うと、個人の問題と言えるかもしれないですけど、それを引き寄せるチーム内のアイデンティティー、空気感があると僕の中では思っています。それは、個人の問題で片付けているようでは、チームとしての上昇は絶対に見込めません。周りの選手やスタッフも含めて、自分たちがそれに向き合ってそのことを解決しようと思っていかない限り、チームとしては成長しません。ただ、あの展開でああいうことで失点する弱さ、自分たちのこだわり不足、そういうものはまだ浦和レッズとして抱える、越えなければいけないハードルなんだなと、今日は改めて思いました」

【浦和レッズオフィシャルメディア】

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