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「ホームで勝ちたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 3/28)

28日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、30日(土)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第5節 アビスパ福岡戦に向けて意気込みを語った。

(試合が2週間空いたが、ここまでの4試合を分析してその間に取り組むべきだと感じたことやリーグ開幕前に思っていたことと違ったことはあるか?)
「まず3連休を与えました。その後、木曜日、金曜日と2日間練習して、土曜日には非公開の練習試合を行いました。そこで45分3本プレーしました。そして今週は明日を含め、5日間で次の試合に向けて準備をしています。もちろん今までプレーした試合も分析し、最後にプレーした試合は立ち上がりの20分間、最後の40分間は非常に良かったと思います。得点も4点取ることができました。そして4-4のときに3つの決定機をつくることもできました。ただ、前半20分でつなぐことをやめてしまったことと、立て続けに2失点してしまったことはよくなかったところです。そしてこの練習の中でも攻撃をさらに発展させるべく進めてきましたが、1月にスタートしたときと今とではトレーニングで決まる得点の数も変わってきています。非常にいい姿勢で取り組んでいます。また、プレスや1対1の守備の練習もしました。通常のマイクロサイクルの中では11対11のゲームもプレーします。そして先週と今週のそのような紅白戦のレベルが非常に高かったと思います。我々が来た当初と比べると非常に良くなっていて、チームが前進していると感じています」

(全体的にメンバーを大きく代えてはおらず、ゴールキーパーからミッドフィルダーまでは特にそうだと思うが、この期間のトレーニングで福岡戦やその次のFC東京戦に起用してみたいと思わせた選手はいたか?)
「みなさんもご存知のように何人かの怪我人がいます。(前田)直輝もいい状態になり、安定してきていると思います。トモ(大久保智明)もトレーニングに復帰してコンディションが上がってきています。松尾(佑介)はこの前の試合、途中から入って素晴らしい後半だったと思います。彼も少し痛めたところがありますが、もうトレーニングには戻ります。また、チアゴ(サンタナ)と(興梠)慎三もフィジカル的に上がって来ていると感じています。土曜日の練習試合では2人とも点を決めていました。

中盤での競争も非常に激しいものがありますが、その中で(岩尾)憲も非常に良くなってきていると思います。アンカーとしてもインサイドハーフとしても彼はいいパフォーマンスを見せてくれています。代表にいっていた選手もいます。サミュエル(グスタフソン)はスウェーデン代表で66分、20分と2試合プレーしました。U-23日本代表で(大畑)歩夢が85分プレーしましたが、彼にとって非常に良かったと思います。(早川)隼平もほぼフルゲームをプレーしたということで、彼にとっても良かったと思います」

(公開練習の日にマティアス監督が不在だったが、もう問題ないのか?)
「そのとき少し喉を痛めていて、感染症だったら選手たちに移したくないということで、家で安静にしていました」

(福岡は4バックや5バックなど形を変えてくるが、印象はどうか?)
「相手チームに合わせてプレーする戦術的なチームだと思います。前線にダイレクトにボールを入れるチームですが、特にウェリントンにロングボールが入ります。ダイレクトプレーでできるだけ多くの回数、相手のペナルティーエリア内に入っていこうとするチームです。セカンドボールが大事になると思います」

(マティアス監督自身もホームゲームで勝利したいだろうし、レッズのファン・サポーターもホームでの勝利を待っていると思うが?)
「もちろんホームで勝ちたいと思いますし、この後ホームでは全勝したいとも思っていますが、それと同時にいいサッカーもお見せしたいと思います。前回の(東京)ヴェルディ戦ではあまり多くのチャンスをつくれませんでしたので、そこから前進している姿も見せたいと思います」

(湘南ベルマーレ戦では前半の20分にいい形がつくれたが、いい形をより長くするためにどういうことが必要だと考えているか?)
「我々はローディンフェンスが得意なチームからハイプレスをかけるチームに変わろうとしている途中です。それには選手たちの姿勢もフィジカル的なコンディションも戦術的な理解も必要になってきます。そして選手たちは90分を通じて高い強度でプレーすることに慣れていかなければいけません。湘南戦ではそういうアグレッシブないいプレーを立ち上がりで見せましたが、途中であまりつながなくなり、ハイプレスにも行かなくなる時間帯がありました。土曜日の練習試合では90分近く安定して高い強度のプレーができたと思います。ベルマーレ戦では合わせて60分くらいだったそういう時間を次の公式戦でさらに伸ばしていきたいです」

(マティアス監督が思ういいトレーニング、いい試合の定義を教えてほしい。抽象的だが、我々が判断していくときにもこういうトレーニングがいいトレーニングで、こういう試合がいい試合ということを監督の考えで聞かせてほしい)
「いいというのは包括的な評価ですので、もう少し細かいお話をしたいと思います。まず前節の試合を見ますと、立ち上がりの20分間は我々がやろうとしているプレーが出ていました。ボールを握りながらゲームをコントロールし、攻撃に行くタイミングをうかがうことができていました。高い位置を取り、守備のときもアグレッシブに前線からプレスをかけました。その時間帯では選手間の距離感も良かったと思います。その後は我慢できず、間違った判断を下す場面がありました。プレスの安定性も欠けていました。いい時間帯と悪い時間帯の具体的な話を少ししました。いい練習というのは、たとえば紅白戦を行う日が最も強度が保ちにくい日になります。11対11のゲームの中でいかに強度の高い、質の高い時間を長くできるかということが重要になってきます。全体的な話をしてきましたが、この質問のおかげで私も少し詳細をお伝えすることができましたので、ありがとうございます」

(いいトレーニングやいい試合ができても結果が伴わないこともいい試合ができたということもあれば、その逆もあると思う。いい試合ではないけど結果が出たということもあると思うが、そのときにどのように次のトレーニングや試合に臨むのか?)
「試合が終わればそれを分析し、改善点を出します。その改善点はトレーニングしますが、同時に自分たちの攻撃の原理に取り組み続けます。そういうことを行っていますので、何が良くて何が良くなかったかということを選手も指導者もみんなが理解できていると思います。おっしゃったとおり、よくない内容で勝つこともあれば、非常にいい内容で負けることがあるのもサッカーです。しかし長期的に見ますと、安定して自分たちのプレーを出すことができれば、負け試合より勝ち試合が多くなると思いますので、そのことを念頭にトレーニングしています」

(戦術練習に入る前にチューブを引っ張って走るようなパワー系のトレーニングをやっていると思うが、それは目指すサッカーをするために必要でチームに足りないと感じていることなのか?)
「まず1週間を通じてトレーニングの中でできるだけ多くのスプリントをしてもらいたいと思っています。ですので、チューブを使ったトレーニングを冒頭で行うこともあれば、ロンドの間にスプリントを入れることもあります。我々のサッカーはフィジカル的な要求が高いものです。ですので、日々の練習でも選手たちには限界を突破してもらいたいと思っています」

(以前、ミハイ チクセントミハイのフローモデルの話で、コンフォートゾーンと言われる快適な空間から出なければいけないという心理学の話をしていたことがあった。フィジカル的、メンタル的な限界を超えていく苦しいときでも闘えるようにすることを重視していると思うが、サッカーに対する思考や自分の常識を変えてみるという考え方のコンフォートゾーンから出るということへのアプローチはどのように行っているのか?)
「たとえば、彼らにとって新たな戦術ですので、そこで考え方を変えなければいけないということはあったと思いますが、よく順応してくれていると思います。そのようなチャレンジもありましたし、選手個々にもトレーニングで強度を上げるというチャレンジがあります。そのためには体力もつけなければいけません。体力がつけばさらに強度も上がるといういい循環になると思います。そして個としても集団としてもそこに成長の余地が残っていると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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