明治安田J1リーグ 第4節 湘南ベルマーレ戦 試合後のコメント

「立ち上がりの20分間は素晴らしかったと思います。ビッグチャンスがたくさんありましたが、そこでしっかりと点を取らないといけなかったと思います。その後、プレスをかけないといけない場面で受け身になってしまったところがありました。

ハーフタイムでは1-2とリードされていましたが、選手たちには『後半で3、4点取れるぞ』という話をしました。その直後に1-3とリードされましたが、選手たちはしっかりと気質を見せ、追いつくところまで闘いました。

そしてベンチスタートの選手たちも、ピッチに立って良い仕事をしてくれたと思います。最後は5点目を取れそうな場面もありました。チアゴ(サンタナ)、そして(佐藤)瑶大のチャンスがありました。

本日、選手たちが見せた気質は非常に大事なものだったと思います。今後トレーニングしていかなければいけないところは、安定性の部分だと思います。また、試合を通じてよりプレスをかけることができればと思います。

本日はこのような素晴らしいシュートを打てるチームと対戦して、負けなかったことは大事だったと思います。もちろん相手のシュートは良かったのですが、失点は我々が望んでいるものではありませんでした。本日は4点を取っていて、開幕からアウェイゲームを3試合戦いましたが、得点を重ねることはできています」

[質疑応答]
(中盤の選手の間を縦パスが抜けていくことが多く、抜けた先でも捕まえられなかった。それでは守り切れないと思うが、その点をどのように見ているか？)
「その通りだと思います。自分たちがボールを持ったときもあまりつながなくなり、ロングボールが増えてしまいました。それで相手チームにイニシアチブを渡すことになりました。

そしてプレスのところも、我々のディフェンスラインの前にスペースを空けてしまう形になってしまいました。そこでよりバランスがとれるよう、後半は(岩尾)憲を投入しました。フィジカル的な強さもそこで上げようとしました。そのようにして中盤も経由しながら前に行くという形と同時に、松尾(佑介)を前に入れることで、よりダイレクトに背後のスペースを狙うことを考えました」

(今日はベンチメンバーにセンターバックがいなかったが、もし早い時間でアクシデントがあったらどんな対応をしていたのか？)
「オプションは3つありました。一つは(伊藤)敦樹です。もう一つは(酒井)宏樹をセンターバックにして、(大畑)歩夢をサイドバックとして使うことです。何かがあったらこの2つを使う可能性が高かったのですが、憲をセンターバックとして起用するプランもありました」

(チームが立ち上がっているこの時期に、前半では興梠慎三選手、後半では岩尾 憲選手のような存在は、監督の中でどのように力になっているのか？)
「(興梠)慎三は前半、特に攻撃で良かったと思います。得点もそうですし、ビルドアップに絡むプレーもできていました。

憲の性格はあらゆるところに表れていました。昨年、あれだけたくさんのゲームをプレーした理由も分かります。そして憲はアンカーとインサイドハーフの間くらいの役割を行うことができ、そこに順応しています」

(今日はビルドアップで湘南のプレスに苦しんでいたが、どのように修正していきたいか？)
「立ち上がりの20分間はうまくスペースを見つけ、そこを使えていたと思います。サイドからサイドへと、サイドチェンジをしながらプレーすることが必要でしたが、途中でそれをやめてしまいました。
いつ後ろからしっかりつないでいくのか、いつダイレクトに裏を狙うのか、というところは今後の課題だと思います」

(前田直輝選手は2試合続けて早い時間帯で交代していたが、まだコンディションは100パーセントではなく、90分プレーすることは難しいのか？)
「体調不良で練習を不在にしていた期間が少し長く、その意味でフィジカル的に少し苦しんでいるところがあります。今日の試合でも足をつっていました。この代表ウィークで2週間公式戦がないのは、我々にとって良い時期になると思います。直輝にとってもそうですし、トモ(大久保智明)のように怪我から戻ってくる選手たちにとってもトレーニングができる時間です。我々新しい指導者たちにとっても、選手たちのことをよりよく知る期間になります。毎週、Jリーグについての知識は深めていっているつもりです。

本日は、湘南さんに感謝したいと思います。たくさん来た湘南のファンと浦和レッズのファン・サポーターのみなさんで、本当に素晴らしい雰囲気の中でゲームをプレーできたと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】