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09.12.05

vs鹿島アントラーズ 試合後 フィンケ監督

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フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第34節 鹿島アントラーズ戦後のコメント

「今日の試合は、選手たちにとってもそうですが、特に私たちのファン・サポーターにとって、とても申し訳ない結果になってしまいました。しかし、ここで私はもう一度はっきりと言いたいと思います。それは、3連覇を果たした鹿島アントラーズに対して、しっかりと『おめでとう』という言葉を送りたいということです。彼らはやはり3連覇という素晴らしい結果を残したわけですし、それは実力のある証拠です。そして3年間もの間、しっかりとしたプレースタイルの哲学を持って仕事をして来たという、その証だと思います。その結果がこの3連覇という結果だと思います。
しかし皆さん、私を慰めていただく必要は一切ありません。私は一人の監督ですし、このようなときにお話をするのが私の仕事の一つですから。ただし、やはり監督として言えば、今日の試合の内容というものは一切悪くないものであったと私は思っています。実際に私たちの方が、たくさんの得点チャンスを作り出していたわけですし、少なくとも鹿島アントラーズと同等のレベルでプレーができるということを今日の試合で示すことができていました。
今日の私たちのプレーもそうですし、特に『戦う姿勢』というものは素晴らしいものがあったと思います。そして最後の最後、試合の終了間際まで私たちは相手の陣地まで攻め込んでいたわけですし、何とかしてゴールを生み出そうと全員がしっかりとした強い意志を持って戦っていたと思います。しかし、最後の時点で部分的に、幸運というものが足りないところがあったのではないかと思います。
実際に今年に入りまして、とても多くのことが変わりました。やはり改革の年ということで、私たちはさまざまなことを変革してきたわけです。例えば、毎日の練習の仕方、それから私たちのプレースタイルの転換など、とても多くのことをどんどん変えていきました。もちろん、これだけさまざまなことを変革していきますと、とても困難な時期が訪れることはよくあることです。しかし、私たちは今年、とても多くのステップを踏むことができました。そして私たちは確実に前進しています。実際に、プレースタイルは昨年とまったく違うものを皆さんにもお見せすることができましたし、来年以降に向けて、そして将来に向けて、とても大切な『土台』というものを、私たちは作り上げることができたと考えています。もちろん、さまざまな改革を進めていきながら、同時にとても優れた結果を残したいということはよく分かりますが、とても長いサッカーの歴史、そしてこの長い歴史から生まれた、ある程度の常識という部分から言えば、とてもこれは困難であることは皆さんも既にお分かりであると思います。もちろん、私たちもできる限り早く結果を残したいという考えもありました。しかし、今、私たちは将来のためにこの道を進んでいるわけです。そしてこの道は正しい道です。そして近い将来私たちは再び、優れた結果を残すことができるようになることでしょう。私たちはそのための変革を行なってきたわけです。
私たちの今年のチームは、ほぼ昨年のチームを引き継いだものでした。そして今日の試合でもそうですが、多くの選手たちが昨年も試合に出ていたわけです。しかし私たちは昨年とはまったく違うサッカーを実践することができていました。私たちは、将来に向けて、とても大きなステップを踏むことができたと考えています。そして世界中を見渡しても、とても高いレベルで実践されている、ボールオリエンテッドなサッカーというものを導入することができましたし、多くの選手たちがそれをここで実践することができました。将来に向けてのさまざまな改革を、私たちは今年進めることができました。来年に関しましては、いくつかの選手の入れ替えというものが必ず起きるわけですが、来年私たちはさらにこの道を進んで、さらに大きなステップを踏むことができるようになると考えています。
とてもたくさんの仕事がまだまだあるわけですが、それでも私はとても大きな喜びを感じていますし、来年以降の仕事に関しても、とても楽しみにしています」

(今年の開幕戦が鹿島戦でした。そして今日また鹿島戦で、その2つの試合の違いが、今年のレッズの進歩と、それからもう1つ、来年やらなきゃいけないところが明らかになっていると思いますけれども、それについてお話ししていただけますか?)
「鹿島アントラーズのチームに関しては、やはり数年間にわたって、彼らがしっかりとした哲学を持って、同じようなサッカーを実践してきたというのがよく分かります。それによって彼らは非常に効率がいいサッカーを実践しています。それほど多くの得点チャンスを作り出さなくても、しっかりとそれをゴールに結び付けることができています。やはり私たちのように、ちょうど今変革をして、新しいチームを作り出そうとしているチームとは違うわけです。
もちろん、私たちのチームは非常に努力をして、そしてたくさんの得点シーン、得点チャンスを作り出していました。しかし、残念ながらまだ決定力というところにまだまだ改善すべきところがありまして、多くの得点チャンスを実際に結果に結び付けることができていなかったわけです。ここに大きな違いがあります。やはり、数年間の同じ哲学に基づいてサッカーをしてきたチームというのは、やはり自分たちの哲学に対する自信というものを持っているわけです。そうすれば彼らは、少ない決定機を実際にゴールに結び付けて、結果として出すことができます。しかし私たちのようにまだ、このプレースタイルをこれからさらに改善していこうと努力している段階の場合、とてもたくさんの得点チャンスを無駄にしてしまうことがあるのです」

(先ほど、今シーズンのレッズのことを考える上で非常に大事なキーワードがあったと思います。「困難な時期を迎えたこともあった」という、この「困難な時期」というのは、これは多分結果のことを言っておられるわけだと思いますけれども、これがどうして起きたのかということを、短くまとめていただければと思うんですが)
「とても短く私はお話ししたいと思います(笑)。多くのことにつきましては、公の場所でお話しすることはできません。ですので、とても大切なことにつきましては、やはり直接、ドアの後ろで、選手たちと直接話し合いたいと思います。実際に私も今まで、チームについて、特に批判的なことについて話をするときには、メディアの方を通してではなくて、直接選手たちと話をするようにしてきました。4つの目、あるいは6つの目の中で、さまざまなことをはっきりと述べていたわけです。ただし、実際に私がここにきてからさまざまな変革があったことは事実だと思いますし、実際にとても大きなこと、そしてさまざまなことが変わってきたこと、急速に変わっていったことによって、ピッチに立った選手たち、それからチームにとってもそう簡単な時期ではなかったということは、皆さんもご想像できることだと思います。なぜなら、集中力を最も大切なピッチの上での仕事に向けることが、場合によってはそう簡単ではなかった時期もあったからです。しかし、私たちはとてもたくさんのサポートを得ることができましたし、特にクラブの中からもとてもよい形のサポートを得ることができました。私たちは来年もこの道を進んでいきたいと考えていますし、来年もさらにいい形での次のステップを踏むことができるのを確信しています。
そして私にとって大切なのは火曜日(8日)に、選手たちそれぞれにオフのメニューが配られるということです。そしてそのオフのメニューは、すべての選手に対して同じメニューを出すわけではありません。それぞれの体の状況によって、すべて計算されたオフのメニューをそれぞれの選手に配ることになります。そして来年、私たちが準備期間を始めるときには再び体力測定を行ないます。その結果で、それぞれの選手たちが、オフの間での宿題をしっかりとしてきたかどうかが見えてくるわけですが、そこで選手たちがしっかりとした仕事をしてくるということが、来年に向けての、そして来年優れた形での仕事をするための一つの土台になると考えています」

(先ほど「将来のための道を進んでいく」とおっしゃいましたが、フィンケ監督が考えるその道のゴールに対して、今どのあたりを歩いているとお考えですか?)
「まず私たちが進もうとしているこの道の目標です。私たちの目標というのが、自分たちのプレースタイル、自分たちのサッカーのゲームの進め方を、毎週毎週試合で実践していく、貫いていくということです。
実際に鹿島アントラーズがとても優れた例であるわけですが、彼らは数年間同じような、そして自らの哲学を実際にプレースタイルに反映させていることによって、毎回毎回相手の出方によって、対応するようなチームではなく、自らのしっかりとした哲学を持って、プレースタイルを実践していました。このようなことを継続的に行なっていくとリーグを代表するチームになり、タイトルを奪うことができるようになるのです。毎回毎回、相手の出方によってこちらの対応を変えるのではなくて、自分たちの哲学、そして自分たちのプレースタイルがあって、それを実践していくことが大切です。
来シーズンに関して言えば、今年よりさらに優れた形で、これを、つまり自らのプレースタイルを貫く、ということを実践することを私は求めています。
もちろん今年は、一時的にまったく結果が出なかった時期、厳しい時期もありましたが、それでも私たちはとてもいい形でこの道を進んできたわけですし、来年もこの目標に向けて、この道を進んでいきます。そうすれば結果もついてきますから」

(あえて伺いたいのですけれども、日本で監督という仕事をやる上で、非常に難しさを感じる部分があると思いますが、その原因というのは例えば文化の違いなのか、それとも言葉の問題なのか、あるいは例えば日本のサッカーがまだ成熟していないからなのか、どの辺にあると思われますか?)
「私の考えでは、日本はとても素晴らしい国ですし、とても興味深い国でもあると思います。そしてたくさんの、まだ私が解くことができていない秘密と、『?(はてな)』マークがある国です。そして私自身の考えとしましては、来年以降、このチームと仕事をしていくときに、やはり今年得ることができた経験から、さまざまな、いろいろな意味でメリットを得ることができると思っています。これ以上詳細にはここで語りたくありません(笑)」

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