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曺 貴裁監督 RB大宮戦試合後会見

天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会 3回戦 RB大宮アルディージャ戦 試合後のコメント

「今年一番メディアの方がたくさん集まっているということで、この(さいたま)ダービーは注目されている試合だと感じてやっていました。

浦和レッズとしては9年ぶりにここ大宮でダービーがあるということで、僕も湘南(ベルマーレ)時代や京都(サンガF.C.)時代にこのスタジアムの難しさを感じていましたが、平日の18時キックオフにもかかわらず、非常にたくさんの、満員のお客さんに来てもらった、そういうゲームにふさわしい、お互いのインテンシティーが出た面白い試合になったのではないかと思います。

大宮さんの戦い方や、どんなメンバーが出るかはお互いに分からない状況でしたが、自分たちが(リーグ)8試合で16点取れているのがなぜなのかを共有しながら、選手たちに今週ずっと伝えてきたことを、選手たちがよく理解してやってくれたと思います。

ただ、強くなるためには、少なくとも3-1、4-1で終わらせるような戦い方を選択できないと、リーグで上位に残っていくのは難しいなと、同時に感じました。2-0になった後の失点の仕方、3-1になった後の失点の仕方は反省しないといけないところはありますが、それ以上に4点、5点と取れる攻撃を今日出たメンバーで見せられた、というのはチーム全体で一歩進んだ1日になったと思います。

天皇杯はノックアウト方式なので、ルヴァンカップも含めてリーグ同様大事に戦っていきたいですし、3連敗でスタートしたチームがどう次に向かっていくのかを、選手自身が覚悟して進んできていると思います。今度のFC東京戦では誰を起用するかは決めていないですが、彼ら(アウェイ)のスタジアムに行きますので、今日以上に熱い試合を見せられたら、と思います」

【質疑応答】
(早い時間から裏を狙う攻撃を見せていたが?)
「試合前のミーティングで、日本のA代表の試合や、UEFAネーションズリーグの得点シーンのまとめを見せた中で、ベルギーだろうがチェコだろうがスペインだろうが、最後は必ず強い動きが背後にあるということを、ワールドカップのプレーオフを争う彼らの中でも大事にしているものだと再認識しました。そういうものを使いながら、自分たちがボールを持っているときには何をしなければならないのか、逆にボールを持っていないときにはどういうことが自分たちのメリットになるのか、それらは特に(今日)2点目を取るまでは非常にうまくいっていたと思います。

前半はオフサイドにかかったりしましたが、誰が2列目から走っていくかなどを含めて、前半のほうが機能した攻撃が多かった感じがありましたが、そこで点を取れなくて失点してしまうことがある、というのは課題ではあります。

自分たちのフットボールは決してドメスティック(国内)に終わることを目指すわけではなく、選手である以上はA代表や、ヨーロッパの進んでいるサッカーに対してどう近づいていくかは、監督として仕事のひとつだと思っています。

今日は最年少の和田(武士)は使わなかったですが、彼は今日出しても遜色ない選手に育つだろうと確信しています。そういう部分を含めて、いつも選手には届かないものを見せ続けるのではなく、頑張れば届くというところを刺激しながらチームとして前に進んでいることが、そういうもの(未来)につながるようにやっていかなければいけないと、終わった後に再認識しました」

(レッズが得点した直後に失点したが、守備が落ち着かなかったと見ているのか、ノックアウト方式の試合ならではの厳しさなのか、どのように分析しているのか?)
「僕がもっと端的に分析できて、それを伝えられれば、こんなにたくさん点を取られなかったと思います。

前半、2-0になるまでは、3ラインの形成の仕方とか誰がファーストディフェンスに行くかとかは、かなりレベルの高い試合ができていただけに、そこでちょっとエアポケットのような失点をしたのがもったいなかったです。ただ、2-0になったときに選手が少し守りの意識に入って、ラインが下がってバイタルエリアに圧力をかけられなかったところがあります。でも、そこでも強いチームはシュートブロックなりGKがセーブするなり、その流れを切ることができるのですが、まだまだそこのたくましさは足りない感じがします。

1-0であったほうが集中力が続くだろうなと思う中で2点差がついたので、選手が少しホッとしてしまったところは反省しなければいけないと、まだ映像は見ていないですけど、そのように思います。

2点差がサッカーで一番危ない点差だというのは、その通りだと思います。ただ、そこからまた自分たちの形で点を取ったことを前向きに捉えながら、失点そのものではなく、どういう戦い方をすべきだったのかを、選手にもう少し伝えなければいけないと思います」

(サミュエル グスタフソン選手はかなりボールを回収して散らすこともできていたが、監督の評価は?)
「少し怪我気味でプレーできなかった時間もありましたが、今日は初先発でしたけど、彼が持っている能力を自分たちが出させてあげることができれば力になることは分かっていました。もちろん選手内での競争がありますが、リーグ、ルヴァンカップ、天皇杯と戦っていくのに、いい材料ができたと思います」

(前回のルヴァンカップの試合を含め、かなり多くの選手がピッチに立ったが、そういうことを含めて今後にどのようにつなげていきたいか?)
「今、自分たちが点を取れることを証明できるシーズンになっていますが、点を取っていることよりも、おそらくルヴァンカップと天皇杯で、おそらく11人ないし12人が点を取っている、いろいろなところから点を取れることが、今の自分たちにとっての強みだと思います。

別に順番で選手を使っているわけではないですが、そもそも登録している人数がそんなに多いわけではないので、今日出なかった選手も含めて全員がこのサッカーにアジャストしてやっていくことをしない限り、我々の今シーズンの上位進出、もしくはルヴァンカップ、天皇杯で上に行くことは望めないと思っています。

まだ過程の段階ですが、3連敗で始まったチームがこの1、2ヵ月で、自分たちの戦いの道筋みたいなものを当時よりは選手が感じられるようになったので、もっと先を見据えて、選手起用などのやり方をやっていかなければいけない、今は素直にそんな感じがします」

(後ろを5枚に変えた後はかえって守備の意識が中途半端になってしまったと思うが、フォーメーションを変えてからの評価は?)
「出ている選手に少しアクシデント的な怪我もあって動けなかったところもあったのですが、自分たちがどういうフォーメーションであろうが、カウンターに出ていく力を最後まで残した上で、1点を取りながらも堅い守備、というものを考えています。

その中で少し後ろの重心が重くなってしまったところもありますが、試合というのは1-3で負けている相手はリスクを冒してきますから、そこを自分たちでしっかりしのぎながらカウンターでもう1点入れば4-1ですし、そういうところの駆け引きみたいなものを選手たちにもう少し伝えなければいけないと思います。

形やシステムがそうだからといって、押し込まれる、押し込まれないという問題ではないと思います。ただ、今シーズンはいろいろな配置の中で、選手たちに次の景色を見せようということでやってきた中では、よくはまるところもありますし、逆に言ったらそれがうまくいかなかったことも、このシーズンではあったと思います。ただ、チャレンジは続けていかなければいけないと、自分自身では思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア】

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