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「順位をどんどん上げていきたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 3/11)

3月11日にオンラインで行われた会見でのコメント

(中2日や中3日での5連戦が終わり、今週は少し余裕がある日程だったが、どういうことを確認したいと思いながらこの期間を過ごしたのか?)
「連戦の間、たくさんプレーした選手、そうではなかった選手と状態にばらつきがあった中、ケガ人なども戻ってきて、ようやくほぼ全体でトレーニングすることができました。その中では、我々が押し込んだところでのプレーの確認であったり、サガン鳥栖戦のゲームプランであったりをメインに行ってきました」

(ダヴィド モーベルグ選手が合流したが、どのような良い部分を持った選手であり、どういうことをチームにもたらしてくれると期待しているか?)
「攻撃的な選手で、周りとのコンビネーションもできますし、フェイントなどのプレーも持っています。得点力もありますので、右サイドの攻撃でたくさんのものをもたらしてくれる選手だと思っています」

(J1リーグ5試合が終わり、成績には満足していないと思うが、内容で良くなっていると感じることは?)
「結果は伴っていませんが、良いものがたくさんあったと思います。11人対11人の状況では、相手にダメージを与えながら相手を上回り、相手より勝利に近い形でプレーできたと思っています。そこが昨季とは違うと思います。昨季は内容で上回られる試合もありました。試合を見ていてもそう感じますし、ビッグデータなどのスタッツを見ても相手よりいい数値を残すことができています。出場停止の選手やケガ人などがいて、選手が少ない中で戦ったことも考えながら総括すると、ポジティブだったと思います。今メンバーがそろったところで連勝できるようにしたいと思います。今は勝ち点が少ないので、順位をどんどん上げていきたいと思っています」

(前節の湘南ベルマーレ戦で今季のJ1リーグ初勝利を挙げたが、チームの雰囲気や心のゆとりなど、生まれたものはあるか?)
「真剣な姿を見せた試合で、相手より多くのチャンスをつくりながら勝った試合でした。非常に良かったと思います。内容が良いけれど勝利できなかったときは、ストレスになったり、迷いにつながったり、自信の低下を招いたりすることもありますが、このようにパフォーマンスを結果につなげていけば、精神的にもより良い状態になりますし、自信も取り戻すことができると思います。今後も成長し続け、攻撃でも守備でも強さを見せながら、完全なチームになりたいと思っています。攻守と両方ができないと上を目指すことはできません」

(連勝を目指す鳥栖戦になる。今季の鳥栖は3分と粘り強いサッカーをしている印象があるが、リカルド監督の印象はどうか?)
「鳥栖に対してはいい印象を持っています。多くの選手が移籍していきましたが、しっかりと補強しています。川井健太監督とは徳島ヴォルティス時代に愛媛FC戦で対戦したことがありますが、コンセプトや戦術がしっかりとしている良いチームを作る監督だと思います。昨季、鳥栖はいいシーズンを送ったと思いますが、今年もいいサッカーをプレーしながら、それを再現しようとしていると思います」

(鳥栖戦で大事にしていきたいことは?)
「どのチームも警戒しなければいけない部分があると思いますが、鳥栖はGKがたくさんビルドアップに参加しますので、いい守備が必要になってくると思います。また、守備の時間が長くなる可能性もあります。我々は今までの試合で数多くのチャンスを作ってきて、それがゴールにつながったり、つながらなかったりしていましたが、同時に前節の前までは全ての試合で失点していました。攻撃で相手にダメージを与えなければいけませんが、失点しないこと、クリーンシートも必要だと思います。昨季のレッズはクラブの歴代で最多のクリーンシート数だったと思いますが、その部分の安定性が必要だと思います。クリーンシートが多ければ、勝ち点を稼げる試合も当然増えてきます。J1リーグで優勝したいならば、アウェイでいい内容のゲームをしながら、勝利につなげることが必要だと思います。昨年はアウェイでの勝ち点が少なかったので、その部分の安定性は欠けていたと思います」

(9日のトレーニングを見た際、モーベルグ選手のコンディションがいいと感じたが、監督の目から見てどうか?鳥栖戦でメンバーに入る可能性はあるのか?)
「彼はチームの一員であり、トレーニングもしています。次の試合のベンチに入る可能性はありますが、同時に来たばかりであり、しっかりとトレーニングを積んでいかなければいけないというプロセスもありますので、いい質問だと思います(笑)」

(「J1リーグで優勝したいならば、アウェイでいい内容のゲームをしながら、勝利につなげることが必要」というお話だったが、昨季のアウェイのヴィッセル神戸戦や今季の京都サンガF.C.戦など、アウェイで思っていたパフォーマンスができなかった理由をどう分析しているのか?)
「J2リーグのときはアウェイの試合でもホームと同じように戦うことができていましたが、J1リーグではそれが難しいと感じています。特に、先に失点してしまうと逆転することが非常に難しいです。京都戦も失点した後、彼らがアドバンテージを使いながら3バックに変えたりしてきました。川崎戦は2-0にするチャンスは何度もありました。たとえば明本考浩のチャンスです。パフォーマンスは良かったと思いますし、多くのチャンスを作ることも大事だと思いますが、ミスを避けなければいけません。たとえば、せっかく良い内容でプレーしていても、セットプレーでミスを犯して勝利を逃してしまうこともあります。ベンチを含めて安定した強さが必要だと思います。先ほど、良い内容で多くのチャンスをつくっていくという話もしましたが、同時に決定力も大事だと思っています。少ないチャンスでも勝利をものにできることも必要だと思います。たとえば川崎戦では、川崎は多くのチャンスをつくれませんでしたが、少ないチャンスを決めて勝利を手にしました。そのような決定力も必要だと思っています」

(9日のトレーニングではモーベルグ選手に加え、松尾佑介選手も合流していた。両ワイドは充実していて、監督としてもメンバーを選ぶのが難しいと思うが、どう考えているか?)
「今まで人数が少ない中で戦ってきました。欠けている選手が同じポジションの選手が多かったこともあります。モーベルグが加入し、松尾も復帰して、今は平野佑一と木原 励以外は全員トレーニングができています。これで今までよりトレーニングの質も上がると思いますし、オプションが増えると思います。また、選手がそろうことによって、ローテーションをしながら選手の疲労もコントロールできるようになると思います。モーベルグと松尾はオプションを増やしてくれます」

(起用する選手の個性によって違うとは思うが、サイドアタッカーに共通して求めることは?)
「サイドの選手に共通して求めることは、縦へのスピードや1対1の仕掛けや得点力だったりします。また、守備でもしっかりとプレスをかけることを要求しています」

(公開トレーニングについてお聞きしたい。メディアもそうだが、一般のファン・サポーターもトレーニングを見たいと思っているだろうが、見られない状況が続くのか?それとも何かの条件があれば、2年前までのように誰でも見られるようになるのか?)
「トレーニングに関しては、たとえば試合2日前や1日前はセットプレーを行ったり、戦術的な内容が多いものになったりします。私のトレーニングはエクササイズを繰り返すようなものではなく、ほぼ毎回、何かしらの戦術的な要素が入っていますので、私が見せたい、見せたくないというより、相手にヒントを与えないという意味でも公開できない内容もあります」

(コロナ禍はあまり関係なく、トレーニングを見せられる機会は少ないということか?)
「徳島のときは、セットプレーのところは非公開にするというやり方をしていました。ちなみに徳島では試合4日前と2日前をメディア公開日にしていました」

(湘南戦で西川選手のJ1リーグでの無失点試合数が歴代2位となったが、彼の個人の素晴らしさや守備陣に与える影響など、彼がいることでの守備についてどう感じているか?)
「経験が非常に豊富な選手だと思います。そして、今年はGKコーチがジョアン(ミレッ)に代わりましたが、彼とのトレーニングでさらに良くなってきていると思います。たとえば、ゴール前の飛び出しなどが良くなっています。ベテランの選手ですが、非常に向上心があり、常に学びたいという気持ちを持っています。しっかりと目標も設定していて、日本代表に復帰してワールドカップに行きたいということも言っています。それと同時に、レッズの勝利やタイトルに貢献したいという強い気持ちを持っていますので、さらに成長すると思っています。ジョアンコーチになって、トレーニングの仕方などいろいろと変わった部分があると思いますが、それを拒否して『もう分かっている』というような態度ではなく、それを吸収しようとしていますので、周作にとって今シーズンは非常にいいシーズンになるではないかと思っています」

(柴戸 海選手がいろいろな選手の良さを盗んで成長しているということを言っていたが、昨季から見ていて彼の姿はどう映っているか?)
「非常にチームに貢献してくれる選手だと思います。ボランチは5人ともレベルが高く、いい競争があると思います。海の特長は、相手からのボール奪取能力だと思いますが、理解力も非常に良くなってきていて、ボールを持ったときのプレーも良くなったと思います。川崎戦でも良かったと思いますが、(岩尾)憲と佑一を起用したのは、(伊藤)敦樹や海が疲れているからであったりしました。ベンチからスタートしてその後にピッチに立ったときでも、プレスやボール奪取を見せてくれますので、どの立ち位置からスタートしても、非常に良いと思います。ゲームメークも昨季と比べて非常に良くなっていますし、向上心を持った非常に性格の良い選手だと思います。貢献力は高いと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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