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第30節 vs 鹿島「後半に得点許し0-1の敗戦」

11月1日、浦和レッズは県立カシマサッカースタジアムで、明治安田生命J1リーグ 第30節 鹿島アントラーズ戦に臨んだ。

リーグ首位を走る鹿島のホームに乗り込んだ一戦は、流れを引き寄せる時間も作り、ハードワークで健闘したが、72分にゴール前の混戦から相手にゴールを許し、0-1で敗れた。

大槻 毅監督は、3日前に行われたサンフレッチェ広島戦から先発5人を入れ替え、GKに福島春樹、DFライン右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに関根貴大(左)と橋岡大樹(右)、セントラルにエヴェルトンと柴戸 海、2シャドーに柏木陽介とファブリシオ、ワントップに杉本健勇という布陣で試合をスタートさせた。福島はレッズでのリーグ初出場を記録。ウォーミングアップの段階から、スタンドのファン・サポーターからの福島コールが送られていた。

試合は序盤から、主導権を握ろうとする両者の気持ちがぶつかりあい、局面で激しいデュエルが繰り返されていく。レッズはコンパクトな陣形を保ちながら、組織的な守備で鹿島の攻撃の芽を摘んでいった。高く設定されたDFラインの背後を突かれてピンチを招く場面もあったが、福島を中心にゴールを割らせなかった。

15分以降、やや守勢に立たされる時間が長くなるも、全員が意識を統一させ、焦れずにハードワークを繰り返していく。攻めに転じれば、ピッチを広く使いながら長短のパスで緩急を作り、サイドを起点にチャンスを作り出していった。柏木は積極的にボールを引き出しながら周囲との連携で局面を打開し、柴戸は広い守備範囲で攻守のバランスを整えていった。

0-0のまま迎えた後半、立ち上がりに鹿島の猛攻を凌いだレッズは、徐々に攻撃のギアを上げていく。ボールを素早く動かすと同時に、人が動いてギャップを作り、鹿島の守備に綻びを作り出していく。敵陣に相手を押し込み、厚みのある攻撃を仕掛ける時間帯もあり、ゴールの匂いを漂わせていった。

しかし、72分にはゴール前の混戦から、一度は福島がファインセーブで窮地を脱したかと思われたが、こぼれ球をセルジーニョに押し込まれて先制を許した。

84分には、ベンチ前で交錯した際に鹿島の永木を倒してしまった大槻監督が退場処分となった。選手たちは、1点を奪うために最後まで走り続けたが、アディショナルタイム5分でもゴールを奪えず、0-1で敗戦を喫した。

次戦は11月5日(火)18時34分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第32節 川崎フロンターレ戦となる。

【福島春樹】
(今シーズン、初のリーグ出場となったが、試合を振り返って)
「思ったより緊張もなく、試合にスッと入れました。勝ちたかったですけど、自分のプレーはある程度できたのかなと思います」

(試合出場に向けて大槻監督に掛けられた声などについては?)
「この状況の中、やっぱり勝ち点1は持って帰ろう、ということを言われた中で、失点してしまったことで勝ち点がなくなってしまったことが、すごく残念です」

(自身のプレーを振り返っての手応えは?)
「全体的に落ち着いてプレーすることができました。最後のところで少しミスをしてしまったところ、ああいうところが、(試合に)出続けているのと、いきなり出るのでは、少し違ってくると思ったので、もっともっと試合を想定して、日々の練習からやっていきたいと思います」

(失点の場面については?)
「ボールが完全に見えない中で、槙野君の股を抜けてきて、うまく触れたとは思いましたが、まだ見ていないので分かりませんが、弾くコースが少し甘かったと思っています」

(ウォーミングアップのときから福島コールがスタンドから沸き起こっていたが?)
「力強いファン・サポーターの声援をもらって、いいプレーができたことはすごく誇りに思います。その中で、その気持ちに応えられなかったことが、すごく悔しいです。次に向けてまたしっかり準備したいと思います」

(AFCチャンピオンズリーグの決勝も含めて、これからも出場の機会が訪れると思うが、今後の抱負を)
「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)だと勝ち点というのか分からないですけど、アウェイの地で(失点を)ゼロに抑えて試合に勝つことが、セカンドレグへの大きなアドバンテージになると思います。そういうことを意識しながらプレーしたいと思います」

【宇賀神友弥】
(監督からはどのようなことを求められて試合に入ったか?)
「しっかりボールを握る時間を増やして、バランスを崩さないように、しっかりとリスクマネジメントをしながら、行けるときには行くというような指示でした。外から試合を見ていて、非常に自分たちにもスペースができてきた印象もありましたし、自分が入って、ワイドで時間を作って相手を揺さぶれたらと思っていました。縦に仕掛けてセットプレーを取って、セットプレーで一発というイメージも持って入りました。ただ、入ってから失点までが非常に早かったので、難しい状況になってしまったかなと思います」

(ゲームの結果を分けた要因は?)
「難しいですけど、そこが分からないというか、非常に良い戦いを今日もしていたと思いますけど、そこで勝ちを持ってこられないというところが、今の現状だと思うので、逆にそこが分かっていたらこの試合をモノにしていたのかなと思います」

(2011年の残留争いを経験している数少ない選手の一人だと思うが?)
「恐れることなく、目の前の試合だけを考えて、星勘定することなく、目の前の一戦に全てを懸けて戦うことをしなければいけないと思います。そのためには、誰かがリーダーシップを取らなければいけないと思うし、全員が残留に向けて、そして勝ち点を取るために、全ての力を注ぐ気持ちをもう一度強く持たなければいけないと思います。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)があったりして、非常に難しい状況ですが、また中3日で次の川崎フロンターレ戦があって、現実的に今日試合に出た選手は難しいとも思います。じゃあ次の試合に出た人が、何もできずに負けるのではなくて、次の試合に出る人が責任を持って、勝ち点を必ずつかみ取るという強い気持ちを、一人ひとりが持つことが大事だと思います。明日の練習から見せることが大切だと思います」

(ワイドのポジションは、体力的にも一試合休まないといけないとも話していたが?)
「(次は)間違いなく自分が出ると思うので、チームを引っ張るという気持ちを自分も見せないといけないと思うし、またチーム全員がその気持ちを持てるような働きかけを明日からしていきたいと思います」

(勝ち点1でも良かったと思うが?)
「試合をする限り、勝ち点3を最初から目指していますし、その目指した結果として、最後に勝ち点1なのか、3なのかだと思います。決して勝ち点1を狙った試合でもないし、試合の内容でもないと思います」

(ACLではこうした試合を勝ち切れるが?)
「ACLは、相手がチーム戦術というよりは個の力で真っ向勝負してくるところが多いと思うので、そこに対して、うちの選手のクオリティーで、そしてチーム戦術で対抗できていると思います。今日の鹿島のように、徹底してボックスのところを取ってくる戦い方をしてくる相手は、やっていてすごく難しいですし、そういうところの違いはJリーグとACLの差として感じています」

(守備に関してもリーグの方がよりタイトに感じるか?)
「一人ひとりの緩さがACLはあると思うし、連係という部分ではリーグの方がレベルが高いなと感じています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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