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第16節 vs 鹿島「興梠のバースデー弾で同点に追いつく」

31日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 第16節 鹿島アントラーズ戦に臨んだ。

レッズは先制を許すも、この日33歳の誕生日を迎えた興梠慎三のゴールで同点に追いつき、1-1の引き分けで試合を終えた。

大槻 毅監督は、GKに西川周作、DF右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに関根貴大(左)と橋岡大樹(右)を配し、セントラルに青木拓矢と復帰戦となるエヴェルトン、2シャドーに長澤和輝と武藤雄樹、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

試合開始3分、レッズは早速ビッグチャンスを迎える。関根が左サイドをドリブルで持ち上がり、オーバーラップした武藤がパスを受けてクロスを供給。ボールは中で待つ興梠にピンポイントで通るも、惜しくもシュートはミートせずにゴールならず。

さらに、直後の5分には中央をドリブルで持ち上がった長澤が左サイドの関根にパスを通し、関根からのグラウンダーのクロスをエヴェルトンがフリーでシュートを放つもボールは枠を捉えられなかった。

立て続けに決定機を迎えたレッズはボールを保持し、相手を敵陣に押し込んでゲームを進めていく。槙野は積極的に両ワイドにロングボールを供給し、攻撃のリズムを作り出していった。関根や武藤は常にDFの背後を狙い、それにより空いた中央のスペースを長澤やエヴェルトンが効果的に使いながらコンビネーションを生み出した。

33分には自分たちのミスからボールを奪われてカウンターを受けてしまう。ペナルティーエリア内に侵入され、レアンドロのクロスにセルジーニョにが反応するも、長い距離を走り、最後までセルジーニョを逃さなかった岩波が気迫のこもったプレーでクリアに成功。

さらに、39分には青木の鋭い縦パスを胸で収めた武藤が反転して左サイドに流れた興梠にパスを送ると、DFの背後を突いた興梠は、ドリブルでボールを持ち込みシュートを放つも、相手GKに防がれてゴールならず。興梠は45+1分にも青木の縦パスに抜け出し、相手DFに身体を寄せてブロックしながら巧みにシュートを放つが、ゴールは奪えなかった。

0-0で迎えた後半、大槻監督はマウリシオに代えて宇賀神友弥をピッチに送り出す。橋岡が3バックの右に入り、宇賀神は左のワイド、関根は右のワイドに入った。

立ち上がり、レッズは相手ペナルティーエリア付近で立て続けにFKのチャンスを掴み、セットプレーからチャンスメイクしていく。50分には左サイドの高い位置でセットプレーのチャンスを得ると、キッカー武藤のボールにファーサイドの岩波がボレーで合わすが、惜しくもミートしきれずゴールは奪えない。

局面のバトルがより激しさを増していく中で、守備陣は西川を中心に高い集中力を維持し、身体を張ってゴールを死守していく。

68分、右サイドをドリブルで突破した関根がグラウンダーのクロスを中に送ると、ニアで武藤が潰れ、ゴール前に流れたボールに長澤が反応するもシュートはゴールマウスを捉えられない。

73分には関根に代えて山中がピッチに送り出される。山中は左ワイドに入り、宇賀神が右に移動。

チャンスは作れているだけに、なんとしても先制ゴールが欲しかったレッズだが、77分には土居聖真のクロスを伊藤 翔に頭で押し込まれて先制点を許してしまう。

大槻監督は失点直後の78分、エヴェルトンに代えて杉本健勇を投入。杉本は山中のクロスに飛び込み頭で合わせるなど、積極的にゴールに向かっていった。

終了間際の88分、この日33歳の誕生日を迎えた興梠が魅せる。山中のクロスは綺麗な放物線を描いてファーサイドに流れ、このボールを興梠が頭で合わせて同点弾を突き刺した。

アディショナルタイムは5分、レッズは最後まで逆転を目指して走り抜くも追加点は奪えず、1-1の引き分けで試合を終えた。

次戦は8月4日(日)19時4分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第21節 名古屋グランパス戦となる。

【興梠慎三】
(バースデーゴールは狙っていたか?)
「自分が点を決めて勝って、ヒーローインタビューに出て、というのを想像していて、それは少し違う形になりましたけど、点を取れたことは良かったと思います。でも今日に関しては、前半に多くの決定機がありながら、それを決めきれなかったのはすごく残念だと思います。でも、ここ最近、内容はすごく良くなってきていると思いますし、しかも対戦相手が鹿島(アントラーズ)ということで、そういうチーム相手にこのような内容で戦えたことは、チームとしてプラスに捉えていいのかなと思います」

(得点シーンについては?)
「間違いなく、(杉本)健勇が入ってきたら、健勇をターゲットにクロスを入れてくると思ったので、健勇の裏にはなるべくいようかなと。大きくなったときには自分がシュートを打てるように、というのは心掛けていますし、相手も健勇につられることが多いので、そういう意味ではいいポジションを取れたと思います。決められて良かったです」

(蔚山現代戦と似たような形だったが?)
「健勇が入ることによって、相手ディフェンスはそちらに意識が行くと思うので、そういうところで、自分も相手と駆け引きしながら中に入るということは必要なのかなと思います」

(ヘディングもしっかりコントロールして、冷静だったが?)
「一瞬、ボールが前にいたディフェンスにかぶって見えなかったんですけど、冷静に決められたと思います。でも、前半にはもっと簡単なシュートがあったので、それを決めたかったですね」

(前半はいい崩しができていたが?)
「前から行こうとチームで言っていた通り、うまくいい位置でボールを奪えていたと思いますし、自分も決定機が多かったですけど、他の選手もあったので、どこかで先に1点取れていたら、もっと楽な試合になったのかなと思います。ちょっとくやしいですね」

(サイドからのユニット、という部分で、すごく距離感も良かったが?)
「特に前半はすごく良かったと思いますし、でもちょっと後半、落ちてくる場面がありました。そういうところで相手に、奪われてはいけないところで奪われて、自分たちのミスで失点しましたけど、でも最後まで諦めずに戦う姿勢は見せられたと思います」

(関根選手が登録される前に、「帰ってきたら結構変わる」と話していたが、実際に2試合やってみてどうか?)
「あいつがいると仕掛けられるし、1枚2枚剥がせるので、そこは今のチームにとっては重要な選手だと思います。でも、他の選手にも点を取らせたい、というのはあります。武藤とかがまだゼロなので、やっぱりあいつが早く点を取ってくれないとチームも乗ってこられないので、どこかでPKがあったら蹴らせてあげようかなと。外しそうですけどね(笑)」

(前半、PKかと思ったシーンもあったが?)
「別に、もらいにいったわけではないですけど、確認してみます」

(次節は名古屋グランパスと中3日で対戦するが、前半戦の中ではキツい相手だったが、インターバルが短い中でどういうことを意識していくか?)
「名古屋とか、後ろから回すチーム、(横浜F・)マリノスもそうだし、(北海道コンサドーレ)札幌もそうだし、(川崎)フロンターレもそうだし、1勝もしていないので、そういうチームには、前から行くのか、それともブロックを作ってやるのか、そこをはっきりしないといけないと思います。でも、やっぱり今日みたいな試合がベースになると思いますし、やっぱり前からはめないといい位置でボールを奪えないので、前から行くことは必要かなと思います」

(上位の鹿島に対し、ある程度やれたという手応えも十分あったのでは?)
「そうですね。でも、相手もベストメンバーではないと思いますし、ボランチにレオ シルバ選手がいるだけでだいぶ変わると思います。でも、今日はすごく、チームにとってプラスなゲーム内容だったかなと思います」

(長澤選手と武藤選手がシャドーにいると、追い越してくれたり、アグレッシブに戦ってくれるというのは?)
「心強いですし、僕も動きやすいので、あとはキャプテンの復帰を待つだけです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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