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vs鹿島プレビュー「アウェイで連戦最後の正念場の戦い」

浦和レッズは22日に行われたヴァンフォーレ甲府との一戦に引き分け、勝ち点を57とした。公式戦1000試合目となるメモリアルゲームでの勝利は叶わなかったが、同時刻開催の試合で敗れた2位・ガンバ大阪との勝ち点差を5と広げている。

そしてリーグはラスト5試合、優勝争いはいよいよ佳境を迎える。その初戦、レッズにとって今シーズンの行方を占うであろう相手は、これまでに何度も死闘を繰り広げてきた強敵、鹿島アントラーズ。勝ち点差7でレッズを追う上位との直接対決は、26日(日)19時4分に県立カシマサッカースタジアムでキックオフされる。

現在4位でここまでリーグトップの55得点という攻撃力を見せている鹿島だが、チームは10月に入ってここ3戦で1分2敗とまだ勝ち星がない。加えてここまでチームトップの10得点を叩き出していたFWダヴィが負傷によって長期戦線離脱を強いられ、その影響からか前節のヴィッセル神戸戦では5月3日以来となる無得点に終わるなど、チーム状態は必ずしも良いとは言えない。

ただ、そうした苦境にこそ力を発揮するのが鹿島というチームの伝統に裏付けられた強さだ。そしてエースを欠いたとは言え、鹿島は前線に今シーズン9得点の遠藤 康 、8得点の土居聖真といった攻撃力のあるアタッカーが名を連ね、中盤に君臨する小笠原満男、柴崎 岳は少しでも隙を見せれば決定的なパスやシュートでレッズゴールを脅かしてくるだろう。鹿島にとってはこの試合で敗れれば優勝の可能性が限りなく小さくなるだけに、この試合ではホームの大声援を受け、死に物狂いでレッズに襲いかかってくるはずだ。間違いなく、楽なゲームにはならないだろう。

ただ、鹿島としてはレッズとの勝ち点差を詰めるべく是が非でも勝ち点3を奪う必要があるだけに、甲府のように引いて構えてチャンスを狙う、という戦い方をしてくる可能性は低いかもしれない。もし相手が前がかりに出てくるのであれば、落ち着いて最終ラインのボール回しで相手をいなしながら、狡猾に隙をついてスピーディーに攻撃を仕掛けていきたい。

また鹿島は今月喫した2敗はいずれも先制、勝ち越しをしながらも追いつかれ、終了間際に決勝点を奪われるという展開だった。たとえゲームが膠着したとしても、粘り強く戦うことで必ずチャンスは巡ってくる。そのとき、頼れるレッズのエース・興梠慎三には古巣を沈める最高の一撃を期待したい。

レッズがリーグ・カップの優勝を目指したとき、幾度となくその前に立ちはだかったのが鹿島だった。そして今年も、優勝を争うライバルとしてレッズと相対する。紛れもなく正念場だが、因縁浅からぬこの難敵を退けることで、頂点への視界は大きく開けてくるだろう。

技術・戦術、そして情熱。

鹿島を倒すには、どれ一つとして欠けてはならない。選手・スタッフ、そしてサポーター、レッズを愛するすべての人の力・想いを結集し、絶対に鹿島に勝って、優勝を自らの手で手繰りよせよう。
(URD:OM)

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