明治安田生命J1リーグ第3節 V・ファーレン長崎戦は3月10日(土)14時3分、トランスコスモススタジアム長崎でキックオフされる。

レッズは7日に敵地で行われたJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節で名古屋グランパス戦に4-1と大勝。今シーズン公式戦初白星を飾った勢いで、リーグ初勝利を狙う。

今節の相手である長崎は、13年にJリーグ加盟を果たしたばかりながら、昨シーズンのJ2で2位と躍進してJ1昇格を決めた。J1デビューとなった第1節の湘南ベルマーレ戦では、先発11人中7人がJ1未経験者だったものの、1-2と善戦。リーグ第2節にはサガン鳥栖を相手に、前半に2-0とリードするなど、勢いを見せた。後半の2失点で2-2と引き分けたが、勝利まであと一歩だった。

そして、7日のJリーグYBCルヴァンカップでは、ヴィッセル神戸を相手に2-2の引き分け。未勝利ではあるが、白星に近づきつつある印象だ。

システムは3-4-2-1で、右ストッパーはFC東京から加入した徳永悠平。1トップのFWファンマにボールを集めるシンプルなスタイルは警戒が必要だ。また、ルヴァンカップ神戸戦ではリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替え、元レッズのGK徳重健太が先発している。レッズをホームに迎える中、高木琢也監督がどのようなメンバーをピッチに送り出すかは興味深いところだ。

とはいえ、誰が出てくるにしてもJ1で戦う喜びを前面に出し、公式戦3試合で5得点と数字を残している攻撃陣は特に侮れない。ハードワークすることは当然ながら、相手に対してきっちりとマークをすることや、プレー選択をハッキリさせることが必要になる。

レッズとしては、名古屋戦でつかんだ迫力ある攻撃を長崎戦に持ち込みたい。

また、名古屋戦ではセンターバックの一角で、今シーズンに神戸から移籍加入したDF岩波拓也がレッズでの初出場を果たし、勝利に貢献した。16年リオデジャネイロ五輪代表メンバーでもある岩波の台頭は、DF陣のポジション争いの活性化というポジティブな要素にもつながっていくだろう。

長崎戦はアウェイ2連戦の2試合目となる。J1初挑戦のチームを相手にぬかりないプレーで試合をコントロールし、リーグ初勝利を持ち帰りたい。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】