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vs名古屋「アウェイで価値ある勝ち点3を奪う」

28日、浦和レッズは瑞穂陸上競技場での名古屋グランパスとの第8節に臨んだ。レッズのメンバーは前節大宮アルディージャ戦と変わらず。第7節終了時の順位はレッズが6位、名古屋が2位だが、勝ち点差はわずかに1。上位を狙う上でもリーグ戦で連敗を喫しないためにも、重要な一戦は13時3分、快晴の下、初夏のような暑さの中でキックオフされた。
開始1分、ビルドアップから相手守備の隙をついた槙野が左サイドをかけあがり、サイドチェンジ。平川がシュートという立ち上がりを見せたレッズ。一方のグランパスは直後の2分、FKからファーサイドで闘莉王が胸トラップからシュートという、レッズ時代にも何度も披露した得意の形でフィニッシュ。以降、序盤はホームの名古屋が攻勢に立ち、レッズはカウンターに活路を見いだすという時間が20分過ぎまで続いた。
先制は23分。加藤のゴールキックを柏木が頭でつないでマルシオ リシャルデスとワンツー。リターンを受けた柏木は左サイドの梅崎を走らせる。深くまで持ち込んだ梅崎は切り返して、エリア左角のマルシオへとボールを戻す。1人かわしたマルシオは素早く右足を振り、低い弾道のボールがゴール右下のサイドネットへ。名手・楢崎にもどうしようもない正確無比なシュートだった。
しかし4分後、自陣エリア内でのクリアミスをきっかけに押し込まれ、グランパスの高さに抗しきれず。闘莉王が頭で落としたボールに金崎が走りこみ、前に出た加藤の頭上を越えるシュートで同点とされる。
1-1となって以降、レッズはアウェイながら五分以上の戦いを展開。腰痛に悩まされているミシャ監督がベンチ前のテクニカルエリア最前に置いたパイプ椅子に座って見守る中、梅崎、マルシオらが良い形からエリア内でシュートを放つ。しかし、枠を捉えることはできず。アディショナルタイムには闘莉王の強烈なシュートからグランパスにCKを与えるが、加藤を中心に凌ぎきり、同点のままハーフタイムを迎えた。
メンバー交代なく始まった後半、49分、56分と続けてピンチに。1・5列目、2列目から飛び出してくる選手を捕まえきれずにフリーでフィニッシュを許してしまっていたが、相手のシュートミスに救われる。良い形が作れないレッズは63分に啓太に代えて小島を投入。66分には原口もベンチに呼ばれ、交代の用意を始めた。試合が大きく動いたのは、その直後。梅崎がエリア左脇から入れたクロスが田中隼磨のハンドを誘ってPKを獲得。しかも田中隼はこれで2度目の警告となり退場に。騒然となったスタジアムの空気がまだ残る中、マルシオがボールをセット、落ち着いてゴール左に決めて2-1とする。
10人となったグランパスは闘莉王を1トップに上げ、4-4-1の布陣に。サイドからシンプルに長いボールを入れてくる。この戦法にレッズは苦戦し、数的優位ながら押し込まれる時間が続く。82分にはマルシオに代えて濱田を投入。濱田はディフェンスラインとダブルボランチの間に入り、フォアリベロ的な役割をこなす。
押し込まれる中、84分にレッズはカウンターからチャンスをつかむ。エリア左で柏木からのパスを受けた原口がシュートフェイントからDFをかわし、右足を強振。しかし、シュートはGK楢崎の正面へと飛び、ゴールはならず。逆に87分には自陣右からのCKを与え、闘莉王がヘディングシュート。ゴール右下に向かったボールを加藤がなんとか指先でタッチし、ボールはポストに当たる。
アディショナルタイムは4分。
グランパスの攻撃を体を張って跳ね返していたレッズは90+2分、梅崎からのパスを受けた原口がゴールへ。左サイドからダニエルをスピードでぶっちぎり、エリア左深くへと侵入。ゴール前にフリーで上がってきた柏木に「後は押し込むだけ」というボールを送ったが、柏木の左足インサイドでのシュートはポスト右へと外れてしまう。
ゲームを決着させる絶好機を失ったレッズだったが、その後も守備陣を中心に固い守りで跳ね返し、2-1で大きな勝ち点3を手にいれた。
次戦は5月3日(木・祝)の第9節。埼玉スタジアムに横浜F・マリノスを迎える。

マルシオ リシャルデス
「前半に関してはコンビネーションがうまくいきました。後半はDF面でみんながしっかり仕事をしてくれたお蔭で守りきることができました。全員で戦って勝つことができました。でもまだ修正すべきことはあるので、またみんなで頑張っていきたいです」
(先制の場面は?)
「1点目はすごく早いカウンターから良いコンビネーションを出せましたし、テンポ良くできました。ボールを受けた瞬間にちょっとコースが見えたので、そのコースに蹴りました。2点目は梅崎のクロスが手に当たって、PKになって、ラッキーでしたが、しっかり押し込むことができて良かったです」
(大宮アルディージャ戦で負けた後の試合で勝ったことについては?)
「振り返ってみると大宮戦も非常に難しい試合でしたが、僕たちも悪いプレーをしていたわけではありません。2失点をしたことは、みんな良く動いてはいたのですが、セットプレーなどで対応しきれずに喫したものでした。
でも嫌な要素はなかったと思います。今回は強い気持ちでやりましたし、相手が追いついたところでも、しっかりと戦えるような姿勢を見せられたと思います。チームを改善しながら皆でこれからも一生懸命もっと練習から積み上げていきたいです」

梅崎 司
(初夏のような天候だったが?)
「正直、この気候に慣れてない部分があったので、アップ中から暑いのは感じましたし、前半はキツいなというのもありました。その中でもなんとか走り負けしないようにと思ってやってましたし、後半はちょっと慣れて、楽になった感じはありましたね」
(1点目のアシストについては?)
「陽介のパスを受けて、ポポが中にいるのは見えていたんですけど、自分の状態もあんまりよくなかったし、ポポも1枚だけということで、もう1回作り直そうかなと判断しました。そこでターンして、見たらマルシオが来ていて、フリーだったので。そこからはマルシオの技術で(笑)」
(2点目のPKのキッカケとなるクロスについては?)
「あのシーンも飛び出していって、陽介からボールをもらって、1対1だったので仕掛けようと思って縦に行きました。マイナスに入れようと思って蹴りましたが(相手に当たって)ラッキーでしたね」
(大宮アルディージャに敗れた後、名古屋グランパスに勝利したことについては?)
「デカイですね、やっぱり。苦しい試合でしたし、内容は僕らの方が良かったと思いますが、名古屋は力のあるチームです。それぞれの選手が一発のある選手で、最後は怖かったですが、なんとかみんなで体を張って守り切れました。連敗せずに勝ちにつなぐことができたので、またこの流れを継続して、もっと上に行けるように、もっともっと内容を良くしていかなきゃいけないと思っています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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