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vs鹿島 試合後 フィンケ監督
フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第1節 鹿島アントラーズ戦後のコメント
「私たちのチームはとてもたくさんの力を投資したと思います。ですので、このような結果はとても残念なものです。正直、失点のシーンに関しても私たちがお膳立てしてしまったようなところがありましたから。そして今日はとても密度の高い、質の高い試合だったと思います。そして私たちが失点を食らってしまったことによって、徐々に私たちがリスクを冒していかなくてはいけませんでした。そして私たちが交代を進めていくことによって、徐々に、今日のゲームの中でのリスクを上げていこうと考えていたのです。
しかし、リスクを上げることによって、私たちが得点を決めることができることもあれば、場合によってはカウンターから失点を食らってしまう危険性もあったということは、私たちもしっかりと理解していました。今日のような試合で敗戦を喫してしまうのは本当に痛いことですし、本当に残念だと思っています。
2つのチームがとても質の高いレベルのプレーを見せたと思いますし、それによって、観客の皆さんにとって、とても魅力的な試合を展開することができたのではないかと思います。もちろんこのような天候ということもありましたので、90分にわたって魅力的な試合ができたというわけではありませんが、それでも長い時間帯にわたって、とても興味深い、質の高い、そして密度の高い試合を見ることができたのではないかと思います」
【質疑応答】
(数え切れないほどノーマークのピンチを相手に与えてしまったと思います。その原因をどのように分析しますか?)
「ゲームの流れからして、あのようなことが起きてしまうのは自然な流れだったのではないかと考えています。なぜなら、前半5分の時点でとても不幸な形で、そして私たちからしてみればとても無駄な失点によって、0-1の状況になってしまいました。
このような状況になりますと私たちはできる限り早く、同点弾を決めたいということで、攻撃的にプレーをするわけですが、そのことによって、自分たちがマークしきれなかった、埋めることができなかったスペースがたくさん生まれてしまったのも自然な流れだと思います」
(攻撃について、ペナルティーエリアにかかるところが、一番大事なところだと思うんですが、ここであまりに一人一人の思いつきのようなプレーが多くて、なかなかシュートを打ちに行かなかった、と感じたんですがいかがですか?)
「相手のペナルティーエリアのところまでは、うまい形でボールを運ぶことができていたと思います。ただし、そこからさらに危険なゾーンにボールを持って行くこと、そして例えば相手のゴールラインのすぐ近くまで、とても深い位置まで攻め込んでそこからマイナス方向のパスを出してゴールを決めるという、そのようなシーンをなかなか作りだすことができていませんでした。これを私たちは改善していかなくてはなりません」
(今日はツートップではなくワントップでした。いろいろな選択があったと思いますが、あえてその布陣を選んだ理由は?)
「ワントップでプレーしたことに関しては、準備期間での練習試合でも何度か実際にやっているフォーメーションでしたし、私たちはエジミウソン、ポンテ、それからセルヒオ、そして柏木と、多くの攻撃の選手がいたわけですので、彼らの特長と個性を考えて、このようなワントップというフォーメーションを選びました」
(今日の先発の布陣を考える上で、やはり、監督はすごく熟考されたのでしょうか。また、この一週間での改善点は?)
「私はしっかりと夜は寝ることができましたし(笑)、ここ2週間の選手たちのコンディション、それから練習のときの彼らのプレー、そして練習試合のときの彼らの印象、そのようなことをすべて考慮して今日のスタメンを決めました。
ですので、私はしっかりとした考えを持って、今日のスタメンを決めていますので、昨日の夜もゆっくりと、そしてぐっすりと寝ることができています(笑)。
そして今日のようなとても厳しいアウェイでの試合で、私たちはもちろん勝ち点3を得たいと、考えていました。しかし、今日は結果がそのような形でついてこなかったのですが、だからといって、私たちの選手たちが今日のプレーに関して恥ずかしがることは一切ないと思います。彼らは最後の最後まで、力を振り絞って戦っていました。多くのエネルギーを投資して、何とかしていい結果を残そうと努力をしていました。ですので、今日の試合からさまざまなことをさらに持って行って、次の試合で生かしたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】