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vs大宮 試合後 フィンケ監督
フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第25節 大宮アルディージャ戦後のコメント
「前半と後半、まったく違う内容になりました。前半に関しては、とても長い時間帯にわたって、優れたプレーを見せることができたと思います。そして、いかにサッカーが魅力的なものであるのかということを、お見せすることができたのではないでしょうか。今日の前半、あのような形でゲームをしっかりコントロールすることができて、そして自ら主体的に動いてゲームを組み立てることができていました。私たちの厳しい台所事情を考えれば、これは評価しなくてはいけないことだと思います。
確かにあの失点によって、何人かの選手が少し慌て始めた面がありました。多くの選手たちが、今年のシーズン、とても無駄な形で多くの勝ち点を失ってきてしまったということを、しっかりと理解していると思います。それによってあの失点の後に何人かの選手たちが焦り始めて、無駄な形でボールを失っていたことは認めなくてはいけません。私たちが2-0でリードしていたわけですから、本当ならば、このシーンでもう少し落ち着いて素早くボールを回していけばよかったのですが、いくつかの状況では、何人かの選手たちが無駄な形でロングボールを蹴っていました。
ロングボールというのは素早く前線に蹴れば蹴るほど、同じようにボールがまた戻ってくることもあるわけです。そのような時間帯になって、私たちは優れたサッカーを展開することがなかなかできなかったと思います。ただし、総合的に今日の試合全体を見渡せば、最終的にはいいパフォーマンスを見せて、そして結果を残すことができた、これはやはり、しっかりと選手たちを褒め称えて評価しなくてはいけないことだと思います。
私は基本的に審判を批判するようなことはしません。しかし、あくまで、これは中立的な立場の意見としてとらえてください。今日は3度、PKとなってもいいような状況がありました。その中で、少なくとも1回はPKの笛を吹いてくれてもよかったのに、と私は思っています。審判に関しましては、試合全体を見渡せばとてもいい形で笛を吹いていたと思っていますが、この3回のうち1回はPKを取ることができたのではないでしょうか」
【質疑応答】
(今日の高崎選手のプレーぶりにについて、あまり走っていなかったように見えたが?)
「もちろん高崎という選手はインテリジェンスを備えたサッカー選手です。ただし一つの事実があります。それは彼がここ最近、90分間にわたってこのような公式戦で試合に出ていなかったということです。それによって比較的早い段階で疲れがたまってしまいました。しかし、だからといって私は彼を今、ここで責めるつもりはありません。ただし今の質問の中には、一つの本質のことについての指摘があったと思います。素早く切り替えるときに大切なのはすべての選手たちが試合の状況を正しく把握することです。ボールを失った時点で最も近いところにいる選手が、一番素早く切り替えて守備に参加をしなくてはなりません。これは選手それぞれの意志の問題ではなくて、そのような状況を、戦術眼を持って正しく把握することができるか、できないか、その要素になってきます。今の私のお答えで満足していただけましたでしょうか(笑)」
(ちょっと今、違うタイプの質問だったんですけど、要は意志の力っていうか、走るっていうことは、もちろん今おっしゃったように判断力とかそういうこともあるんでしょうけど、要はそこにいくかどうかっていう、単にその意志の力って私の場合は8割くらいをしめていると思うんですね。その意味で意志が見えなかったということは確かだと思うんですけど、それについてどう思いますか?)
「そのことに関して、私は違う意見を持っています。日本でも私はとても多くの選手を見てきましたが、多くの選手が切り替えのときに守備に参加することができないということに関しては、意志の問題ではなくて、その状況を素早く判断することができていない。そして周りを見渡してその一つ一つの状況で何をすべきかということに関して、正しく判断することができない選手が多いと思います。これはあくまで私の意見ですが。運動量豊富なプレー、そして多く走ることは誰でもできます。ただし、最もこの競技で肝心なのは、いつ、どこに向かって走るか、です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「前半と後半、まったく違う内容になりました。前半に関しては、とても長い時間帯にわたって、優れたプレーを見せることができたと思います。そして、いかにサッカーが魅力的なものであるのかということを、お見せすることができたのではないでしょうか。今日の前半、あのような形でゲームをしっかりコントロールすることができて、そして自ら主体的に動いてゲームを組み立てることができていました。私たちの厳しい台所事情を考えれば、これは評価しなくてはいけないことだと思います。
確かにあの失点によって、何人かの選手が少し慌て始めた面がありました。多くの選手たちが、今年のシーズン、とても無駄な形で多くの勝ち点を失ってきてしまったということを、しっかりと理解していると思います。それによってあの失点の後に何人かの選手たちが焦り始めて、無駄な形でボールを失っていたことは認めなくてはいけません。私たちが2-0でリードしていたわけですから、本当ならば、このシーンでもう少し落ち着いて素早くボールを回していけばよかったのですが、いくつかの状況では、何人かの選手たちが無駄な形でロングボールを蹴っていました。
ロングボールというのは素早く前線に蹴れば蹴るほど、同じようにボールがまた戻ってくることもあるわけです。そのような時間帯になって、私たちは優れたサッカーを展開することがなかなかできなかったと思います。ただし、総合的に今日の試合全体を見渡せば、最終的にはいいパフォーマンスを見せて、そして結果を残すことができた、これはやはり、しっかりと選手たちを褒め称えて評価しなくてはいけないことだと思います。
私は基本的に審判を批判するようなことはしません。しかし、あくまで、これは中立的な立場の意見としてとらえてください。今日は3度、PKとなってもいいような状況がありました。その中で、少なくとも1回はPKの笛を吹いてくれてもよかったのに、と私は思っています。審判に関しましては、試合全体を見渡せばとてもいい形で笛を吹いていたと思っていますが、この3回のうち1回はPKを取ることができたのではないでしょうか」
【質疑応答】
(今日の高崎選手のプレーぶりにについて、あまり走っていなかったように見えたが?)
「もちろん高崎という選手はインテリジェンスを備えたサッカー選手です。ただし一つの事実があります。それは彼がここ最近、90分間にわたってこのような公式戦で試合に出ていなかったということです。それによって比較的早い段階で疲れがたまってしまいました。しかし、だからといって私は彼を今、ここで責めるつもりはありません。ただし今の質問の中には、一つの本質のことについての指摘があったと思います。素早く切り替えるときに大切なのはすべての選手たちが試合の状況を正しく把握することです。ボールを失った時点で最も近いところにいる選手が、一番素早く切り替えて守備に参加をしなくてはなりません。これは選手それぞれの意志の問題ではなくて、そのような状況を、戦術眼を持って正しく把握することができるか、できないか、その要素になってきます。今の私のお答えで満足していただけましたでしょうか(笑)」
(ちょっと今、違うタイプの質問だったんですけど、要は意志の力っていうか、走るっていうことは、もちろん今おっしゃったように判断力とかそういうこともあるんでしょうけど、要はそこにいくかどうかっていう、単にその意志の力って私の場合は8割くらいをしめていると思うんですね。その意味で意志が見えなかったということは確かだと思うんですけど、それについてどう思いますか?)
「そのことに関して、私は違う意見を持っています。日本でも私はとても多くの選手を見てきましたが、多くの選手が切り替えのときに守備に参加することができないということに関しては、意志の問題ではなくて、その状況を素早く判断することができていない。そして周りを見渡してその一つ一つの状況で何をすべきかということに関して、正しく判断することができない選手が多いと思います。これはあくまで私の意見ですが。運動量豊富なプレー、そして多く走ることは誰でもできます。ただし、最もこの競技で肝心なのは、いつ、どこに向かって走るか、です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】