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雨中の激戦はスコアレスドローに

22日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムにてヴァンフォーレ甲府とJリーグ第29節のゲームを戦った。この試合は、レッズにとって公式戦通算1000試合目のメモリアルゲームとなった。宇賀神が出場停止のレッズは、左サイドに梅崎がスタメン出場。他は前節のベガルタ仙台戦と同じメンバーが名を連ねた。

日中から降り続いた雨はキックオフの19時4分を迎えても止まず、冷たい雨と風がかなりの寒さを感じさせる中で試合が始まった。

立ち上がりの2分に柏木がフリーキックを直接狙うチャンスと、それで得たコーナーキックから那須がヘディングで狙うチャンスがあったものの、そこからは試合が膠着状態に入り込む。コンパクトなブロックを作って構える甲府に対し、レッズはボールを持つ時間こそ長くなるが、なかなか攻撃をシュートまでつなぐことができない。

ボールを奪われても切り替えが早く、守備面では安定。甲府にもチャンスを許さず、互いにシュートの少ないジリジリとした展開の中で時間が進んでいく。前半はこのまま終了し、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

後半もレッズのボール保持率が高い立ち上がりを見せる。その中で、柏木が幅広く動いてボールを受けて起点になるプレーや、前半からボールを動かして甲府守備陣を走らせた効果もあってか、レッズの選手たちが敵陣で前を向いてボールを持てる回数が増えていく。対応が遅れがちになった甲府のファウルを誘いセットプレーでのチャンスも得たが、那須のシュートが相手GKの正面に飛ぶ場面や槙野のミドルシュートがゴールポストを直撃する不運もあり、スコアを動かすことができない。

後半も半ばを過ぎると、梅崎に代わって左サイドに投入された関口のドリブル突破からチャンスを作るなど、レッズはかなりの攻勢に出る。完全に甲府を敵陣内に押し込んで攻め込む中、85分にはこれがJ1通算200試合出場のマルシオをピッチへ。前線の枚数を増やし、何としても勝ち点3を奪いにいく。90+6分のコーナーキックにはフィールドプレーヤー全員でゴール前へ入り込んだが、最後まで甲府ゴールを割ることはできずに0-0の引き分け。勝ち点1を手にした。

ホームで勝ち点3を積み重ねることは叶わなかったが、2位のガンバ大阪が敗れたため勝ち点差は5に開いた。次節からは、上位との直接対決が多いラスト5試合が始まる。まずは中3日で10月26日(日)に、4位の鹿島アントラーズと敵地・県立カシマサッカースタジアムで19時キックオフのゲームに臨む。

【那須大亮】
「相手が引くことは分かっていましたし、甲府はJで一番堅い、崩しにくいチームだと思います。前半は0-0でもいいと思っていましたし、きょうはゼロで抑えるということを大前提に考えていました。失点したらこのゲームのプランが崩れてしまいますから。失点したら相手の思うつぼです。どんな形でもゼロに抑えたいというのが今日目指していたところでした。

攻撃でも、相手はうちを研究していますし、FWから守備してくるので、なかなかチャンスを作ることができませんでした。今日に関しては、ゼロに抑えたところが良かったかなと思っています」

(スコアレスでも悲観はない?)
「もちろん1点取れれば良かったですけど、国立でやったときも無得点でしたし、簡単にはいかないというのは試合前から思っていました」

(ゼロでいくために何を考えた?)
「後ろのバランスを極力崩さないように考えていました」

(セットプレーで惜しいシュートがあったが?)
「きれいに当たりすぎて正面にいってしまいました。少しでも滑っていれば、少しでもコースが変わっていれば、という感じでした。でもしょうがないので、それは次に取っておこうと思います」

(甲府のどういうところが、Jで一番崩しにくいと感じるのか?)
「城福さんがコメントでも「選手の能力には差がある」ということを言っていますし、だから守備でブロックを作ることなど、すごく割り切ってやっていると思います。うちは攻撃で良い形も作れますが、それに対して5-4でしっかりブロックを作って、カウンターでチャンスを狙うというスタイルです。完全に引いていますし、やりにくさはありました」

(今日は2トップ気味で来ていたが?)
「うちの3枚回しに対してどうにか限定して、真ん中で引っかけて、それでショートカウンターと言う意図をすごく感じました。そこをどうにかかいくぐりたかったのですが、かいくぐっても5人と次のブロックがいたので、なかなか乱すまではいきませんでした。でも、我慢の試合だということは分かっていましたから」

(結果的にはガンバ大阪が負けたが?)
「そうですね。でも今日は自分たち次第だと思っていました。僕個人としては、固さを取り戻す試合という位置づけにしたかった。もちろん勝てれば良かったですが、失点しないということがこれから何より大切だと思います。

最後は勝ちにいくために、2バックにするなどバランスを崩したところもありましたが、やはり、仙台戦の教訓を生かして、ハードワークして、守備も球際を強く行って、ラインのコントロールもこまめにやらないと自分たちのサッカーじゃないですし、守備のリズムもできないです。

仙台戦の負けは悔しかったですが、大きな収穫がありました。その収穫を今日の試合で失点ゼロという結果で表したかったので、そういう意味ではすごくポジティブだったと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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