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大会初戦に勝利し、タイトル獲得への一歩を踏み出そう

5月29日のベガルタ仙台戦の後、J1リーグ戦が約1ヵ月間の中断期間に入ったが、その再開より一足早くヤマザキナビスコカップの準々決勝第1戦・セレッソ大阪戦が、6月23日(日)に大阪長居スタジアムで行われる。浦和レッズは今季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場したため、本大会はベスト8からの参戦となる。
ヤマザキナビスコカップの準々決勝と準決勝は、ホーム&アウェイ方式で開催される。2試合での勝利数が多いチームが次のラウンドに進出するが、勝利数が並んだ場合は2試合の得失点差を比較し、並んだ場合には2試合におけるアウェイゴール数の多いチームが勝ち上がる。その意味でもアウェイで迎える初戦は、勝利が最大目標なのは当然だが、アウェイゴールを奪うことで、2試合をトータルで見たときに対戦を優位に運ぶことが可能になる。
レッズはこの中断期間を利用して、北海道で約1週間のトレーニングキャンプを行った。体力面や戦術面を涼しい環境の中で集中的に鍛え上げ、高めることで、中断までの好調を維持しながらもさらなる上積みを図った。リーグ前半戦で負傷した永田や昨年大怪我を負った山田直輝らも次々に戦列へ復帰し、この後に控える夏場の過密日程へ向けても着々と準備を整えている。
さいたまに戻ったチームは、セレッソ戦へ向け6月16日に湘南ベルマーレと45分×4本のトレーニングマッチを実施し、1本目と2本目の合計90分では3対2で勝利。その3得点も、セットプレー、中央突破、サイドからのクロスとバリエーション豊富であり、まさにどこからでも点が取れるチームに仕上がっている。2失点についても、選手たちからは「チャレンジした結果であり、修正できるもの」と前向きな言葉が聞かれた。
対戦相手のセレッソとはリーグ戦では5月6日に、今回の舞台と同じ大阪長居スタジアムで対戦して2対2で引き分けている。先制点を許す展開の中、負傷から復帰して途中出場した原口がカウンターで自陣から約70mをドリブル突破して決めた同点ゴールが印象深いゲームだ。その後、CKからの那須のヘディングシュートで逆転に成功したものの終了間際に同点弾を許してしまった。
セレッソは、9ゴールでリーグ得点ランキングトップに並ぶ柿谷曜一朗や、山口螢、扇原貴宏などアカデミーから育った若い世代に勢いがある。特に柿谷のゴール数はリーグ戦でチームが挙げた19得点の半分近く、警戒すべき選手の一番手であることは間違いない。現在ヨーロッパで活躍している香川真司などが所属していたこともあり、前線に攻撃力のあるタレントがいるチームという印象が強いが、今季のリーグ戦は13試合で12失点と非常に失点が少ない。1位通過した今大会の予選リーグでは4勝すべてが1点差での勝利と、勝負強さも見せている。
2試合トータルで勝ち上がりが決まるとはいえ、今回は短期決戦のカップ戦だ。レッズとしては、初戦で先制されて追いかける展開は避けたい。むしろ、アウェイゴールとなる先制点を奪うことでプレッシャーをかけつつ、相手がバランスを崩して攻撃に出てきたところで追加点を挙げるような展開が理想だ。
ゲームの主導権を奪い、コンビネーションプレーでゴールに迫るシーンを増やしていくレッズのサッカーを展開すると同時に、流れの中から得点が奪えないときにはセットプレーでゴールをこじ開けたい。もちろん、カウンターへの備えも重要だ。その意味では、前回の対戦でもマルシオのコーナーキックに合わせて得点し、ここまでリーグ戦とACLで合計5ゴールをマークしているセンターバックの那須がキーマンの1人か。
セレッソが得点の半分近くを柿谷1人でマークしているのとは対照的に、レッズは11人の選手でリーグ戦29得点を挙げている。どこからでも攻撃ができて点を取れるレッズの武器を生かし、アウェイゴールを奪った初戦の勝利で2試合全体を優位に進めたい。中断明け初戦となるこのゲームで勝利し、ヤマザキナビスコカップ制覇に向けた一歩を踏み出そう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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