明治安田生命J1リーグ 1stステージ第5節 ヴァンフォーレ甲府戦 試合前日のコメント

「甲府は非常に難しい相手です。一昨年や去年のホームゲームを振り返っても、ドローで終えています。下位との取りこぼしが、これまでタイトルに手が届かなかった理由の一つに挙げられますし、それぐらい甲府との引き分けは痛いものでした。

甲府はレッズだけでなく、他のチームにとってもやりにくい相手だと思います。特にアウェイゲームを、甲府は得意としています。今シーズンも、甲府はアウェイで神戸に勝利し、鳥栖に引き分け、そしてナビスコカップでは、鹿島にアウェイで勝利しています。アウェイでの守備的な戦い方は甲府の得意とするところです。逆にホームで自分たちから仕掛けるような展開では、今年のリーグ戦では2試合とも負けています。

明日のゲームで甲府は、極端に守備的に5-4-1のブロックを作って自陣に引いて、しっかりと守ってくる中で、隙をうかがって速攻を仕掛けてくるでしょう。思っている以上に、我々にとって厳しいゲームになると思います。トレーニングの中でも、相手のやり方に対してどういう狙いを持ってやらなければいけないかということに取り組んできました。我慢と判断のスピード、オフ･ザ･ボールのときの連動性と質、そしてアイデアのあるプレーが必要になります」

【質疑応答】
(金曜日開催ということで、週末に試合ができないことについては？)
「何かを得ようとすれば、違う何かに目をつぶらなければいけないことはあるものです。この日程は、火曜日のACL広州恒大戦をよりいい状態で迎えられるように、与えてくれたものだと思っています。連戦を戦う上で、中2日と中3日では大きな違いがあります。金曜日にリーグを戦うことで、火曜の広州恒大戦まで中3日あることを考えれば、我々にとってベターと言えるでしょう。

明日のゲームは、何が何でも勝利が必要なゲームです。勝つことで火曜の広州恒大とのゲームに期待感を持つことができますので、明日のゲームは勝たなければいけません。そういった意味でも、甲府戦は、火曜の広州恒大戦に向けてアピールしたい試合です。

金曜日開催ということで、仕事をされている方にとっては間に合うか際どい時間のゲームになります。もしかしたら、仕事を早く切り上げて来られる方もいるかもしれません。そういう状況の中で、我々を後押ししてくれるみなさんのためにも、いい試合と結果を見せたいです。浦和のファン・サポーターの愛を、私はそのようなところで感じています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】