明治安田生命J1リーグ 1stステージ第6節 vs横浜F・マリノス 試合前日コメント

「今シーズンに戦ったリーグでの過去5試合と同様、明日も非常に難しいゲームになるでしょう。我々としてはとにかく、これまで戦ってきたように、自分たちのサッカーを貫いてやっていくことが大切になります。

横浜F・マリノスと言えば、浦和と並ぶ、日本を代表するクラブです。素晴らしい選手が揃っているチーム同士の対戦ですので、我々としても相手としても、見る者を魅了する素晴らしいサッカーになるかと思います。

明日のゲームから、また連戦が始まります。その最初の試合として、良い結果を以てスタートを切り、良い形で連戦に入っていきたいという思いがあります。

今週を通して、いいトレーニングができました。いい準備ができているので、準備したものを明日のゲームで出して、いい結果をつかみ取りたいと思っています」

【質疑応答】
(横浜FMは監督が代わったが、イメージの変化は？)
「横浜FMは昨シーズンと比べて、選手はそれほど変わっていません。入ってきている選手と言えば、前線のブラジル人のアデミウソン選手くらいでしょうか。今は中村俊輔選手がケガをしていて、攻撃におけるクリエイティブな部分で少し欠けているところがあると思いますが、反対に全員でハードワークをして戦うことで、彼の不在を補っていると思います。ここ最近の試合を見ても、全員が走り、戦っているという印象を持っています」

(ここまでの新加入選手の評価については？)
「彼らがチームに加わって非常に短い期間ですが、良いトレーニングを積んで、比較的早くチームに馴染んでくれたと思っています。もちろん、ACLとリーグの連戦がなく、もう少し普通にトレーニングが積めていれば、彼らはよりチームの戦術にフィットしているでしょう。ケガ人が出たり、連戦があったりなどでトレーニングがコンスタントにできない状況の中、ズラタンだけでなく、武藤や高木、橋本、加賀、ケガをしてしまった石原も含め、非常にチームの力になってくれていると思います。

3ヶ月、4ヶ月はサッカーの世界では非常に短期間です。もちろん、彼らはトレーニングを通してさらにチーム戦術であったり、その中で自分の持っているものをもっと活かしてくれると思っていますが、彼らの人間性やクオリティを含め、これまで非常によくやってくれていると私は評価しています。

我々がチームとして新しい選手を獲得するにあたり、選手としてのクオリティだけでなく、人間性もよく観察し、情報を集めて判断しています。彼らは長年このクラブでプレーしているかのように、クラブにしっかりと馴染んでくれています。そうした部分も含め、彼らの振る舞いや努力を評価したいと思います」

(関根の先発機会が増えていることについては？)
「若い選手の評価をするときは、常に慎重にならなければいけません。川崎戦でサポーターが、関根のチャントを歌ったという話も聞きました。関根に関して言えば、出場機会が徐々に増えてきて、その中で活躍した試合もありました。最近彼が先発で出る機会が増えているのは、彼に才能があり、若いから、という理由ではありません。彼が今、あのポジションでスタメンで出るだけのクオリティを示しているからです。

ただ、先ほども言ったように、若い選手に対する評価は慎重にならなければいけません。何試合か素晴らしいプレーをして周りに持ち上げられ、天狗になってしまうということは、往々にして見られます。ただ、チームには経験のあるプロフェッショナルなベテラン選手がたくさんいます。彼はそうした選手たちをしっかりと見て、地に足をつけて、引き続きやっていかなくてはいけないことを学んでほしいです。いい雰囲気を持ちながら、厳しくやるところはやるというチームカラーの中で、地道な努力を続けてほしいです」

(互いにセットプレーに強みを持っており、セットプレーが勝敗を分けると思うが？)
「選手たちがセットプレーに自信を持っているのは、非常にいいことだと思います。我々は練習の中で、それほどセットプレーに多くの時間を割いている訳ではないですが、ああいった場面は最終的には選手がどう動くかです。そして、選手間で意思疎通を図り、自分たちで考えて行っているのは、いい傾向です。

もちろん、相手を崩して得点できればそれに越したことはないでしょうが、セットプレーから得点して勝利をするのも、悪くはないと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】