明治安田生命J1リーグ 1stステージ第8節 川崎フロンターレ戦 試合前日のコメント

「川崎フロンターレは今シーズンリーグ7試合を戦って無敗ということで、ここまでいい戦いをしていると思います。ただ、Jリーグはどのチームが対戦相手であろうと、我々にとって毎試合が厳しいゲームになることは間違いありません。明日は特別に自分たちの戦い方を変える必要はありません。連戦と長い移動の中であまり練習をしている時間はありませんでしたが、選手たちは高いモチベーションで明日の試合に臨んでくれると思います」

【質疑応答】
(お互いのサッカースタイルも含めて、明日はよりいいゲームがファン・サポーターに見せられるのでは？)
「我々は常に内容と結果を追い求めてきました。なぜなら、サッカーは見ている方が楽しんでこそのスポーツだからです。ただ、内容的に面白いゲームは、片方のチームだけがやろうとしても成り立ちません。明日のゲームも、自分たちのフィロソフィーのもとに戦います。そして、川崎も同じように攻撃的なスタイルで臨んでくれると思うので、明日のゲームは面白い試合になると思っています」

(攻撃的な相手との対戦でポイントになることは？)
「川崎というチームは、私は皆さんと少し違う印象を持っています。もちろん攻撃的なスタイルを持っているチームですが、しっかりとした守備ブロックを作ってからのカウンターが、川崎の強さであり特徴であると思っています。鳥栖戦や湘南戦もそうでしたが、川崎が自分たちの良さを出す場面は、比較的そういう場面が多いです。明日のゲームは、我々が仕掛ける中で、相手がボールを奪ってカウンターというシーンが多くなるでしょう。私がそういう戦いで大事にしていることは、いかに選手たちが走れるかです。運動量を最後まで維持しながら戦い切れるかだと思います。我々は約2ヵ月の中で12試合を戦ってきましたが、選手たちは連戦の中でも高いパフォーマンスを見せてくれています。明日もこれまでと同様にいいパフォーマンスを見せてくれるでしょう。

川崎はリーグ7試合とナビスコカップを戦っていますが、ナビスコカップに関してはほぼメンバーを入れ替えて戦っているので連戦という状況ではないと思います。逆に我々は、ハードな日程の中で、JリーグとACLを平行して戦っています。我々は、沖縄や鹿児島でのトレーニングキャンプも含めて、そういう状況を想定した中で準備を進めてきました。その準備がうまくいったことが、いま表れていますし、連戦を戦い抜くだけの力があるはずだと思っています」

(ACLは日本勢の中でレッズだけが結果を残しているが、ACLの手応えについては？)
「アジアの戦いで、選手たちは非常にいい戦いを見せてくれています。昨年や一昨年のACLでは、初戦を落としてスタートしました。初戦を落としてしまうと、その後にいいサイクルに持って行くことが難しくなってしまいます。ホームでのシドニーFCで、2-0で勝利できたことが、いいサイクルを生み出したと思っています。アウェイの浦項戦は残念な敗戦でしたが、内容を見ても勝てるだけのゲームをしていました。広州恒大との2試合に関しても、選手たちは非常に素晴らしい戦いを見せてくれました。

アウェイでのシドニーFCは0-0で引き分けましたが、勝てるだけのチャンスと内容のゲームをしていました。シドニーFC戦の前日に浦項と広州恒大の試合があり、我々はその上での試合でしたが、何を求められているのかを選手たちはしっかり理解してゲームを進めてくれたことは収穫でした。以前は、そういう戦いの中で負けることが多かったですが、そうでない部分を見せられたことは、大きな成長だと思っています。昨年と一昨年のACLでは、レッズはグループステージで敗退しましたが、その時と比べても選手たちは成長していますし、より大人のチームになったと思います」

(連戦の中で監督も大変だと思うが、好きなリラックス方法は？)
「勝利が一番のリラックスです。私にとって一番いい薬が何かは、選手たちが一番よく分かっているでしょう。いいゲームをして、いい結果を出すことができれば、私は常に健康です(笑)」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】