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ミシャ監督 大宮戦前日会見

明治安田生命J1リーグ 1stステージ第11節 大宮アルディージャ戦 試合前日のコメント

「世界中のどこの国のリーグにもダービーは存在しますけど、どこの国でも激しい試合が行われるのは確かです。明日のゲーム、我々が戦うのはさいたまダービーです。決して簡単ではない、厳しいゲームになるでしょう。

お互いにモチベーションの高い、エモーショナルな試合になるでしょう。ただ、間違った方向に行ってはいけません。高まる気持ちをしっかりとコントロールしながら戦わなければいけません。

大宮というチームは、ここ公式戦10試合、非常にコンパクトで、規律のある戦いをしているチームです。全員がしっかりと走り、ハードワークをし、前線には質の高い選手を揃えています。今の順位が示しているように、彼らはしっかりとしたまとまりのある、強いチームだと評価しています。ただ、我々もチームの調子はいいです。全員がいいトレーニングを積み、いい準備ができていると思っています。

我々は、練習でやってきていることをピッチの上で表現できるように戦うだけです。我々は首位にいますが、首位に居続けるためには、明日のゲームに勝たないといけないでしょう。1試合1試合を全力で、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。

ダービーだからと言って、何かを変える必要はないでしょう。これまで通り、走り、球際で戦い、戦術的な規律を持ちながら戦うだけです」

【質疑応答】
(UEFAチャンピオンズリーグ準決勝でのアトレティコ・マドリードとバイエルン・ミュンヘンの試合を観てどう感じたか?また、明日の試合はデータを見ても、その試合に重ね合わせたくなるような対戦だと思うが、明日の試合はどういうものになると思うか?)
「アトレティコは、非常にスペシャルな戦術で戦っていると思います。ただ、忘れてはならないのは、彼らも非常に質の高い選手を揃える中で、やっているということです。勝負事は水物であるというのは、みなさんもご承知の通りでしょう。例えば、バルセロナとアトレティコの試合では、バルセロナがPKをもらってもおかしくないシーンがありました。それは後に、レフェリーも認めています。レフェリーが公の場に出てそれを認めるというのは、日本ではないですけど、ヨーロッパでは後に認めることがあります。バイエルンの試合は、ペナルティーエリアの外でしたけど、それもレフェリーの間違いだったと思っています。

いずれにせよ、ああいったチームとの戦いは、攻撃的なチームにとっては、決して簡単ではありません。プラスアルファでレフェリーのミスジャッジも重なるのは、運と言えば運ですけど、そういうものが重なってしまえば、ああいう拮抗した、非常にレベルの高い戦いでは、勝負がどちらに転ぶかは分かりません。

浦和レッズの、ダービーの宿命というのは、相手には失うものがない戦いだということです。彼らは金星を挙げれば非常に評価され、負けても必要以上に批難されることはないでしょう。そういう戦いの中で、我々は常に勝利を求められます。それは我々の宿命だと思いますが、負けることを恐れてはいけません。

長年、我々のチームにとりついていた心理的なものの中で、『勝たなければいけない』というプレッシャーが、マイナスに働いていたのは確かでしょう。ただ、我々は今、そういったいろいろなものを乗り越えて、『自分たちは強い、絶対に負けない』という、本当の意味での、勝者のメンタリティーが備わってきたと思っています。

浦和レッズのように、常に毎試合勝たなければいけないというプレッシャーがどのくらいのものなのかは、なかなか想像がつかないかもしれません。監督と選手の両方とも、非常にプレッシャーがあるものです。同じ負けでも、我々が受ける批判と他のチームが受ける批判は、大きく違うと思います。引き分けでも、なかなか満足してくれないのは確かですし、我々に求められるものは非常に高いですけど、監督、選手としては、求められるものが高いのは、とてもやりがいのあることだと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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