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ミシャ監督 ベガルタ仙台戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第8節 vsベガルタ仙台 試合後のコメント

「今日のゲームも、非常に難しいゲームでした。仙台は、とてもまとまりのある、手強い相手でした。選手たちは立ち上がりから、勝利したいという強い気持ちを前面に出して、攻撃的に、アグレッシブに戦ってくれました。立ち上がりから主導権を握り、先制もできましたが、今日の試合でも、何でもないロングボールのセカンドボールを相手に拾われたところから、もったいない失点をしてしまいました。

我々と対戦するチームは、我々に対して特別な対策を練ってくる、システムを変えてくるというようなケースがほとんどです。どういう相手が来ても、どんな対策を練られても、相手がこう来たらこうする、という部分をしっかりと整理して、選手を戦わせなければいけないと感じます。そういった、もったいない失点をなくしていくのが、今後の課題です。

2点目は、非常に素晴らしい崩しからの得点でした。それ以外でも、崩した形から、ゴールになってもおかしくないシーンがありました。そうしたチャンスを決めていくところも、今後のトレーニングでしっかりと取り組みたいと思います。

次節に対戦する横浜F・マリノスも、今日と同じように、非常に手強い相手だと思っています。今日のいいところは継続しながら、しっかり反省もして、次の試合に向けて全員で準備していきたいです」

【質疑応答】
(1stステージの良かった頃と比べて、少し攻撃のリズムがずれている感じがするが?)
「サイドの選手が、もう少し質の高いプレーをしてくれれば、真ん中はもう少し精度の高いプレーをできるのではないでしょうか。

戦術的な話で言えば、サイドからより危険な攻撃ができれば、相手はサイドをケアしなくてはいけなくなります。そうなれば、より中が空きます。サイド攻撃が効果的でなければ、相手はしっかり中を閉める守備ができるでしょう。サイドの攻撃を具体的にすることで、真ん中のスペースが空き、中でのコンビネーションがより良いものになります。

ただ、それは、サイドの選手のせいだけにはしたくありません。今日も蒸し暑かったですが、この気候の中で戦うのは、選手の体の負担を考えれば、簡単なことではありません。1試合だけの負担ではなく、疲労は蓄積します。夏場の試合で連戦が続けば、選手にかかる負担は非常に高くなります。特に、ウチのサイドの選手は走らなければいけません。サイドの選手にとっては厳しいものでしょう。

以前にもコメントしたことがありますが、代表チームとJリーグのスケジュールの両方を見ていくと、どうしても試合の日程が過密になってきます。私は、代表チームはプライオリティの高いものだと思っています。そうであるなら、代表は代表で時間を取ってもらい、Jリーグは毎週1試合でやってもらいたい思いがあるのも確かです。

この夏場の気温の中で戦うのは、決して簡単なことではありません。それがコンビネーションの質に影響しているのは確かです。

それとやはり、柏木や阿部、そして興梠などの代表選手は、コンディションを整えるのがとても難しいです。柏木や阿部はケガを抱えながら、状態を整えての試合が続いています。いいコンディションで戦えていた1stステージと比較するのは、今は難しいという思いがあります。

3-1で勝利した後で、浦和はもっと質の高い攻撃をできるのではないかと質問されるのは、正しいことだと思います。私は監督として、それをチームが評価されているのだと捉えましょう。

昨シーズンのサガン鳥栖とのホームゲームで、我々は数少ない相手のチャンスから失点して敗れました。それ以外に、相手にチャンスらしいチャンスはなく、反対に我々は数多くのチャンスを作り、非常に素晴らしい戦いができたゲームでした。ただ、負けてしまうと、鳥栖がいい守備をしたと評価されてしまいます。それは私にとって、忘れられない出来事です。

決定的なチャンスがたくさんありましたが、我々はそれを決めきれませんでした。ただ、そういうシーンがあったにも関わらず、鳥栖が素晴らしい守備をしていたとされるのは、適正な評価で記事を書かれているとは思いません」

(相手に5バックで守られた中で、3点目を奪えた要因は?)
「今日は土曜日なので、夜にはヨーロッパのトップクラブが試合をし、私はいつも、夜中にそれを見ています。我々は、負けた広島戦や1人少ない中でも一方的に攻めた名古屋戦などは、そうしたヨーロッパのトップクラブに近いくらいの試合ができていたと、私は思います。ただ、我々は敗戦してしまいました。そうした試合の後に、選手と共に考えたことは、我々は結果を出さなければ、日本では評価されないということです。

ここ最近の新潟戦や湘南戦、今日の仙台戦と、内容は負けた試合より良かったとは言えないとは思いますが、選手たちはプロフェッショナルに、勝利を求めて戦ってくれました。我々が目指すのは、年間で最も勝ち点を取るチームであることです。その大きな目標を目指し、我々は戦っています」

(横浜F・マリノスのどんなところを手強いと感じているか?)
「横浜F・マリノスは、今シーズン、非常にテンポの早いパスサッカーをしていると評価しています。非常にコンビネーションのいいサッカーをしており、前線にはスピードと技術のあるブラジル人選手や、非常に危険な齋藤選手もいます。個人の能力としても、高い選手が揃っているチームです。

我々としては、相手に時間とスペースを与えることなくアグレッシブに戦い、攻撃的な姿勢を持って戦い、勝利を得たいと思っています。 横浜F・マリノスには、中盤にも危険なパスを出せる選手がいますし、前線にはスピードと技術のある選手がいます。その選手たちにスペースと時間を与えれば、危険なシーンを作られてしまいます。だからこそ我々は、相手に余裕を与えず、アグレッシブにプレッシャーをかけていこうと思っています。 危険な選手がボールに触る回数を、できるだけ減らすことが、戦い方の中で必要です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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