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ミシャ監督 ガンバ大阪戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ1stステージ第9節 vsガンバ大阪 試合後のコメント

「ここにいるみなさんは、約半年前にどういうことが起きたのかを知っていると思います。我々には昨年タイトルを獲るチャンスがありながら、それを逃してしまった過去があります。シーズンが変わって気持ちは切り替わりましたが、昨年の苦い敗戦は常に私の気持ちの中に残っていました。今日の試合をもって、その悔しい気持ちが少しですが晴れたゲームになりました。

本来であれば、昨年の我々はタイトルが獲れておかしくないシーズンでしたが、サッカーは何が起こるか分からない厳しいスポーツです。その厳しさの中でタイトルを逃しました。これまでは、レッズがボールを支配しながら一瞬の隙を突かれて失点するというのが多くのパターンだったと思います。

試合前に選手に伝えたポイントは3つです。おそらくどのチームもガンバの強さは分かっていると思いますが、それでも3冠を取りました。分かっていてもやられてしまう強さです。自陣で8枚のブロックを作って組織的な素晴らしい守備をします。そして、素早くパトリックと宇佐美にボールを出し、2人の決定力とクオリティーで得点するチームです。3つ目は、セットプレーです。遠藤の質の高いボールを生かしながら、得点をしていきます。誰もが分かっていながら押さえられないからこそ、彼らは3冠を獲ったのです。

今日の試合の中で特に求めたことは、2人のカウンターに気を付けて押さえることと、リスク管理をすることです。彼らに時間とスペースを与えれば、危険な形を作られます。攻撃から守備への切り替えを早くすることを強く求めました。我慢強く試合をする中で、選手たちはよく意識してくれたと思います。ガンバも素晴らしいプレーをしたと思いますが、ゲーム自体は我々が勝利に近かったと思います」

【質疑応答】
(宇佐美選手へどのような対策をしたのか?)
「特に指示はしていません。前の2人にターンしてドリブルを仕掛けられると強さがありますから、スペースと時間を与えないように近くの選手が素早く寄せることは言いました。

ただ、宇佐美選手に何か特別なことをしろとは言っていません。パトリック選手に関しては、特に槙野のサイドに流れることが多いと分析をしていました。ただ、槙野は彼にチャンスを作らせないだろうと思っていました。広島時代、練習で同じようなタイプであるウェズレイ選手と常に対峙していましたし、その強さも見ていました。だから、今日も抑えてくれるだろうなと思っていました」

(試合終盤に決定機を作られたことは反省点になるのでは?)
「我々は終盤の、特にアディショナルタイムに入るような時間に、そのような場面を作らせてしまうことが多いです。昨年終盤の3試合もそうですし、名古屋戦の失点も、今日もそうです。後半は、遠藤選手のフリーキックくらいしか相手に得点チャンスが無かった中で、あのような場面を作らせてしまうのはいただけません。試合終盤になれば体力も落ちますし、集中力も落ちる、相手が圧力を掛けてくるということもあります。

ただ、それは改善すべきことです。そういった傾向が強いのは事実ですから、選手たちと話をしながら対策を考えなければいけないのは、事実です」

(長谷川監督が関根を温存して変化させたと言っていたが、それは今日の相手や気温を考えての起用だったのか?)
「関根に関しては、温存というよりも太腿の打撲によるものでした。今日もメンバーに入るかどうか、かなりギリギリのところでの選択でした。関根は甲府戦の後に2日間まったくトレーニングができず、今日の午前中に動けるかどうかの確認をする状況でした。そのサイドは、相手にも藤春選手がいるサイドです。相手がフレッシュな中で前半から起用したらどうなるかということで、平川を起用しました。平川は攻撃の面でのドリブルなどで劣る部分はありますが、守備面では非常に良く貢献できる選手です。全体のバランスを見てプレーできる選手ですから、今日は平川をスタメンで使い、相手が疲れてくるだろう時間帯に関根を投入しました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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