明治安田生命J1リーグ 1stステージ第9節 vsガンバ大阪 試合前日のコメント

「ガンバ、そして浦和と、すばらしいチーム同士の対戦です。ガンバはリーグスタート2試合は良い結果が残せませんでしたが、その後はリーグで6連勝しており、彼らの強さと安定感をしっかりと示してきたと思います。そして浦和もリーグの8試合で、比較的に良い内容と結果を残してきたと思っています。

明日は連戦の中でのゲームで、気温も高くなり、選手にとっては厳しい状況下での試合になると思います。運動量、規律、攻守の切り替えなどが大事なゲームになるでしょう。

どちらのチームがより走れるか、より規律を持って、最後まで集中力を落とさずに戦えるか。それができたチームが、良い結果を収めるでしょう。我々としては、過去の対戦と同じように内容の良いゲームをすることと、良い結果を掴み取ることを目指し、全力で戦っていきたいです」

【質疑応答】
(興梠選手の状態については？)
「興梠選手に関しては、日に日に状態は良くなっています。ただ、過去の経験上、慎重に判断をしなければいけません。彼はケガから復帰して状態が良くなっていく中で、試合に出て再び負傷離脱するということを繰り返してきました。彼の起用に関しては、明日までしっかりと見極めて判断をしなければいけません」

(関根選手は、今日は完全に別メニューだったが？)
「関根は、あまり良い状態とは言えません。ただ、半日ごとに状態は良くなっています。どれだけ状態が回復するかを見極めて判断していきたいと思っています」

(ガンバとの『ナショナルダービー』は、日本サッカーがどうあるべきかを示す1つの場になり得ると思うが、明日の試合がどういうものになればいいと考えているか？)
「日本のサッカー界の中で、注目を集めるゲームであることは間違いありません。今の2強であろう、浦和とガンバがどういう戦いをして、どちらが勝利するかというのは、世間の注目を集める、緊迫した激しいゲームになるでしょう。その中でどういうものが示せるかは、見ている方が判断すればいいと思います」

(明日の勝敗が、1stステージの優勝争いを左右すると思うか？)
「我々が勝利すればガンバより勝ち点が4多くなり、負ければ、ガンバが我々を勝ち点2上回ります。短期決戦の中で、その影響は少なからずあると思いますが、それがそこまで大きいものだとは思っていません。結果がどうであれ、残りが8試合あることを考えれば、その中でも大きな山場はたくさん出てきます。

今、我々は上位にいますが、Jリーグは各チームの力が拮抗したリーグであると私は思っています。毎節どのチームが勝つかわからない、どのチームが上位に来るのかわからないというのがJリーグです。ですから明日のゲームだけで大きな影響があるとは思いません。我々は1試合1試合、目の前の相手に対して全力でぶつかっていかなければ、上位に居続けることは難しいでしょう。

新潟が非常にいい例です。新潟は今シーズン毎試合すばらしい戦いを見せています。ただ、彼らの注いでいる力、彼らの見せているサッカーが、残念ながら結果につながっていません。本来、あのような戦い方ができているのであれば、彼らは間違いなく上位を争っているはずです。ただ、彼らは今、勝ち点6しか持っていません。彼らがなぜゲームで勝てないのかは、なかなか説明しようがないことが多いです。そして、彼らが結果を残せないのは、Jリーグの各チームの力が拮抗している証拠でもあります」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】