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ミシャ監督 アルビレックス新潟戦試合後会見

Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦 vsアルビレックス新潟 試合後のコメント

「この試合に入るにあたり、アウェイでの第1戦の後半が非常に悪かったがゆえに、難しいゲームではあったと思います。

第1戦で大きく差が開いてしまいましたが、私自身も選手たちも、十分に勇気を持って、この差をひっくり返せるだけの力があると思っていましたし、できると信じていました。

リーグの埼スタでの新潟戦では、我々は5-2で勝利できました。今日もチームの力としては、5点取れるだけの力は十分にあったと思います。

前半、先発には高さがなくともスピードとモビリティのある選手を起用して、自分たちの動きの連動性から状況を打開して得点しようとして入りました。前半、強い気持ちと、そうした狙いがある程度出せていましたが、ラストパスやシュートの精度がなかなか足りませんでした。

後半は李を入れて、さらに攻撃的な布陣をとって、より相手に圧力をかけていこうという狙いを持って入りました。前半も運動量多く、早いテンポでサッカーができていましたが、後半はさらに加速させることができ、その中で3点を挙げて、相手に圧力をかけ続けられたのは良かったと思います。

1失点でもしてしまえば、ゲームがほぼ決まってしまうという状況の中、選手たちは最後まで諦めず、得点を目指して全力を尽くして戦ってくれました。残念ながら我々はヤマザキナビスコカップで敗退しましたが、今日、選手たちが見せてくれたパフォーマンスは評価できると思っています。

後半に武藤が外したシュートが入って、4点目を奪えていれば、さらに相手に圧力をかけられ、十分に試合をひっくり返せたと思います。あまりレフェリーのことをいうと言い訳がましく聞こえるので言いたくはないのですが、私は41年間プロサッカーの仕事をしてきて、レフェリーが後ろから明らかに倒されたファウルにPKの判定をしたシーンで、ファウルした選手にイエローカードすら出ないということは、経験したことがありません。
今日は阿部がペナルティーエリアで得点機を後ろから阻止されたという状況で、イエローカードも出ないというのは、言いたくはないですが、言わざるを得ないと思います。

ただ、レフェリーの判定が、決してヤマザキナビスコカップ敗退の言い訳にはならないことは、よく分かっています。我々はアウェイで、後半に失点を重ねて敗戦してしまいました。サポーターに申し訳ないことをしたと思っています。

『たられば』の話になりますが、PKの時点で相手が退場していれば、残り時間を1人多い形で戦えたのは事実です。言い訳できないのは確かですが、選手たちは最後まで全力で戦ってくれました。彼らの姿勢は評価していいと思います」

【質疑応答】
(李が入って後半リズムが良くなったが、先発で使っていれば結果も変わったのでは?)
「簡単にお答えするならば、彼は第1戦で先発しましたが、あまりいい出来ではなかったと、私は思っています。私は、後半から彼が入った方が、彼の良さが生きると思っていましたし、事実、彼は第1戦よりも今日の方がいいプレーをしました。

もちろん、彼が後半にしてくれたようなプレーを前半の最初から最後までしてくれるのであれば、我々はもしかして勝っていたかもしれません。もしそういうことであれば、あなたのいうことは正しいかもしれません。

この前の試合のように、李が先発で出て、いい出来でなかったならば、彼を代えなければいけなくなります。しかし、今は興梠もズラタンもいないため、そうなれば次に打つ手がなくなります。監督として、そうしたところを考えて判断しました。

試合が終わってみれば、もし彼が最初から出ていれば、という思いがあるかもしれませんが、監督としては、いろんなことを想定した上で、先発を考えます。もちろん、他にトップができる選手がいれば、私の判断も変わるかもしれませんが」

(今日の後半の戦いは、本来のレッズの姿を思い出したように見えたが?)
「横浜FM戦は0-4、新潟戦は0-5で敗れました。新潟戦は、後半は特によくなかったですが、前半は最後の失点以外はいいゲームをできていたと思っています。私自身、この敗れた2試合は、いろんなことを考えさせられた、痛みを伴った試合でした。私が3年半このチームを率い、チームが成長してきた中で、ああいうゲームはないと思っていたからです。もちろん、サッカーなので負ける試合もあるでしょう。ただ、ああいう形で、全く自分たちのやろうとしていることが出せず、相手に打ち負かされる試合があるとは思っていませんでした。だからこそ、眠れずにいろんなことを考えなければいけない2試合でした。

横浜FM戦は1試合を通して、新潟戦は後半、チームが機能しない試合でした。こうした試合は3年半でほぼなかったと思いますが、そういう試合が来てしまったのが、私には非常にショックでした。

我々が1stステージで優勝した、あるいは我々のチームから4人の代表選手が出たという中で、選手たちは、自分でも気づかないうちに天狗になっていたのではないかという思いがあります。レッズはそれぞれの選手が、チームの戦い方のコンセプトの下に、しっかりと自分の役割を担ってこそ、強さを発揮します。レッズの選手には、1人で何人も抜いてシュートを決めて、試合を決定づけるという選手はいません。レッズは、コレクティブに戦って、強さを発揮するチームです。

新潟戦での敗戦後、私は選手たちと日々話をしてきました。我々のチームは、選手一人一人がチームのために戦い、走って、規律を守るということをやらなければいけません。そうでなければ、チームとしての強さは発揮できません。選手たちはそれをしっかりと認識して、ハードワークして戦ってくれました。それは非常に前向きなことだと捉えています。

槙野、興梠、ズラタン、西川が加われば、チームの力はさらに発揮されるのは間違いありません。ただ、今日は彼らがいなくても、十分にできると示せたことは、我々にとって前向きなことだと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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