14日、日本サッカー協会から第29回オリンピック競技大会（2008/北京）に臨むU-23日本代表メンバーが発表されたことをうけ、埼玉スタジアムにて細貝 萌の記者会見が行なわれました。

細貝 萌
「今回メンバーに選ばれて、いろいろな複雑な気持ちもあります。選ばれなかった選手たちもたくさんいますから。でも、常に気持ちが伝わるように全力でプレーしてきたいと思います。
誰一人、負けることを考えてないですし、全部勝ってメダルを取れれば。もちろん金メダルがいいですし、とにかくメダルにこだわって一戦一戦戦っていきたいと思っています」

〈質疑応答〉
■複雑な心境と言っていましたが？
「同じチームでやっている梅崎選手やエスクデロ選手、彼らも一緒に選ばれて北京に行きたいと思っていました。彼らは今回選ばれなかったので、彼らの分も全力で戦ってきたいです」
■前橋育英高校の同級生でもある青山直晃選手（清水エスパルス）が残念ながら選ばれませんでしたが？
「このU-23日本代表チームを立ち上げたとき、彼はずっとスタメンで出ていて、自分はまだ合宿にも呼ばれていませんでした。一番最初に自分が合宿に参加したときは、彼と同じ部屋で、チームについてのアドバイスだとか、いろんなことを教えてもらっていました。そうやってチームに参加していきました。もちろん自分も彼は選ばれるだろうなと思っていましたし、でも、今回メンバーから外れてしまったんで、彼の分も全力で戦ってきたいなと思います」
■本番のピッチでは、自分のどんなところを出していきたいですか？
「反町監督には、気持ちのところを買ってもらっていると思っているので、常に気持ちが見ている人たちに伝わるように、全力でプレーしたいと思っています」
■レッズにはオリンピック経験者が何名かいるが、彼らから何かアドバイスは？
「発表されてから、まだ誰とも会っていないので、まだそういう話はしていません。ただ、梅崎本人からはすぐ電話があって、『おめでとう』と言ってくれました」
■オリンピックは自身にとってどのような大会でしょうか？
「年齢制限もありますし、簡単に出られる大会ではないと昔から思ってました。けど、もともとオリンピックという大会には出たいと思っていたので、自分にとってはすごくプラスになる大会だと思っています」
■レッズに加入して４年目。これまでの年月は今回の代表選出にどう影響していますか？
「選手層の厚いチームでプレーしていて、普段から見習うことばかりですし、フル代表選手やベテラン選手がいろいろとアドバイスしてくれるので、本当にこのチームを選んでよかったと思っています。ただ、この大会で終わるわけではないんで、この大会で全力を尽くして、またその先にステップアップしていきたいと思います」
■最後の合宿で解散してから、今日の発表までの心境と選出されたと聞いたときの心境はいかがですか？
「合宿が終わって１週間ぐらい経ちますけど、その間、オリンピックのことは極力考えないようにしていました。選ばれたのを聞いたのはクラブハウスでだったんですけど、すごくホッとした気分でした。でも、ちょうど30分ぐらい寝ていたところで、寝てるところを起こされて聞いた感じでした（笑）」