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後半アディショナルタイムの劇的ゴールで連勝

12日、浦和レッズはアウェイ・豊田スタジアムでJリーグ第7節の名古屋グランパス戦に臨んだ。

レッズは2014シーズンの3rdユニフォーム(黒)を初めて着用。前節のベガルタ仙台戦で負傷交代した永田に代わり那須が3バックの中央を務めた。右アウトサイドには梅崎が入り、平川がベンチスタート。15時4分に名古屋ボールでキックオフされた。

ゲーム立ち上がりの両チームがぶつかり合う落ち着かない展開の中の10分、レッズは警戒していたセットプレーから先制を許す。センターサークル付近のフリーキックから、ゴール前の混戦でこぼれ球を永井に押し込まれてしまった。

レッズは仕切り直しとばかりに、ボール保持率を高めて同点ゴールを狙っていく。4-4-2システムを採用してボールサイドにコンパクトな守備陣形を取る名古屋に対し、今週のトレーニングでも強調した中央にポイントを作ってから、柏木や阿部がサイドへ展開する形で得点チャンスを量産していった。名古屋がカウンターを狙う場面でも素早い攻守の切り替えと相手FWへのタイトなマークでチャンスを作らせず、圧倒的にレッズが攻撃するゲーム展開となった。

しかし、宇賀神のシュートや槙野のヘディングがゴール枠内でクリアされるなど、ゴール間際のところで名古屋守備陣が粘りを見せる。前半終了間際には李のシュート性のクロスを槙野が頭で合わせ、こぼれ球を原口が押し込んで同点に追いついたかに思われたが、槙野にハンドがあったとしてノーゴールの判定。0-1のビハインドで前半を折り返した。

後半に入ってもレッズは前半同様に両サイドを効果的に使った攻撃を見せていく。その中で迎えた64分、名古屋守備陣にできた一瞬のスキを見逃さず、素早いパス交換で一気に中央突破。最後は原口が冷静にゴールへ流し込み、1-1の同点に追いついた。

3人の交代を終えて4-2-3-1にシフトした名古屋も攻撃姿勢を見せ、ゴール前で際どいシーンも作られたが、西川や那須が体を張ってゴールを守る。その中で、ミシャ監督は啓太と関根をピッチへ。81分にはこの日2枚目の警告を受けた永井が退場となり、レッズは数的優位となった。

10人となって時間を使うプレーを増やしながら守備を固める名古屋に対し、レッズは有効な攻撃が出せなくなっていく。このまま試合終了かと思われた90+5分、梅崎のコーナーキックのこぼれ球を那須がミドルシュートで狙うと、ゴール前の混戦で興梠がコースを変えたボールはゴールの中へ。名古屋へ駆けつけたファン・サポーターの歓喜が爆発し、大声量の『We are REDS!』コールが響き渡った。試合はこのまま2-1で終了。レッズは敵地で劇的な決勝点による貴重な勝ち点3を手に入れた。

豊田スタジアムに響いた『We are Diamonds』の余韻も冷めやらない中、レッズは中3日で16日(水)のヤマザキナビスコカップ第3節・徳島ヴォルティス戦に臨む。予選リーグ突破へ重要な一戦は、埼玉スタジアムで19時30分にキックオフされる。

【興梠慎三】
「前半はチャンスがありながら決められなかったので、後半苦しい試合展開になりましたが、そこで決められればもっと楽な展開になると思います。そういうところで決めたいです。」

(ハーフタイムは?)
「向こうにもチャンスはあまりなく、どちらかというと自分たちのペースで進んでいたので、ロッカールームでも後半絶対逆転できると皆で話していました。あとはきっちり決めるところを決められれば逆転できると思っていました。」

(前線3人のコンビネーションは?)
「チュン(李)はポストプレーができて、元気はドリブルができる。自分はバランス良く、2人が自由にできるようにバランスを取りながらやっているつもりです。自分はどちらかというと合わせるタイプなので、そういう意味ではこの3人の関係はうまくいっていると思いますし、うれしいことです。」

(逆転のシーンは?)
「自分は触っただけですが、それが逆転ゴールにつながったので良かったです。みんなの気迫があの1点につながったと思います。(那須)大ちゃんが打ったシュートを自分がスルーしていればGKにキャッチされていたと思うので。でもあのシュートはふかすことが多いと思いますが、大ちゃんがきっちり抑えて打ったことでああいうシーンになったと思います。最後まであきらめずにやったら勝ちにつながるとあらためて思いました。

ワントップをやるときよりもシャドーで出た方が体力を使います。90分走り回ることが難しい。もっと体力をあげていかないといけないです。次のリーグ戦の相手である川崎も前線の3人が良いコンビネーションでやってきますが、自分たちの方が上ということを見せていきたいです。」

(URD:OM)

後半アディショナルタイムの劇的ゴールで連勝 後半アディショナルタイムの劇的ゴールで連勝 後半アディショナルタイムの劇的ゴールで連勝

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