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ファン・サポーターの皆様へ

5月15日(土)に宮城スタジアムで行われたベガルタ仙台戦での試合終了後におきました一部サポーターによるトラブルについて、クラブ独自でベガルタ仙台をはじめ、当日警備を担当していた関係機関等のご協力をいただき、事実関係調査を実施し、サポーターとも関連した話し合いを続けて参りました。
本件に関しては、5月25日付で弊クラブのホームページに中間報告として掲載しておりますが、今般、現時点での調査結果として取りまとめ、ベガルタ仙台並びにJリーグに提出致しましたので、概要をご報告申し上げます。
本件に関連し、ベガルタ仙台のクラブ・チーム並びに関係機関、Jリーグ、多くのファン・サポーターの皆様にご迷惑とご心配をお掛けしたことを改めて深くお詫び申し上げます。

1.当日のトラブルに対する特定状況と対応
(1)ペットボトルの投げ込み行為について
クラブホームページに「当事者に自らお申し出いただきたい」旨掲出し、ク ラブでも映像等を使用した確認作業を行って参りました。その結果、6名から、謝罪とホームゲーム2試合の入場自粛の申し出があり、クラブはこれを受諾し、ホームゲーム2 試合の入場禁止と致しました。なお、当該6名は22日のアウェイの湘南戦から入場しておりません。
当該行為により、投げられたペットボトルが前席にいたサポーターの頭部に当たった事実(1件)も確認していますが、申し出のあった6名はいずれもこの当事者ではないことを確認したうえで、上記対応としました。

(2)椅子の破損(2脚)について
椅子の破損に関しては、当該椅子近辺で応援していたサポーターグループ(2グループ)から弁償の申し出がありました。グループのリーダーに確認した結果、試合中に椅子の上に立って応援していた事実も確認できました。当該行為はJリーグ規程の禁止事項には含まれておりませんが、弊クラブでの自粛事項でもあり、該当グループに厳重に注意し、ベガルタ仙台に対しては弁償させて頂く旨お伝えしお詫びしております。

(3)選手バス駐車エリア内への侵入・チームバス囲みについて
一部サポーターの選手バス駐車エリア内への侵入・チームバス囲みの行為に関しては、当事者17名から申し出があり、クラブ及びチームは謝罪を受けました。併せて、当該17名からはホームゲーム2試合の入場自粛の申し出を受け、クラブはこれを受諾しました。この17名は22日の湘南戦から入場をしておりません。
また、クラブの調査により、上記17名以外に4名を当事者として特定し、入場自粛を勧告しました。
スタジアムの警備手法なども考慮する必要がありますが、管理エリア内に入り、試合を終えた選手のバスを囲んだ行為の重要性に鑑み上記の対応としております。

(4)差別的発言について
ベガルタ仙台から差別的発言を確認したとの報告を受けましたが、浦和レッズスタッフが当該行為を確認していなかったことから、スタッフを現地に派遣して、ベガルタ仙台をはじめ当日担当した警備会社等に事実関係を調査・確認しました。その結果、差別的発言があったことは確認できましたが、現時点では当事者を特定するには至っておりません。調査結果の概要は以下の通りです。

浦和レッズサポーターと思われる2~3名が、スタンド下の選手バス駐車エリアから、出発するベガルタ仙台の選手バスに向かって、差別的発言を発したことを複数のベガルタ仙台側関係者等の証言から確認した。また、ベガルタ仙台の選手バスへの発言の前に、浦和レッズの選手バスに向かって、浦和レッズサポーターと見られる人物による野次の中で、ベガルタ仙台の選手バスに対するものと同じ差別的発言があったとの証言も得た。
ベガルタ仙台の選手バスに向かっての差別的発言は、バス発車時に野次が発せられていた計30秒間のうちいずれかの間に行われたとみられる。
チームバス内にいたベガルタ仙台の選手・スタッフには、差別的発言は届いていなかったとみられる。
現場周辺にいたことが確認できたサポーターに聞き取り調査を行ったが、差別的発言を「聞いた」、「した」という確認はできなかった。

尚、当該事案の重要性に鑑み、発言者の特定等今後も事実関係の調査を継続し、発言者を特定できた場合、厳格な対応を行って参ります。

【差別的発言についてのクラブの考え方】
差別的発言は社会通念上、許されない行為で、浦和レッズとしては、絶対にあってはならないと考えています。
一般的に違反や不適切な行為があった場合の対応は、事前にルールの設定と周知がなされていて、当事者が特定されていることが前提と考えます。ただし、今回の差別的発言については、社会通念上、許されない行為であり、発言者が特定されれば厳格な対応を行います。
差別的発言については、「してはいけない」という自覚を持たせ、「してはいけない」という環境をつくりあげることが重要と考えています。

【差別的発言における今後の対応方針について】 
差別発言は絶対に許されない行為ですが、これまで浦和レッズとしてのファン・サポーターに対する啓発活動は不十分な面があったと反省し、改善を推進いたします。

差別発言についてクラブ内での認識を深め、クラブ内での教育・啓発を推進していきます。
ファン・サポーターに対しては、対処方針、ルール等を設定し、これを告知します。
・差別発言は許されないとの位置づけを明確化します
・発言した者に対しては断固とした措置を行うことを規定します
周知や啓発等の具体的な取り組みを推進して参ります。
・様々な媒体を通じて撲滅に向けた呼び掛けを継続します
・国際連合関連機関等と提携した啓発活動を実施します

浦和レッズは今回の差別的発言行為の発生を反省し、サッカー界での差別発言撲滅活動の前面に立ち協力・推進致します。
「差別的発言は絶対に許されない」と位置づけて啓発活動等を推進して参ります。

(5)その他
上記(1)~(4)以外にも、横断幕が掲出禁止エリアに掲出されていたことや、横断幕事前搬入時に浦和サポーターが一挙に入場したため警備面で混乱があったこと、試合終了後に椅子以外のスタジアム備品の一部(2ヶ所)に破損が見つかったことを浦和・仙台両クラブで確認し、浦和レッズからは事前に告知を徹底できずに運営協力が不十分であったことについて謝罪致しました。尚、当日の警備・誘導面が万全でなかった点もあり、今後の安全で快適なスタジアムづくりに向け、運営面で改善を図ることを双方で申し合わせています。

2.試合運営全般について
浦和レッズは、今回のトラブルに限らずスタジアムでの観戦ルールに反する行為等について、早急に改善を図る必要があると考えています。
浦和レッズはこれまで問題が発生した時には、ファン・サポーターの皆様と共に話し合いを行ってきました。クラブは一方的に当事者へ処分を科すことを目的とせず、当事者自らが反省し、そして観戦ルールやマナーについてクラブと一緒に考えることを重要視してきました。今後もこうした話し合いの姿勢は継続していきたいと考えています。

しかしながら、今後観戦ルールを見直し・設定した後に、禁止項目を破った場合は、適切な対応を行って参ります。
当面は、試合運営全般に関する禁止行為の中でも、「差別的発言」「暴力行為」「物の投げ込み」「器物損壊」「立ち入り禁止エリアへの侵入」「スタンド内での喫煙」の6項目を重点項目として、改善に着手致します。ファン・サポーターの皆様との定期的な対話等も行い、より一層の観戦マナーの遵守を訴求していきます。
皆様とともに、本当の意味で「安全で快適なスタジアム」づくりを進めて参りたいと存じますので、ご理解・ご協力を頂きたくお願い申し上げます。

浦和レッドダイヤモンズ
代表 橋本光夫

ファン・サポーターの皆様へ

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