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vsFC東京「後半に追加点を奪えず、ホームで痛恨のドロー」

4日、浦和レッズは埼玉スタジアムでの第20節に臨んだ。相手はアウェイで1-1と引き分けたFC東京。試合は18時4分、FC東京ボールでキックオフされた。
柏木を出場停止で欠くレッズは、柏木の位置に梅崎を起用。負傷明けの平川が右サイドに復帰し、前節・ジュビロ磐田戦では右でプレーしていた宇賀神が左へ回った。
アウェイでの対戦同様に硬い立ち上がりの試合となったが、11分、スコアが動く。右CKのチャンスにマルシオ リシャルデスが平川を使ってショートCK、平川がエリア右脇から上げたボールは相手に弾き返されるが、このリバウンドを宇賀神が左足でダイレクトで打ち返す。ペナルティーアーク後方から放たれた強烈なシュートがネットを突き刺した。
先制直後、FC東京・渡邉のエリア外からの強烈なシュートを加藤が弾き、ゴールエリアにこぼれる。これを田邉に押し込まれそうになるが、加藤と阿部がそれぞれ体を張ってコースを限定、枠内に打たせずにゴールを守る。24分にもペナルティーエリア内左から渡邉のシュートを許したものの、ミスに救われる。
この間、レッズはカウンターからのチャンスメークを狙っていたが、前線でキープできず。あるいは、相手の高いディフェンスライン裏を狙うもオフサイドとなってボールを失い、再び攻め込まれる時間が続いていた。
しかし35分、自陣から啓太が出したディフェンスライン裏へのパスに梅崎がうまく抜けだし、エリア内右へ。梅崎は中をよく見てマルシオにグラウンダーのパスを送り、マルシオがフリーで楽々と流し込む。カウンターのお手本のような形のゴールで2-0と突き放し、レッズは前半を終えた。
後半、2点を追って攻勢をかけるFC東京に対し、レッズは押し込まれる時間が長い。ブレ球となるエリア外からのシュートを加藤が一度は弾きながらも防ぐなど、守備陣は奮闘。しかし59分、FC東京の10番梶山が投入され、直後の60分、自陣右から中央、左と振られ、最後は折り返しをニアポストで押し込まれて1点差に迫られる。
レッズは原口を下げてポポをピッチへと送るが、流れはまだFC東京に。63分にはFC東京のボランチ長谷川にエリア内への侵入を許し加藤と1対1の状況となるが、これは加藤がシュートコースに身を投げ出して何とか防ぐ。しかし72分、流れを引き戻せないまま、1失点目と同じような形から同点ゴールを許してしまう。
2-2とされた直後、ポポがGKと1対1になりかけるも、シュートはできず。75分には左右の揺さぶりからエリア左角の宇賀神へ。宇賀神から中央のマルシオへとつないでフィニッシュするも、シュートは枠を大きく上へと外れる。このプレー直後、足をつりかけた宇賀神に代わって野田がピッチへ。
さらに83分にはFC東京はエジミウソンを、87分にはレッズが達也を投入する。シャドーの位置に入った達也は野田のパスに走ってエリア内左でキープ、中央への折り返しが相手選手の腕に当たったようにも見えたもののノーホイッスル。一方のFC東京もアウェイでの引き分けをよしとせず、攻勢は衰えない。啓太のバックパスをエジミウソンがさらってループシュートを放つ場面もあったが、シュートミスに救われる。アディショナルタイムの5分を含め、互いにゴール前を行き来するスリリングな展開となった試合は、その後のゴールは生まれず。2-2で勝ち点1を分け合う形となった。
なお、この試合には3万4267人の観衆が詰めかけ、レッズのJ1・J2リーグ戦通算入場者数は1000万人を突破した。
次戦は8月11日(土)、J1第21節。19時からホームズスタジアム神戸でヴィッセル神戸と対戦する。

マルシオ リシャルデス
「前半、2点リードできて良かったと思いましたが、後半引き気味になって、その影響かどうかは分からないですが、前にボールをうまく入れられなくなって、前線の力を失ってしまいました。
その後、失点をしてしまって、そういうところから学んでいって次にまた同じミスが起きないようにしたいと思います」
(ゴールシーンを振り返って?)
「まずは啓太から非常に良いパスが来て、ウメが中を見てくれていたと思いますが、しっかりゴール前に送ってくれて、僕は押し込むだけでした。彼らの素晴らしいプレーで生まれたゴールでした」
(次節はヴィッセル神戸との対戦になるが?)
「神戸は今節大敗をしていますし、非常に気持ちを入れてくると思います。僕らからすれば難しい試合になると思うので、1週間しっかりと今日できなかったことを修正して臨みたいです」

宇賀神友弥
(先制ゴールを挙げたが?)
「結果がついてこなかったので意味がないというか、嬉しさも半分かな、と思います。ナビスコで得点を決めてから、すごく自信をもってプレーできていたし次はリーグ戦という気持ちは強かったので、個人としてはやっと数字で結果を出せたかなとは思います」
(ゴールシーンについては?)
「ボールが転がっている間にもすごく余裕があって、元気がフリーなのも見えていたし、元気を使おうかなとギリギリまで考えていたけど、立ち上がりだったしフカしても良いかなという軽い気持ちで蹴りました(笑)。元気が呼んでるのがすごく聞こえてて、『これで外したら、また元気にガーって言われるのかな』と思いながら蹴りました(笑)。それぐらい、余裕がありました。今までのゴールもある意味で『スーパーゴール』が多かったんで(笑)、らしいかな、と。
あと、自分個人としては今日が50試合目だったので、100の大台に乗るまでの半分まで来たんで、そういう試合で何かできたらいいなと試合前から思っていたので、勝ちにつながらなかったのは残念でしたが、結果が出せたのは良かったです」
(ゴール後のパフォーマンスについては?)
「槙野と仕込んでいましたが、まさか自分のゴールでやることになるとは思いませんでした。『SUPER GIRLS』ってアイドルグループが出てるテレビ番組を見て、槙野が『旬なものに乗っかろう』と(笑)」
(後半に2点追いつかれたが?)
「ハーフタイムにも監督から2点差がサッカーでは一番危ないという話があったし、自分たちが受け身になるのはやめようとは言っていたんですけど、前から来る相手に対してもっと落ち着いて自分たちの今まで通りのサッカーをするというところが、自分たちにはまだまだ足りないと思いました。
それと、一度相手にいった流れをもう一度自分たちに持ってくるという力が、まだまだ足りないなと。残りのリーグ戦でそういう部分でもしっかり力を付けていくことができれば、優勝争いに食い込んでいけると思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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