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vs清水「ホームで無失点勝利を飾る」

19日、第12節。勝ち点18で5位の浦和レッズは、ホームに勝ち点22で2位につける清水エスパルスを迎えた。
今後のリーグ戦を上位で戦っていくためには非常に重要な一戦、選手入場時にはゴール裏を赤い『ハートの12』旗で覆い、サポーターは選手を鼓舞した。
レッズの先発にはポポが復帰し、前線で柏木・マルシオとトライアングルを形成。また、第11節アルビレックス新潟戦で負傷退場していた平川もスターティングメンバーに名を連ねた。
15時34分、エスパルスボールでキックオフされた試合は序盤、エスパルスの前線からのプレッシャーにビルドアップで苦戦。ボール支配率ではエスパルスが優る形となったが、レッズは奪ってからの早い攻撃で高めの相手ディフェンスライン裏をついてチャンスを創出。チャンスの数ではむしろエスパルスを上回った。
7分にポポ、14分に阿部がスルーパスに抜け出してシュートを放ったが、ゴールは割れず。18分にはエリア内左深くからのマルシオ リシャルデスのクロスに柏木が飛び込んだが、ヘディングシュートは枠を捉えられず。30分をすぎるあたりからはエスパルスのプレスも弱まり、後方でボールを回しつつ攻撃を構築する展開に。
40分には平川のロングパスにマルシオが抜け出すビッグチャンス。エリア内左でGKと1対1になったが、左足でのシュートは弾かれてCKに。この左からのCKにゴール正面で阿部が頭で合わせにいくもののうまく当たらなかったが、これが自分の目の前にこぼれ、右足でゴール右下へと押し込んで先制に成功する。
メンバー交代なく迎えた後半、レッズは53分に左サイドからチャンスメイク。梅崎が突破してエリア内に侵入、中をよく見てファーサイドでフリーの平川に出して平川が押し込んだのだが、惜しくもオフサイドの判定に泣く。この直後、エスパルスのアレックスが2度目の警告を受けて退場に。
数的優位に立ったレッズはオープンスペースとフリーの選手をうまく使い、次々と決定機を演出。60分にはポポに代わって原口が入り、さらにチャンスの数は増したのだが、エスパルスの長身GK林の長い腕に阻まれて追加点が奪えない。75分には疲れの見え始めた梅崎に代えて水曜日の試合で2ゴールを挙げた宇賀神を投入。さらに78分には、マルシオを下げてデスポトビッチがピッチへ送り込まれる。
その後も追加点は奪えなかったものの、90分を通して危ない場面はほぼ訪れることなく1-0で試合終了。対エスパルスのリーグ戦では2008年4月以来、ホームでの勝利という意味では2006年9月以来となる勝利だった。
挨拶終了後は、サポーターと共に「We are Diamonds」を歌い、喜びを共有。選手たちはこの日のために用意したTシャツを着込んでピッチへ。Tシャツには1枚につき1文字のアルファベットが記されており、並んで肩を組み、「HAPPY BIRTHDAY 1 5 14 20 24 26」の文字列を作り出し、5月に誕生日を迎えた6選手をお祝いした。
次戦は26日(土)、第13節。味の素スタジアムで19時キックオフで行なわれるFC東京戦に臨む。

加藤順大
(2試合連続無失点勝利だったが?)
「相手が退場した後でも強い気持ちで攻めてくるチームだと思っていたので、今日はいかに0で抑えるかということを考えながらやりました。球際のところは強く行けと言い続けていたのが良かったのかなと思います」
(前半は慎重に守っていた?)
「タカ(高原直泰)さんが前から嫌な追い方をしてくるのは分かっていましたから、その中で怖がってつなげなくなったら、それこそ向こうの思うつぼです。何本かミスパスがありましたが、そこをしっかり補っていくのもうちの今の強みだと思いますし、全員で、というところはできていました。
相手の(前線の)追いが激しいときでもしっかりレッズのサッカーをやろうと徹底したのが良かったと思います」
(今までは前線からプレスを掛けられたときにビビるときもあった?)
「びびっていないですけどね。でも、どこかしら、リスクを掛けないということをやっていたと思います。でも今日は最後までしっかりつなぐことは、できていました。前半の激しく追ってくるところでも、つないでいたのはこれからのレッズのサッカーの中でも、良い方向につながると思います」
(勝利の喜びが大きいのでは?)
「僕もエスパルスに勝ったのは初めてなのでうれしかったです。僕は埼玉にいるときは静岡に勝てなくて、静岡にいるときは埼玉に勝てなかったんですよ。小学校のときからずっとです。全国大会は僕が住んでいない方が勝つんですよ。中学のときは大宮FCで清水エスパルスジュニアユースに負けていますし、レッズユースのときもエスパルスユースに全国大会で負けているんです。やっと勝てたなという思いです。でも、それはさておいて、今日の1勝は上位に勝てたということで、良かったと思いますし、ゼロで抑えられたのは良かったです」
(勝ったが、清水の勢いを感じたところはあるか?)
「前線のタカさんの追い方は非常にいやらしい。レッズだからあのつなぎができたのではないかと思います。あのように追われると蹴らざるを得ないチームがたくさんあると思いましたね」

槙野智章
「予想通り、清水が前線からハイプレッシャーをかけてきましたが、ロングボールではなく、しっかりボールを保持して組み立てようと考えていました。練習でやっていることが、試合でできたと思います」
(無失点だったが?)
「試合前から監督から失点0に抑えようと言われていました。でも、今日はマルシオも陽介も守備をやってくれましたし、全員で良い守備ができていたと思います。後ろだけでできた無失点ではありません」
(得点シーンではつぶれ役になっていたが?)
「阿部さんのゴールシーンは見えませんでした。今年の浦和はセットプレーからゴールを決められているのが強み。良いキッカーもいますし。今日はサッカー王国の意地を掛けて戦いました」
(そういう思いがありましたか?)
「ありましたよ。試合前にバスでスタジアムに来るときから感じていました。「浦和」を前面に押し出して戦いました」
(試合後のTシャツパフォーマンスは?)
「昨日の夜に元気と一緒に作りました。黒いTシャツに白いテープを張っただけですが。歌をみんなで歌えて良かったです。心配なのは、あれをやると次のハードルが高くなっていくことです(笑)」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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