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vs仙台「スコアレスドロー、勝ち点1を積み重ねる」

19日、浦和レッズは埼玉スタジアムにベガルタ仙台を迎えた。
レッズは、3日前の天皇杯3回戦とは異なるメンバー構成。GK加藤、DF平川・坪井・永田・野田、MF啓太・梅崎・マルシオ・柏木・原口、FWセルヒオという4-1-4-1の布陣で臨んだ。
早朝から降り始めた雨は止まぬまま、13時59分に選手が入場すると、スタンド全体が総立ちとなってピッチに拍手が送られ、大きな「We are REDS!」コールが鳴り響くなか、14時3分、前半がキックオフされた。
ベガルタは最前線の2枚もレッズディフェンスラインに対してプレッシャーをかけず、引いて守ってカウンターの形を取る。最終ラインでボールを回す時間が長いレッズだったが、焦れることなく辛抱強くパスをつなぎながら動いた。11分にはマルシオが右サイドで起点となり、オーバーラップした平川がクロス、ニアポストにセルヒオが飛び込んで頭で合わせるが、シュートは惜しくもポスト脇に外れる。このプレー後、リズムをつかんだレッズは優勢に試合を展開。23分には左サイドから野田がクロスと見せてグラウンダーのパスをエリア左深くのセルヒオへ。ターンしたセルヒオの右足シュートがバーの上を超える。
危険な場面をほとんど作らせずに迎えた39分には、セルヒオがドリブルで運んで相手の背後へスルーパス。これをエリア内で受けたマルシオがDFをブロックしながらシュートを放つが、惜しくもGKの正面へ。
前半は押し気味に進めながら0-0で折り返した。
メンバー交代なく始まった後半、梅崎、セルヒオらがシュートを放つが、どちらもミートしきれずにGKの正面へ。63分にはエリア右角から柏木の強烈な左足が枠を捉えたが、これもGKに阻まれる。
73分にはセルヒオに代えて達也を1トップとして投入。達也は81分、野田・柏木と渡ってきたボールをエリア左で受けて左足を振ったが、シュートは枠の外へ。
雨中での戦いでピッチのいたる所に水たまりができはじめ、ボールが止まりはじめる。しかし、それでもレッズの選手たちはしっかりとボールをつなぎ、相手エンドへと運ぶ。86分には梅崎に代えて天皇杯3回戦で2得点を挙げた原を投入。アディショナルタイム3分を含め、選手たちはベガルタゴールを目指したが0-0の引き分けに。同時刻に行なわれていた試合でヴァンフォーレ甲府がジュビロ磐田に敗れたため、16位ヴァンフォーレとの勝ち点差は2から3へ。大きな勝ち点1を積み重ねた。
2節を残すだけとなったリーグ戦。次戦は26日(土)17時30分から、レベルファイブスタジアムでの第33節アビスパ福岡戦に臨む。

坪井慶介
「もちろん勝ち点3を目指していたので、完璧ではないですが、ただ、大きな勝ち点1を刻んだと思います。次に向けて準備をしていきたいです。監督が要求するものを一人一人が理解して、それをピッチで出せるようになってきていると思います。それをベースに、ピッチの中で判断して継続してやっていきたいです」
(ボールの動かし、前への運び方がスムーズだったが?)
「前がフリーな状況を作れるように、なるべくテンポを上げて回すことが重要で、あとは位置取りを意識していました」
(後半ピッチコンディションが悪くなったが?)
「ボールに対して厳しくいくのと、周りの選手がしっかりカバーをするということを意識して、あとはスリッピーでボールが止まったり伸びたりする状況だったので、それにしっかり対応できるように気を付けていました。それが失点ゼロにつながったのかなと思います」
(ヴァンフォーレ甲府が敗れて、多少余裕が生まれたと思うが?)
「2試合ありますが、次の1試合にすべてを準備して、そういう気持ちを全員で持って戦いたいです」
(若い選手たちへの声かけなど意識しているところは?)
「今日の試合中も含めて、いろいろなことが起きても落ち着いてやるように話していて、それについては、継続してやっていきたいです」

梅崎 司
(堅固な守備ブロックをどうやって崩そうというプランだった?)
「根気強くボールを回しながら、幅広くピッチを使いながら、前半は特にサイドバックを高く上げてそこを起点にする、相手がサイドバックについてくれば僕が間で受ける、そこからバイタルに入っていくというプランを思っていました。何度かチャンスを作れていたと思うのですが、本当に堅かったですし、そこを破る力をもっとつけないといけないと思いました」
(リスク回避も考えながらの攻撃に見えたが?)
「相手がブロックを作るのは分かっていたので、簡単に失うと向こうのやり方にはまってしまうし、カウンターというのが向こうの狙いだというのも分かっていました。ボールを大事にしながら、いかに前へ運んでいくか。でもある程度、前に運ぶ力はジュビロ戦に比べて改善されたと思いますし、良い縦パスが入ってから 良い攻撃というのもできていました。僕が外から中へ入ってきたときに、もっと縦パスを相手の間で、DFと中盤のブロックの間で受けて起点を作れたらもっと良かったと思います。そういうのが前半と後半に1本ずつしかなかったので。そこを増やしていかないと堅い守備は崩せないと感じました」
(距離の遠いシュートも多かったが?)
「立ち上がりは特に遠目からも狙っていって、リズムを作っていったり、相手を引き出すという狙いもありますから。そういう流れをもっと自分たちで多く作れれば良かったです」
(結果的に大きな意味を持つ勝ち点1になったが?)
「チーム全体として、90分間、高い集中力を持って切らさずに、同じイメージを持って戦っていけたし、大きな意味を持つ1だと思っています。次で福岡に勝てば、ほぼ(残留が)決まるので、自分たちで残留を決められるます。残り2試合ありますが、次の試合で勝ち点3を奪って、決めたいです。
今のやり方は、リスクマネジメントがすごくできているので、相手にボールをもたれるシーンがほとんどなかったです。
自分たちがボールを持てていたので体力的にも全然違いました。でもスピードアップするときはリスクをおっていかないといけないと思います」
(フィジカルコンディションが良い状態を継続しているが?)
「僕自身、今日は正直、良くなかったと思うのですが、フィジカルコンディションにはすごく気を遣っているし、週のサイクルの中でも試合のときに100パーセントの力を出せるように波を作っています。コンディションの悪い中でもある程度、80パーセントくらいはできるようにという課題を持ってやっていました。そういう事を考えながらできる力が若いときよりついてきたと思います。
以前は後半の途中からすぐ(スタミナが)切れる、バテバテになってしまうと自分の中で感じていましたが、それも経験の中で培ってこられたのかなと思っていますが、でももっとインパクトのある選手にならないといけないです。毎試合、1試合の中で最低1、2回はすごいインパクトのあるプレーをしないといけないと思います。ハードワークが最低限、それプラスアルファが前線の選手としては必要だと思います」
(坪井選手とはやりやすかった?)
「すごかったです。ツボさんの経験、自分の能力を分かっていますし、助けられたところがすごいありました。さすがだと思います」
(応援もすごかったが?)
「サポーターの方々がすごい後押ししてくれました。こんなに苦しい状況にしてしまったのは僕らですから、それでもたくさんの声援を送り続けてくれていたので、本当に感謝しています。すごいパワーをいただいたので、何とか勝利につなげていきたかったですが、残留のかかった試合で負けなかったのは応援のおかげだと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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