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ACL 準決勝 第1戦 vs 広州恒大「アウェイゴール許さず、2-0の勝利で第2戦につなぐ」

10月2日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ2019 ノックアウトステージ 準決勝 第1戦 広州恒大戦に臨んだ。

レッズは、ファブリシオと関根貴大が強烈なシュートでゴールネットを揺らし、2-0で勝利をつかみ取った。

サガン鳥栖戦から中3日。パウリーニョやエウケソンら強力な選手を擁する広州恒大をホームに迎え、大槻監督は、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、鈴木大輔、槙野智章、両ワイドに橋岡大樹(右)と関根貴大(左)、セントラルにエヴェルトンと青木拓矢、2シャドーに長澤和輝とファブリシオ、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

立ち上がりからレッズが主導権を握っていたゲームは、7分にはカウンターからファブリシオがシュートを放ち、10分には槙野からのスルーパスに反応した関根がスペースに抜け出し、鋭い攻撃でチャンスを演出した。

興梠、ファブリシオ、長澤は立ち位置をしっかりと維持し、相手DFの間でボールを引き出し、ギャップを生み出して質の高いコンビネーションにつなげていく。守備では、DFラインと中盤をコンパクトに保ち、タイトなプレッシングで相手の自由を奪っていった。

17分、中盤でボールを奪うと、右サイドから流れるようなコンビネーションで逆サイドに展開、最後は槙野のグラウンダーのパスに反応した関根がペナルティーエリア内でシュート。惜しくもゴールとはならなかったが、その後のCKでもチャンスを演出。ゴールの期待がスタジアムに充満していった。

19分、歓喜の瞬間が訪れる。左サイドの関根からペナルティーエリア手前左でパスを受けたファブリシオが豪快に右足を振り抜き、強烈なシュートでゴールネットを揺らした。ファブリシオは渾身のガッツポーズで喜びを爆発させた。

26分には、自陣で倒された青木が素早くプレーを再開させ、前線でスペースに抜け出した興梠にパスを送る。興梠はドリブルで少し持ち上がった後、ペナルティーエリア手前で待つ長澤にパスを送ると、長澤は右サイドからゴール前に走り込んだ橋岡にスルーパス。GKと一対一になった橋岡は強引に足を伸ばしてシュートを放つも、ゴールラインを割るギリギリで相手に防がれた。

その後も完璧にゲームを支配するレッズ。広州恒大は強力な前線のブラジル人をターゲットにロングボールを展開してくるも、鈴木を中心にハードワークで自由を与えない。コンパクトに保たれ、前線からのプレッシングを続ける中で、前半を通じて相手に決定機という決定機を与えず、1-0のまま折り返した。

迎えた後半、レッズは立ち上がりから前に出ていく。前半のリズムを崩さず、高い位置でボールを奪って攻撃的にゲームを展開していく。

50分以降、相手にゴール前に侵入される回数が少しずつ増えていくも、落ち着いて対応し、相手に主導権を渡さないように丁寧にプレーしながら、球際では激しく身体をぶつけ続けた。

やや展開がオープンになり出した67分、大槻監督は最初の交代カードでファブリシオに代えて武藤雄樹をピッチに送り出した。武藤は投入直後に橋岡からのクロスを右足で合わせるも、相手GKの好セーブに阻まれてゴールならず。こぼれ球に反応した興梠のシュートも相手DFに阻まれた。

相手にDFラインの背後を狙われる危険なシーンを作られながらも、押し気味にゲームを展開し、75分、待望の追加点が訪れる。CKのこぼれをペナルティーエリア手前で拾った関根が、右足を振り抜くと、ボールは鋭い弾道で、ゴールネットに突き刺さった。

終盤、アウェイゴールを奪おうと攻勢を掛ける広州恒大に、攻め込まれる時間もあったが、必死の守りではじき返していく。85分、大槻監督は長澤に代えて阿部勇樹を投入すると、88分には関根に代えて宇賀神友弥をピッチに送り出した。

選手たちは最後まで集中したプレーを続け、第2戦につながる勝利を、2-0というスコアでつかみ取った。

次戦は10月6日(日)17時から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第28節 清水エスパルス戦となる。

【関根貴大】
(目の覚めるようなゴールだったが、打った瞬間はどうだったか?)
「打った瞬間、自分の位置からコースが見えていたので、気持ち良かったです」

(この試合に懸ける思いはどんなものだったか?)
「リーグ、天皇杯、ルヴァン(YBCルヴァンカップ)と不甲斐ない結果を残してしまっていましたし、この大会に懸ける思いはすごく強かった中で、ホームでの初戦をゼロで抑えられて、久しぶりにいいゲームができたので、これを機に流れが変わるのではないかと思っていますし、次につなげないといけないと思っています」

(第2戦で一番のポイントになるのは?)
「絶対に相手は前から得点を狙いにくるので、その背後をカウンターで狙えると思っています。そこを狙っていきたいと思いますし、アウェイゴールを1点でも取れればこの2-0というのはすごくアドバンテージになるので、そこは考えながらやりたいと思います」

(2年前に浦和レッズがACLで優勝したとき、関根選手はチームにいなかったが、この大会に懸ける思いは?)
「僕は帰ってきて、良いとこどりじゃないですけど、ベスト8まで残ってくれていて、チームメートのおかげでこうやってピッチに立つことができているので、自分が活躍してこのタイトルを獲りたいという思いは強く持っています」

(2年前の優勝をどういう思いで観ていたか?)
「僕自身、すごく辛い時期だったので、刺激にもなりましたし、浦和レッズが勝ったことはうれしかったですけど、自分がそこにいない悔しさもあったので、それを今回晴らしたいと思います」

(第2戦に向けての意気込みを)
「本当に内容どうこうよりも結果がすべてですし、次の試合をいい形で(決勝に)上がれるように、がんばっていきたいと思います」

【鈴木大輔】
(今日の試合を振り返って)
「2点取ったところと、守備が全体でゼロに抑えられたところが、非常に良かったと思います」

(具体的なゲームプランは?)
「ホームで第1戦をやるということで、前へ前へというところが今日のテーマで、立ち上がりから相手に圧力をかけて、相手にボールを握らせないところを徹底しようというところで、自分も後ろからラインを押し上げて、コンパクトにした中で、少し挑戦的というか、前に圧力をかけるところを意識しました」

(相手は前線に強力な外国籍選手がいたが?)
「やはりカウンターのところはすごく怖くて、自分たちが攻めているときこそピンチだと思って、後ろは対応していました。そういう気持ちで守れていたところが良かったと思いますし、後ろの3枚含めて、チャレンジ&カバーのところが今日はすごくはっきりできたので、ピンチも何回かありましたけど、なんとか抑えられたかなと思います」

(チーム全体の印象は?)
「システムを試合の中で変更してきたので、それに対して自分たちが今日はうまく対応できましたけど、いろいろなパターンを持っているのかなという印象です」

(クリーンシートで終えられた要因は?)
「試合を通して、やることがはっきりしていたし、後半少し押し込まれる時間帯がありながらも、自分たちでスペースを見つけながらボールを握れたので、相手の時間帯から自分たちの時間帯に持ってくる時間が早かったかなと思います。今日のテーマのところで、前に前にというところがあったので、前線から圧力をかけた守備は今日の良かったところだと思います。次はアウェイでやりますけど、ホームで2-0で勝ったことで逆にチーム全体として危機感を持って、相手が前に出てくるところははっきりしているので、それが逆に怖いところがあります。今日の姿勢を大事に、またゲームプランを練っていきたいです」

(熱い応援をしてくれたファン・サポーターに向けて)
「今日も平日の夜にも関わらずたくさんの人が来てくれて、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)を獲りにいくという気持ちを自分たちも強く持っていますが、ファン・サポーターの方々からも強く感じたので、それに応えるためにもしっかりとアウェイで勝ちたいです」

(第2戦に向けての意気込み)
「今日良かった部分と、相手に主導権を握られた時間帯をもう一度整理して、次にもっと良い戦いができるようにやっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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