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ACL 準々決勝 第1戦 vs 上海上港「2点リードから追いつかれるも、貴重なアウェイ2ゴールのドロー」

27日、浦和レッズは上海体育場で、AFCチャンピオンズリーグ2019 ノックアウトステージ 準々決勝 第1戦 上海上港戦に臨んだ。

前半の2点リードから後半に追いつかれるも、貴重なアウェイ2ゴールを奪い、ホームでの第2戦につないだ。

過密日程の中で行われた重要な一戦。大槻 毅監督はGKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに橋岡大樹(右)と関根貴大(左)、セントラルにエヴェルトンと青木拓矢を配し、2シャドーに長澤和輝とファブリシオ、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

開始3分、早くも試合が動く。ファブリシオが倒され、敵陣中央でセットプレーのチャンスを得ると、長澤のFKを相手GKがファンブル。その一瞬の隙を見逃さなかった槙野が冷静に蹴り込み先制に成功した。

前線のフッキやマルコ アルナウトビッチにボールを収めて攻撃の形を作り出そうとする上海。レッズはやや守勢に立たされるも、槙野やマウリシオが身を挺して自由を奪い、コンパクトな守備陣形を保ちながら相手の攻撃をはじき返していく。攻撃に転じれば、広大な中盤のスペースでボールをつないでリズムを作り、相手DFラインの背後を積極的に狙っていった。

レッズは耐える時間を乗り切り、少しずつ主導権を手繰り寄せていく。すると30分、待望の追加点が訪れる。相手DFラインの背後を狙った長澤のパスに興梠が抜け出し、興梠は相手DFのプレスを制して右足を振り抜いて、鮮やかな追加点を突き刺した。

レッズはその後も出足の速さと運動量で相手を上回り、危険なシーンを作らせずに、前半を2点のリードで折り返した。

迎えた後半、前半と同じく立ち上がりにゲームが動く。49分、レッズの右サイドからドリブルでペナルティーエリアに侵入してきたオスカルをマウリシオが倒してしまい、PKを献上。これをフッキに決められて1点差に詰め寄られる。

その後も怒涛の攻撃を仕掛けてくる上海に、レッズは自陣に押し込まれ、多くのシュートやゴール前へのクロスを受ける。しかし緊迫した苦しい時間帯をチーム一丸となって乗り越えていく。

耐え忍ぶレッズだったが、69分、またも相手にPKを与えてしまう。ペナルティーエリア内での混戦を、身を呈して弾き返していくも、リュ ウェンジュンのシュートがマウリシオの手に当たったとしてハンドの判定。71分、これをフッキに決められて2-2の同点にされた。

大槻監督は失点直後、エヴェルトンに代えて柴戸 海をピッチに送り出す。

ゲームは次第にオープンな展開になり、選手の脚が止まり出す。ファブリシオは積極的にドリブルで持ち出してミドルシュートを狙うなど、この時間帯の攻撃を牽引していった。

88分、大槻監督は2枚目の交代カード使い、ファブリシオに代えて阿部勇樹を投入すると、アディショナルタイムには興梠に代えて武藤雄樹をピッチに送り出した。

上海まで駆けつけたファン・サポーターの声援を背に、レッズは最後まで攻守のバランスを保ちながらチーム全員で戦い抜き、2-2で試合終了のホイッスルを聞いた。

次戦は9月1日(日)19時3分からShonan BMW スタジアム平塚で行われる、明治安田生命J1リーグ 第25節 湘南ベルマーレ戦となる。

【長澤和輝】
(セットプレーから何度もチャンスを作ったが?)
「序盤のセットプレーで自分たちが得点できたので、相手にセットプレーからの失点という脅威を与えられたと思います」

(ファブリシオ選手と橋岡選手が入って高さもあったが?)
「中の選手の動きも良かったし、最初のゴールも槙野選手から蹴る前に声がけがあって、そこを狙ったらまさに点につながったので、彼の動きが良かったのだと思います」

(2点目はすばらしいパスだったが?)
「興梠選手は攻守の切り替えのときに常に良いポジションを取っていて、今日も何度もチャンスになるような動きをしてくれていました。その一つでしっかりと相手の背中を取って、スペースを取りにいってくれていたので、そこに落としたらチャンスになるかなと思っていました。うまく点につながってくれて良かったです」

(出す方としては難しかったと思うが?)
「興梠選手の動きが良かったですし、ボールを流しても間に合うくらいしっかりとスペースを取りにいってくれていたので、こちらとしては出しやすかったです」

(相手は後半に生き返ってしまった印象だが?)
「細かいところですけど、ペナルティーエリアに侵入されて、そこから相手を倒してしまいました。そもそも始まりは自分たちのパスのズレでボールを失って、自陣の深いところでボールを失っての状況なので、入りのところであのようなミスをチーム全体として、してはいけなかったと思います。あのような自分たちのミスからの失点で流れを持っていかれて、すごくもったいないと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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