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ACL グループステージ MD5 vs ブリーラム・ユナイテッド「興梠、武藤のゴールで貴重な敵地での勝ち点3をつかむ」

7日、浦和レッズはブリーラムスタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ2019グループステージ MD5 ブリーラム・ユナイテッド戦に臨んだ。

レッズは武藤の決勝ゴールを最後まで守り抜き、グループステージ突破に望みをつなげる勝ち点3を敵地でもぎ取った。

リーグ前節のジュビロ磐田戦から中3日、気温30度を超える厳しい気候の中、長距離移動による選手の疲労なども心配されたが、スタメンに大幅な変更はなく、DFラインは右から鈴木大輔、岩波拓也、槙野智章、両ワイドに森脇良太(右)と山中亮輔(左)、セントラルミッドフィルダーにエヴェルトン、青木拓矢、長澤和輝、そして2トップに武藤雄樹と興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

開始3分、いきなり試合が動く。スムーズにボールを回しながらアタッキングサードに侵入すると、ペナルティーエリア手前中央からエヴェルトンが興梠に縦パスを通し、興梠は落ち着いて右足を振り抜いて先制点を決めた。

長短のパスを使いながら局面で数的有利を作り出し、主導権を握ってゲームを進めていくレッズ。武藤や山中にも決定機が訪れるが追加点が奪えずにいると、13分にはショートカウンターから最後はペドロ ジュニオールにグラウンダーのクロスを押し込まれて同点に追いつかれてしまう。

しかし、試合の流れを相手に渡さないレッズは再三バイタルエリアに侵入して決定機を作り出していく。両ワイドを起点とした組み立てはもちろん、FW2枚にエヴェルトンが関わって中央からの崩しも積極的にトライしていった。ペドロ ジュニオールのスピードを生かしたカウンターには最大限警戒しなければならなかったが、青木や長澤はリスクマネジメントを怠らず、身を呈して相手の自由を奪っていった。

すると23分、ペナルティーエリア手前中央から興梠とエヴェルトンがパス交換を行い、最後は武藤がペナルティーエリア中央から左足を振り抜き追加点を奪う。

1点リードで迎えた後半、立ち上がりから攻撃のアクセルを強め、前線からのプレスの強度を高めてきた相手に主導権を握られた。局面をコンビネーションで崩してビルドアップを狙うレッズだが、出足の鋭くなったブリーラムの守備に阻まれてスムーズに攻撃の形を作り出せない。

70分、鈴木が高い位置で相手にプレッシャーを掛けてボールを奪い、右サイドに流れた武藤にパスを供給。武藤はグラウンダーのクロスを選択し、走りこんできた長澤がペナルティーエリア中央で合わせる決定機を迎えたが、シュートはゴールマウスを捉えることができなかった。

武藤や興梠が低い位置に降りてビルドアップに関わりながら支配率を高め、徐々に主導権を手繰り寄せていくレッズ。72分には、オリヴェイラ監督は長澤に代えて柴戸 海をピッチに送り出すと、79分には武藤に代えてアンドリューを投入し、ゲームのバランスを整えにかかる。

オープンな展開の中で、どちらのチームも攻撃の手を緩めずにチャンスメイクを繰り返していく。両者共にいつ得点が入ってもおかしくないスリリングな展開の中、83分には森脇の縦パスに反応したアンドリューが右足で強烈なシュートを放つが惜しくもGKに阻まれてしまった。

さらに、試合終了間際の87分、エヴェルトンに代わって投入された荻原拓也は、投入直後に右サイドからのパスを受けて左足を振り抜くも、シュートはポストに当たって惜しくもゴールならず。

その後も集中力を切らすことなく全員が走り続けたレッズ。気候や長距離移動といった過酷な条件をはねのけ、グループステージ突破に望みをつなげる勝ち点3を、全員が戦い続けることでつかみ取ってみせた。

次戦は5月12日(日)15時から豊田スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第11節 名古屋グランパス戦となる。

【武藤雄樹】
(試合を振り返って)
「必ず勝たなければならなかったので、アウェイで暑さもあり難しい試合でしたけど、しっかり走って勝ち点3を取れたことが本当に大きいと思います」

(試合の入り方が良かったと思うが?)
「試合の入りは本当に良かったと思います。前からいくところや、人数を掛けながら間でボールを受けて攻撃するというところで、相手の3ボランチの脇を使いながら、スカウティング通りの攻撃ができたと思います。そこで点が取れたことは良かったですが、逆に言えば不安視していたカウンターで失点してしまったところもあります。次の試合ではそうしたミスは許されないと思うので、そこは気をつけないといけません」

(ブリーラムの今日の印象は?)
「カウンターはすごく速いチームだったので、そこは警戒していたところでした。1本やられてしまいましたけれど、この暑さの中で、最後まで粘りきれたことは大きいと思います」

(背後も狙えていたが?)
「一番はうちのDFラインのところや中盤でボールを持てる時間がありましたが、その辺りはブリーラムの緩さがあってそのようなシーンが増えたと思います。リーグ戦だったり、次の北京国安であったり、もっと厳しく来ると思うので、そうなったときに今日のような攻撃ができるかが課題になると思います」

(決勝点について)
「エヴェ(エヴェルトン)が前でボールを奪ってくれたので、そのこぼれ球をしっかりゴールに流し込めて良かったと思います。なかなか点が取れずにチームに貢献できていなかったですし、自分も悔しさなどを抱えていたので、今日のゴールをきっかけにまたがんばっていけたらと思います」

(暑さの影響はやはりあったか?)
「やはり日本よりは全然暑かったですし、最初から飛ばしたので少しキツいところはありました。交代選手を含めて、みんなで最後まで走り切れたと思いますし、遠くタイまでファン・サポーターのみなさんが駆けつけてくれて、応援してもらったことで最後は粘りきれたと思います。本当に感謝しています」

(ホームでの北京国安戦に向けて)
「必ず勝って、決勝トーナメントに進みたいと思っています。埼スタで、すばらしい雰囲気を作ってもらえると思うので、いいプレーをして期待に応えたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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