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ACLグループステージMD6 vsブリスベン 最後まで体を張って戦い、ACL最終戦を初勝利で終える

5日、浦和レッズはオーストラリア、ゴールドコーストのロビーナ スタジアムでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2015グループステージMD6ブリスベン・ロアー戦を戦った。

昼間の蒸し暑さは消え去り、心地よい微風がそよぐ中、試合は現地時間19時(日本時間18時)にキックオフされ、選手たちは浦和から来た約150人のサポーターの声を背に受けながらプレーした。

連戦と移動の負担などを考慮したレッズは、先週末のガンバ大阪戦から大幅にメンバーを変更。GK大谷幸輝がレッズでの公式戦デビューを果たし、DFでは岡本拓也が期限付き移籍からの復帰後初出場。右足負傷などで離脱していた興梠慎三が1トップに入り、キャプテンマークを巻いた。

前半はブリスベンボールでキックオフ。「グループステージ突破のため、3得点以上を取りたい」と語っていたブリスベンが立ち上がりから前掛かりに来る中、レッズは冷静に相手の動きを見ながらボールを奪い、ピッチの各所にできたスペースをうまく使いながらチャンスをつくっていく。

10分から20分ごろまではピンチもあったが、18分にMFディヴァンテ・クラットがペナルティーエリア内から蹴ったシュートをGK大谷がファインセーブするなど、レッズが次第にペースをつかんでいった。

流れを変える先制点が生まれたのは24分。啓太からの長いスルーパスを受けた興梠が左足で冷静にゴールを決めた。興梠にとっては湘南ベルマーレとのリーグ開幕戦以来2ヵ月ぶりとなるゴールだった。

1点リードで迎えた後半も、レッズは冷静に試合を進めた。そして57分、興梠と交代でピッチに入った武藤がファーストプレーで魅せる。中央で李が相手と競り合って高木に落とし、ゴール前に走り込んだ武藤にパス。武藤が左足で決め、2-0とリードを広げた。

さらに攻勢に出るブリスベンに対して受け身になる時間が増えていき、70分に1点を返されてしまうが、その後は多少浮き足立つ様子がありながらも、選手たちが最終場面で体を張ってゴールを守る。

ベンチも勝ち点3への執念を見せ、71分に平川に代えて宇賀神、79分には啓太に代えて小島を投入。小島は期限付き移籍からの復帰後初出場となった。終盤は岡本、永田、加賀の3バックが攻めに来る相手を厳しくマークし、2-1で逃げ切りに成功した。

最後の6戦目でようやく勝ち点3を手にし、オーストラリアから良い流れを日本に持ち帰るレッズ。次戦は10日(日)、ユアテックスタジアム仙台にて15時キックオフの明治安田生命J1リーグ 1stステージ第11節、ベガルタ仙台戦に臨む。

【興梠慎三】
「相手の中盤の選手が、パス回しがうまくて、前半から体力を奪われることが多かったです。でもそこでDF陣が何とか耐えてくれました。相手に押される時間が長かったですが、チャンスも多く作れましたし、良い試合だったと思います」

(久々の試合だったが?)
「まだ体力的にちょっと不安なところはありますが、ボールを止める蹴るの感覚はにぶっていないと思いました」

(ゴールシーンを振り返ると?)
「啓太さんからスルーパスが来たので、冷静にファーに打ちました。良いコースに飛んでくれたと思いますし、どうしても先制点が欲しかったので、良い試合運びができたと思います」

(ACLを振り返ると?)
「なかなか試合に出ることができなくて、スタンドから見ることが多かったので、なんで勝てないんだという歯がゆい気持ちもありました。その中で自分が今日はゲームキャプテンということで、『最後くらいは勝ち点3を取ろうよ』と言って、チーム一丸となって戦いました。来年にまたつながるような勝ち点3だったと思います」

(リーグ戦に向けては?)
「今日のようなリーグのスタメン組がいない中での勝ち点3は、普段出ている選手たちにプレッシャーを掛けられると思いますし、そのプレッシャーはチームを向上させると思います。今日見てもらったら分かると思いますが、誰が出ても浦和らしいサッカーができるということを証明したと思います。次はJリーグの試合に出られるようにがんばります」

(前半終了間際に右足を痛めていたようだが?)
「(打撲したのは)違う場所です。大丈夫です」

(今日の試合は復帰戦として良かったのでは?)
「体力的には息が上がるというか、90分走れる体ではなかったです。明日は体がどこか痛くなりそうです(笑)。1ヵ月くらいチームを離脱していましたが、今、チームは調子が良いですから、この試合でそれを壊したくありませんでした。この勝ち点3はすごく大きいなと思います」

(相手にボールを持たせていたのか?)
「うちも言えば消化試合のようなものですから、引いて守るということはしたくなかったですし、自分がキャプテンとして指名されたので、『勝ち点1なんていらないから、勝ち点3を取りにいこうよ』と言っていました。向こうの方が勝たなければならない試合ですし、こちらはとにかく気持ちで勝ちに行こうよという話をしました」

(キャプテンは?)
「今日言われました。ヤマさんの引退試合でキャプテンをやらせてもらいましたが、そのとき以来です。公式戦は初めてです。やるからにはピッチで表現しなければいけないと思いますし、いつも以上にピッチで声を出さなければいけないと思ってやりました。ボールを回される時間帯に自分がもっとキープできれば良かったですが、勝ち点3につながったということは、キャプテンどうこうじゃなく、みんなががんばったお陰です(笑)」


【大谷幸輝】
「うまく試合に入れなかったわけではないですが、最初はちょっと安全にいきすぎて、僕がもらったらロングボールを蹴ることが多かったです。途中からみんなも『もうちょっとつなげ』と言っていたので、パスをつなげるようにできたと思います」

(危ない場面で好セーブもあったが?)
「自分が止めたというのは最後のFKぐらいしかなく、あれは弾けて良かったですが、それも枠に行っていたのかどうかわかりません。それ以外は、本当にみんなが体を張ってブロックしてくれていたし、粘り強く守備をしてくれていたと思うので、僕のところまで来ることは少なかったです」

(後ろでのボール回しについては?)
「バックパスの処理などは落ち着いてできていたと思いますが、もっと視野を広く持てるはずだし、もっと良いボールを前に送らないと駄目だと思います。そういうところは周くん(西川)がすごく上手ですし、もっとしっかりつながるボールを蹴れるようにならないといけないです」

(1-2になってからは少し押される場面もあったが?)
「ちょっとみんなが疲れてきたこともあって、押し込まれる場面もあったんですが、最後のところでみんな体を張って守っていたので、ゴール前まで来られることはあっても、良い形でシュートを打たれることはなかったと思います」

(初めてレッズで公式戦に出場した感想は?)
「楽しかったですし、勝てて良かったです。1試合出場して、これだけできたことで、これからもっともっとやっていかなくてはいけませんが、ここまでできるということは見せられたと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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